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生瀬ファミリー集結!

2006-04-29 04:34:50 | Weblog
本日は稽古オフでした。
元々アニメのレギュラーが入っているので毎週金曜を稽古休みに設定したのですが、今週は録りがお休みになりました。
なので久々の完全オフです(日光以来)。
まあ、探せばやる事は何だかんだとあるわけですが、
ちょいと身体がリフレッシュを求めておりました。
要するに遊びたかったのです。

ちょうどそんな風に思ってる時、電話が鳴りました。
名俳優、生瀬勝久さんの奥様からです。

「今日どうですか?」
「あ、大丈夫っす!」

それだけで話が通じます。
何やらまるで密会のようなやり取りですが、実情は全く違います。
麻雀のお誘いです。

僕が敬愛してやまない生瀬さんとの出会いは何年前になるでしょうか?
4年ぐらい前でしょうか?
きっかけは麻雀でした。
知人にメンツが足りないからと都内某所の一軒家に連れていかれました。
豪邸でした。
ものすごく広いリビングに通されると、そこには”あの”生瀬さんがいらっしゃいました。
そして、やたら美しい奥様がいらっしゃいました。

遡れば多分十年以上前の事だと思います。
NHKのドラマを(多分「カンパニー」という題名だったと思います)
何となく観ていた時、一人の役者さんに目を奪われました。
主役だった椎名詰平よりも俄然魅力的でした。

その方が生瀬さんだったのです。

現在の生瀬さんのご活躍ぶりは僕が説明するまでもないでしょう。
最近始まった月9「トップキャスター」や日テレのドラマ「ギャルサー」での
演技には腹を抱え笑わせていただいております。

その衝撃的な出会いから現在までおよそ4年間、生瀬夫妻には本当にお世話になりっぱなしです。
麻雀の時には大抵呼んでいただくようになり、
その度毎に素敵なディナーをご馳走になり、(その年美味かった料理ベスト3には
毎年生瀬家で出されたものが必ずランクイン!)
ゴルフセット一式くださったり、
もちろんゴルフに連れていってくださったり、
熱海に連れてってくださったり、
そして僕が禁煙に成功したのも、生瀬さんのおかげだったりするのです。
(結構いい話だったりするのですが、やたら長くなるので(既に長いし)
省略します。)

こうして、定期的に生瀬家にて会合が持たれるわけですが、
そこには割とコンスタントに顔を出す連中がいたりします。
僕の大学の先輩池田成志さん、元キャラメルの近江谷太朗さん、ナイロンの大倉などなど。
言わば生瀬ファミリーとでも呼ぶべき連中です。

本日の生瀬ファミリー会合の参加者は僕、そして”怪優”山西淳、そしてMOPの素晴らしい役者、小市慢太郎でした。
ワイワイバカ話をしながら麻雀を楽しみ、やたら美味いちゃんこ鍋を皆でつつき、
実に楽しいひと時を過ごしたわけです。
僕にとっては実に素敵な休日となりました。

そして嬉しい事に、今回の僕達の芝居、仕事さえなければ必ず観に行くと言ってくださいました。
明日からの稽古、より一層気合の入ったものになりそうです。
充電完了です。
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稽古2日目(タイトル普通ですみません)

2006-04-28 04:34:38 | Weblog
稽古は18時からでしたが、とりあえずそこまでが大変でした。
昨日の段階でケータリング充実宣言をしてしまったので、(何でしたんだろう)
そこはほれ、約束を守る漢(おとこ)で有名になりつつある小山としてはまずそれをやってしまおうと、近所のスーパーへ向かいました。
お菓子、のど飴、コーヒー、ブライト、シュガー、紅茶、お茶のティーバッグ、
一ケースの水、緑茶、そして人数分のティーカップ等を買い込み、
誰もいない稽古場に向かいました。
稽古場といってもそこは廃校になった中学校の教室。
当然エレベーターなんぞはついておりません。
手に一杯の荷物を抱え、エッチラエッチラ階段を何往復かしました。

運び終えたところで一息つく暇もありません。
その足で新宿御苑のシアターサンモールへと急ぎます。
今回出演してくれる臼井の所属する、そして僕も客演で何回かお世話になっている
BQMAPの公演が明日から始まるという事で、チラシの折込をさせていただく事に
なっていたのです。
着いた頃にはすでに幸野が待っていてくれました。
(今回彼は折込隊長に任命されてます)
劇団の制作の皆さん、何人かの役者、そして劇場主さんへの挨拶を済ませ、
僕と幸野と何故かBQの制作鈴木さんに手伝ってもらい(コーヒー一杯おごるという契約で)、2000枚の折込を済ませました。
時既に5時ちょい過ぎ。幸野と二人で急いで稽古場に向かいました。
途中「ガンツ(森田)さんは早過ぎるか遅いかどっちかだと思うんだよ。」
などと話ながら(因みに昨日は誰よりも早く来てました)
稽古場に向かいました。

