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御坊市・ふるさと納税2年連続10億円突破 〈2023年1月29日〉

2023年01月30日 08時30分00秒 | 記事


みーやちゃんと、みーやちゃんサポーター第1号で
日高広域観光振興協議会公式インフルエンサーの
坂尻夏海さんが、ふるさと納税PRに一役


 御坊市が、昨年12月末現在の令和4年度ふるさと納税寄付額をまとめた。前年度同期比で7・9%増の10億6212万7000円の寄付があり、2年連続で大台の10億円を突破。今のペースなら過去最高だった前年度11億2455万4000円を上回ることも期待できる。全庁的に出品事業者の新規開拓に力を入れ、返礼品数は939品目に増えるなど全国の御坊ファン、リピーターを増やす取り組みを続けていることが功を奏している。

 12月末現在の寄付件数は8万7120件、寄付総額は10億6212万7000円で、前年度同期に比べ件数は6・8%増、寄付額は7179%増。返礼品はイチゴやスイカ、メロン、ミカン、梅、フルーツセット、野菜セットが人気で、果物・野菜類が全体の97・8%。寄付者は東京都が24・5%と最も多く、次いで神奈川県10・3%で、関東地方が全体の49・7%。寄付額は1万円が全体の84%を占め、最高額は95万円(全自動麻雀卓)。
 平成28年12月からインターネットを活用した大手ポータルサイトに委託。28年度4844万円だったのが、29年度1億395万7008円、30年度2億4424万4070円、令和元年度5億9459万423円、2年度9億6126万5633円、3年度11億2455万4000円と、5年連続で過去最高額を更新している。今年度も好調を維持し、前年度より速いペースで10億円を超えた。前年度は1~3月で1億6千万円の寄付があり、初の12億円超えも視野に入る。
 返礼品は地元事業者、地元産品を基本としているため、寄付額を増やすには新規事業者の開拓、出品事業者へのフォローや連携が重要とし、3年度から庁内に推進員を配置するなど体制を強化。今年度は11事業者が新規参画し、74事業者に増えた。返礼品は前年度772品目から939品目に増え、さらに充実。2年度末と比べ事業者、返礼品とも約2倍に増えている。
 御坊商工会議所の会員事業所に「ふるさと御坊PRサポーター」登録を呼びかけ、登録事業所に市が作成した名刺やチラシを営業先等でPRしてもらい、寄付者には御坊の魅力を紹介する返礼品カタログを送り、野口オートキャンプ場の利用者などへのアピールも続けている。市企画課は「今後も御坊を応援してくれる御坊ファンの獲得に努めたい」と。返礼品の新規事業者は随時募集中。問い合わせは同課(電話23・5518)へ。


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