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御坊市議選・定数1超過で短期決戦の構図固まる 〈2023年1月8日〉

2023年01月10日 08時30分00秒 | 記事

 15日告示、22日投開票の御坊市議選(定数14、任期満了25日)で、5人目となる新人が立候補の意志を固め、週明けに正式表明する見通しとなった。これで立候補予定者は現職10人、新人5人の計15人となり、定数を1人超過。告示まで1週間と迫る中、短期決戦の構図が固まったことで各陣営ともアクセル全開の臨戦態勢に入った。引退票や浮動票をめぐり、し烈な票取り合戦が展開されそう。

 新たに立候補の意志を固めたのは、保守系無所属新人の小澤俊和氏(69)=無職、岩内=で、週明けに正式表明する見通し。これで新人は、共産党公認で党市委員会女性・子ども責任者の楠本香織さん(41)=塩屋町南塩屋=、日本維新の会公認で会社員の天倉勝也氏(62)=湯川町小松原=、保守系無所属新人で会社役員の西本裕行氏(57)=湯川町財部=、保守系無所属新人で会社員の辻󠄀本正人氏(53)=島=のあわせて5人となる。
 現職は、田端卓司議員(73)=共産党・当選3回、名田町野島=、西本和明議員(72)=8回、野口=、平井俊哉議員(64)=4回、塩屋町北塩屋=、田中数将議員(45)=3回、湯川町財部=の4人が今期限りでの引退を表明。他の10人は続投、うち1人が県議選(3月31日告示、4月9日投開票)御坊選挙区への転身意向を示している。
 他に新人を擁立する動きがあり、定数を2人以上超過する可能性も。4年前と同様に無投票がちらつく中の前哨戦は盛り上がりに欠けていたが、短期決戦の構図が固まったことで選挙ムードが徐々に高まりそう。現職は事務所開きを行ったり、地元を中心に市内を回るなど本番に向けて動きを加速させている。新人は昨年夏に立候補を表明した人は精力的に活動しているのに対し、他の人は昨年末から年始での表明のため、これからが勝負どころ。
 現職議員が不在となる塩屋、名田両地区、大票田の御坊、湯川両地区などで引退票、浮動票をめぐるし烈な票取り合戦が加熱しそう。現職陣営は「油断せず支持拡大を図りたい」。新人陣営は「全力で頑張るだけ」との声が聞かれ、各陣営とも支持拡大に全力を挙げる。立候補を予定している現職は次の皆さん。当選回数順。
 向井孝行(69)当選9回、藤田町吉田▼山本清司(62)8回・自民、藤田町吉田▼村上宗隆(70)4回・自民、薗▼山田勝人(48)4回、薗▼小池佐左夫(72)3回、薗▼松本隆史(51)3回・自民、湯川町財部▼宮路雅仁(59)2回、湯川町小松原▼松屋久紀(55)2回・自民、野口▼小川春美(64)1回・共産、島▼芝田学(50)1回・公明、湯川町富安。


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