稽古場に着いたら案の定ガンツさんから15分遅刻するとの連絡。
あまりにも予想通りで怒る気にもならず、むしろ笑ってしまいました。

そんなわけで始まった稽古2日目。
今日も本読みをしました。
昨日は全くの初見、今日はじっくり読んできてもらった上での本読み。
僕が今日一番知りたかったのは、そこにどれ程の違いが生まれてるかという事でした。
予想通りというか、意外と初見と変わりありませんでした。
もちろん多少変えてきたり、多少スムーズになってる部分はあるのですが、
殆どの人が初見と基本ラインは一緒でした。
それは良い悪いとかいう問題ではなく、役者というものは外部からの何のサジェスションもない場合、常に自分が一番やりやすい演技をチョイスをするのだなという
事が改めて分かりました。

もし今日の本読みが昨日と劇的に違うものになっていたら、
細かく演出をつけるのはもう少し先にしようかと思っていました。
しかし今日のを聞いた限り、それはあまり有効な手段ではないと
判断しました。
くれぐれも言いますが、良い悪いの問題ではありません。
僕の思い描いている完成形(実はそんなものは永久にないのですが)に
少しでも早く近づける為の最善のチョイスとして、
この作品の生命線である「テンポ」をまずつけてしまおうと思ったのです。

僕も役者なので分かりますが、役者というものは何も指定がなければ自分の気持ちのいいリズムで演技をしがちです。
それが功を奏す事もたまにあったりしますが、大半はやたらまどろっこしい、もしくはやたらスピーディーで聞きづらいものだったりします。
客観性のある役者はさすがに、言われなくてもそのシーンにそぐった心地いいリズムを奏でてくれます。(こういう役者がいてくれるとホント助かります)

ただ、一番役者に必要なのは何かと言われれば対応力ではないかと
思ったりもします。
言われたことを即座に自分に取り込み、即座にそれを表現する。
この作業をスムーズにやってくれると演出は助かるし、何より楽しい。
その逆はただつらいだけです。
僕は基本的にサドではないので、人を追い詰めたりするのが好きではありません。
共に楽しみながら作っていければ、それにこした事はありません。

そんな楽しい稽古場が実現しそうな事、
それは今僕にとって最大の喜びです。

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稽古初日なのにまるで卒業式

2006-04-27 03:28:13 | Weblog
いよいよ始まりました!
本日顔合わせという事で、本番直前の2人を除く12人の役者、
何人かのスタッフ、そしてそれぞれの事務所のマネージャーさん達も大集結し、
盛大な稽古初日となりました。
僕の挨拶、役者達の自己紹介、マネージャーさん方のご挨拶など一通りすんだ後、
いよいよ本読みの時間になりました。
まさにいよいよです。
思えばこの瞬間の為に頑張ってきたわけです。
稽古初日に台本を最後まで読み合わせる。
役者だけをやってた時から常々思っていた
稽古初日における理想の形が今まさに実現しようとしてるのです。

台本が僕の手元から役者一人一人に手渡されました。
それはまるで、卒業式における先生から生徒への卒業証書の受け渡しのようです。
なぜか「卒業おめでとう!」と一言付け加えざるを得ない状況になってました。
そんな風にふざけながらも、僕はまるで我が子を送り出すような気持ちに(独身のくせに)なってました。
心の中でつぶやきました。

「いい子に育ててもらえよ。」

こうして台本一つ一つが僕の手から巣立って行きました。
そしていよいよ本読みです。
その際一つ注文を出しました。
全くの初見でやってくれという注文です。
その目的としては、役者それぞれの瞬間的な適応力を見たいのと、
話の流れ、自分のキャラが分かってくにつれどう変化していくか、
言わば柔軟性みたいなものも同時に見れたらと思ったわけです。
誰がどうだとかは敢えて言いませんが、色々と発見出来ました。
いい本読みでした。

最後まで読み終えてはっきりした事があります。
自信から確信に変わりました。(by松坂大輔)
もちろんまだ完成形には程遠いのですが、
間違いなく面白い作品になることだけははっきりと分かりました。
チラシの挨拶の所に書いた
「一瞬たりともお客様を飽きさせない素敵な”娯楽”を提供します。」
というワンフレーズが偽りの言葉にならずにすみそうです。
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こんにちわ赤ちゃん。私がママよ。

