紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

前職・森下誠史氏、美浜町長選出馬へ 〈2023年1月27日〉

2023年01月27日 08時30分00秒 | 記事

 任期満了に伴う2月7日告示、12日投開票の美浜町長選挙に、前職・森下誠史氏(67)=三尾=が立候補への意思を固めた。森下氏は、平成31年2月の前回選挙で現職・籔内美和子氏(60)=浜ノ瀬、1期目=とがっぷり四つの激戦を繰り広げ、511票の差で涙をのんだ前町長。今回、町長選には籔内氏が立候補を表明し、これまで他に対抗馬は見られず無投票ムードが漂っていたが、告示まで2週間を切って一転、因縁の二人の短期決戦へと突入する。森下氏は近く、正式に出馬を表明する。

 森下氏は平成23年から2期8年、「感動の美浜は笑いと元気から」をスローガンに町政をかじ取り。1期目は町道吉原上田井線整備の新規着手や中学生までの医療費無料化、出生祝い金創設、小学校の空調設備整備などに尽力。2期目は、松原地区高台津波避難場所や三尾場外離着陸場など防災施設整備を進め、財務省出身の西山巨章氏を地方創生統括官に迎えて3つの地方創生プロジェクトを創設して町の活性化を図るなど実績を重ねた。

山崎悦子氏(三尾)出馬へ
町議選も選挙戦か

 町長選と同時に行われる町議選(定数10)には、前回選挙で涙を飲んだ山崎悦子氏(71)=三尾=が立候補を決めた。
 現職・髙野正氏(72)=和田、5期目=が高齢などのため、同・森本敏弘氏(64)=田井、1期目、日本共産党=も健康上の理由で、ともに立候補しないことを表明。同党からは、森本氏の代理の候補者を擁立する方向で、難航しながらも人選を進めている。
 これまで無風で再選挙の可能性までささやかれていたが、ここにきて水面下での動きが活発化してきた。現職高齢議員に代わって身内が立候補を検討し、和田地内でも出馬に向けた動き。選管に関係書類を取りに来た1陣営もおり、選挙戦になる様相を呈してきた。


 その他の主なニュース

松原小(美浜町)4年生が枯松の伐採を体験

印南町商工会スタンプラリー2回目抽選会、応募総数は過去最高と大好評

和高専(御坊市)5人が防火啓発用アプリを開発、市消防に使用の権利を寄贈

志賀小(日高町)で公共交通教室、バス乗車体験やマナー学ぶ