2006-04-24 06:14:08 | Weblog
まさにそんな気分です。

たった今、台本が完成しました。

いい子が産まれました。あとは立派な大人に育てるだけです。

「稽古初日までに台本を完成させます!」
何ヶ月か前に、何人かのキャスト、スタッフに高らかに宣言をしました。
そう。何ヶ月も前だったからです。
何ヶ月も先の話だから、まあ何とかなるだろうと高をくくっておりました。
しかし時の流れってやつぁ、それはそれは容赦ないです。
台本にとりかかる以前に、やる事があんなにあるとは思ってもいませんでした。

「稽古初日までに、何とか、台本が完成するよう、、、頑張ります、、、。」
時が経つにつれ、どんどん歯切れの悪い言葉に替わっていきました。
若干声も小さかったかもしれません。
筆が止まったらどうしようという不安は常にありました。

しかしそこはほれ、「走れメロス」を愛読書とする私です。
約束は死んでも守りたいタイプです。
引っ掛けリーチを嫌うタイプです。
ギリギリでしたが何とか約束を守る事が出来て、本当にホッとしております。

今日だけは(明日も可)自分を褒めてあげたい、そして褒めてもらいたい、
そんな気分です。

もし、この作品で面白いと思わせる事が出来なければ、
僕は今後一生台本を書く事はありません。

そう思える程の充実感に満ち溢れてます。

今夜は(もう朝だけど)ぐっすり寝ます。

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部屋とパソコンと私

2006-04-21 05:20:58 | Weblog
更新滞ってしまい、申し訳ありません。
ここ数日、一日の大半をパソコンの前で過ごしております。
台本を書いております。
いい天気だとか雨だとか、あまり関係ありません。
パッと見、軽い引きこもりです。
大抵、気付けばこんな時間になってます。
それもこれもただ一つ、素晴らしい作品を創るため。
その、ただ一点のためだけに時間とパワーを費やしております。
思えば随分禁欲的です。
大好きな草野球にも参加せず、大好きな麻雀の誘いも断り、もちろんデートなんぞというものは仕方も忘れ、ただひたすら修行僧のようにおのれと向き合ってる毎日であります。
けれど、不思議とそれが苦ではありません。
むしろ楽しくて仕方がありません。
素晴らしい作品が生まれそうな気配に、一番ワクワクしているのは僕かもしれません。
もうすぐです。
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旅に出ます。どうか僕を探さないでください。

2006-04-14 04:56:31 | Weblog
あまりの大変さに主宰失踪か?!
そんな感じのタイトルですが違います。
この舞台<KOYA・MAP>の企画が動き出してから数ヶ月。
まさに怒涛の毎日でした。
ふと振り返れば、ここしばらく休みらしい休みを取ってない事に気付きました。
キャストもスタッフも全て決まり、チラシもホームページも出来上がり、
プロデューサー的な仕事が一段落した今、一日くらい休みを取っても良いのではなかろうかなどという気持ちが生まれてしまったのです。
そうです。とりあえずこれから稽古初日(4月26日)までにやらなきゃいけない主な仕事としては、台本を完成させる事ぐらいなのです。(それが一番大変なのはさておきます)

製作的な業務から創作的な業務に移行するには、ブレイクポイントが必要ではないのであろうか? いや、必要だろう。
そうだ!ブレイクだ!
それもコーヒーブレイクごときじゃ話にならない。
もっと大きなブレイクが必要だ。
ただボーっとするんじゃなくて、もっと前向きな休みでなきゃ駄目だ!
そう!攻撃的休息だ!
僕の心の声はどんどん大きくなっていきました。

「そうだ!日光に行こう!」
まるで何かのCMのような、そしてラップの歌詞のように見事に韻を踏んだセリフが、僕から発せられていたのです。
僕は旅が好きで、思い立ったらすぐ出発というような事がよくあります。特に日光は好きな場所です。
何故なら僕の好きな3要素「自然」「温泉」「神聖な場所」が揃っているからです。

思い立ったらやはり早かったです。
いつも朝寝て昼起きる人間が、きっちり朝7時には起きてました。
7時半に家を出て、8時半にはもう日光に着いてました。
そして目の前にはいろは坂です。
(元)走り屋の血が騒ぎました。
しかしその瞬間、僕の内から声が聞こえてきたのです。
「もう自分一人の身体じゃないんだよ。」(独り身だけどね)

ゆっくり走りました。

それからのおよそ12時間、休むことなく(休みなのに)動き回りました。
山、湿原、湖2つ、滝2つ、博物館2つ、温泉3つ、
そして、今度の舞台の成功の祈願の為、神社を4つ回りました。
3つ目の温泉から出た頃には、くたくたです。(休みなのに)

そろそろ帰ろうかと思っていると雨が降ってきました。しかもどしゃ降りです。
まさにNo Pain,No Lifeです。
一瞬泊まろうかとも思ったのですが、明日は折込があるし、家には熱帯魚が待ってるし(涙)、それより何より明日からライブツアーに出るという西ノ園に、
今夜中にチラシを渡さなければなりません。

気合を入れ直し、帰路につく事にしました。
東北道に入った頃には横殴りの雨で、ろくに前も見えやしません。
まさに、ワイパー効かない夜のハイウェイ(by中村あゆみ)です。
そして気分は、レイニーブルー(by徳永英明)です。

そして、慣れない早起き、温泉出立て、お腹は一杯、雨音も何だか心地良い。
急激に眠気が襲って来ました。
眠い。 しかし東京には僕の帰りを待ってる奴ら(西ノ園&魚)がいる。
一刻も早く帰らねば!
それはまるで「走れメロス」のようでした。
必死で歌を歌いながら(レインダンスが聞こえるby吉川晃司)
走り続けたのですが、一瞬意識が飛びました。
その瞬間、例の声が聞こえてきたのです。

「もう自分一人の身体じゃないんだよ。」(独り身だけどね)

慌てて我に返り、急いでサービスエリアに入りました。

「寝よう!」
多少遅くなっても奴ら(西ノ園&魚)はきっと待っていてくれる。
そう心に決めた時、携帯が鳴りました。
西ノ園からです。
「すんません。時間遅らせてもらえませんか?」
願ったり叶ったりです。

気が付いたら1時間は経ってました。仮眠というより熟睡です。
きっとヨダレ等もたらしていた事でしょう。
すっきり目覚めた頃には雨もほぼ止んでました。

何だかんだどうにかなるもんです。
無事家に着き、西ノ園にチラシを渡し、魚に餌をやり、こうしてブログを書いております。(台本書けよというツッコミは禁止)

今日もそうですが、今度の舞台、もう既に色々ありましたが、何だかんだでうまくいっております。(このブログ、ホントは一時間前に書き終えたのに、送信しようとした時に全部ぶっ飛んで、一から書き直したりした事も含め)

こうして怒涛のような休日が終わろうとしています。(後はこれを投稿する時再び飛ばない事を祈るのみ)

それにしても素晴らしい旅でした。
ただ一つ、、、一人旅だった事を除けばね!
だがそれは独身(ひげ)の宿命!それでこそ独身(ひげ)!ビバ独身(ひげ)!

舞台の成功の祈願と共に、縁結びの祈願もした事を白状します。


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童貞喪失(ほぼレイプ)。

2006-04-04 05:27:07 | Weblog
いきなりなタイトルですが、まさにそんな気分です。
ナチュラルボーンに面倒くさがり屋である自分は、日記だのブログだのの類には
なるべく関わらないようにして生きてきました。
基本的にはボーッとしていたい類の人間です。いつも口を開けて、何なら口からヨダレが出ちゃってる位の勢いでボーッとしてたい程です。
そんな人間がブログに関わるハメになってしまったのは何故かと言うと、
ブログどころではないもっと面倒くさい事に関わってしまったからなのです。
何と自分でプロデュース公演を打つことになってしまいました。
それも一念発起とかして始めたわけではなく、チラシの挨拶文には書いたのですが、実にゆるい始まりでした。気付いたら引き返せない所にいたって感じです。
もう引き返せない所まで来たと感じた時、自分の中にある覚悟が出来ました。
「この先何が起ころうとへこまない事にしよう。」

その覚悟と共に何とかここまでやってきました。
正直何度かへこみました。でも何とか続いてます。
何故ならアホみたいにきついけど、アホみたいに楽しいのです。
気付けば、あのゆるい始まりからすれば想像も出来ない位素晴らしいキャストと
スタッフが集まってくれてました。
この素敵な仲間達と共に、お客さんを一瞬たりとも飽きさせない素敵な娯楽を
提供出来るよう、これから本番までの日々、楽しみながら頑張って作っていきたいと思ってます。
皆様、応援宜しくお願いします!

最後にこのブログを開設するに当たり、多大な協力をしてくれた橋本君に感謝を述べたいと思います。

ありがとう!

そして、

なんて事をしてくれたんだ、、、。


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