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旅行記出雲編11<巨根伝説終焉の時>

2009-11-05 21:38:19 | Weblog

モンモン衆との抗争勃発を

その巨根により、すんでのところで回避した僕は

近くにあったソー○ランドの呼び込みの兄ちゃんの

熱烈な誘いにも全く応じず、急いで帰路につきました。

何せ今夜中に、ある程度の所まで戻っておかねばなりません。


行きに来た道と同じ、暗い暗い高速道路を

今度は東へ東へとひたすら走りました。

一時間ほど経った頃でしょうか。

岡山県にある<勝央SA>という所に着きました。

眠気覚ましに缶コーヒーでも飲もうと

自動販売機の前に立ち、尻ポケットに手をやりました。


すると・・・


そこにある筈の・・・


財布がない。


一瞬で眠気が吹っ飛びました。


急いで車に戻り、車内を隈なく探し始めました。

運転席、助手席、後部座席、それぞれの座席の下、カバンの中。

ありとあらゆる所を探しました。


しかし・・・


ない。


ざわ・・・ざわ・・・。


心臓の鼓動が速くなるのを感じました。


旅行に来てるので

勿論、普段より多くの現金が入っております。


それに免許証、健康保険証、クレジットカードなど

重要なものも沢山入っております。

最悪、現金はしょうがないとして

カード類の再発行手続きの煩わしさを考えると

一気に血の気が引いてまいりました。


ざわ・・・ざわ・・・


こんな時はそう・・・


一旦落ち着こう。


うん、そうしよう。


五年前にやめた煙草でも久々に吸ってみるかな。


うん、そうしよう。


・・・


あ、そうだ。


金ないんだった。


一旦深呼吸をしたのち、

先程入った温泉施設に電話してみる事にしました。

フロントの人が出ました。

「一時間程前に入った者ですが、財布の忘れ物ってありませんでしたか?」

「探してみます。こちらからかけ直しますので電話番号教えてください。」

こんな感じのやり取りをし、一旦電話を切り

向こうからの電話を待ちました。


電話を待つ間、

こんなシーンが頭をよぎりました。


モンモンA 「お、こんなところに財布が落ちてるぜ。」

モンモンB 「ホントだ。どれ、見せてみぃ。」

モンモンC 「免許証も入ってる。あ、これ、さっきの

       でかチン兄ちゃんじゃね?」

モンモンD 「おお、そうだ。でかチン兄ちゃんだ。」

若頭 「どれ、かしてみ。」

モンモンA 「へ、へえ。若頭。」

若頭 「ほう、42歳か。俺と同い年だな。」

モンモンA 「そうでっか。」

若頭 「おい、ロク!これ、フロントに届けておけ。」

ロク 「へ、へえ。でも若頭、

    中の現金は抜いちゃってええんとちゃいまっか?」

若頭 「バカやろう!」

 若頭、ロクをぶん殴る。

若頭 「てめえ。それでもチン○ンついてんのか!」

ロク 「わ、若頭。」

若頭 「見せてみろ。」

ロク 「え?」

若頭 「チン○ン見せてみろって言ってんだ!」

 若頭、ロクの股間にあるタオルを引っ剥がす。

若頭 「・・・小せえな。」

ロク 「へ?」

 若頭、ロクのチン○ンを指ではじく。

ロク 「痛っ!」

若頭 「考え方が小せえから、チン○ンも小せえんだ。」

ロク 「いや、そんな・・・」

若頭 「奴のを見たか。この界隈であんなモノを持ってるやつ見た事あるか?」

ロク 「い、いえ、ありやせん。」

若頭 「奴ほどとは言わねえ。おめえも・・・せめて人並みのでかさを持て。」

ロク 「わ、分かりやした、若頭。

    これ・・・フロントに届けてきやす。」

若頭 「おう。それでいい。それでいいんだ、ロク。」

 一同、号泣。

 フロントへと走るロク。

 <完>



といった感じの

やり取りがあった事を切に願ったのですが、

そんな事がある筈もなく

フロントの答えは

「ありませんでした。」

の一言でした。



どうやら

巨根伝説にも

終焉の時が訪れたようです。


<つづく>


(すいません!ホントに終わるつもりだったんです!

 次こそ!次こそ終わらせますんで!)

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コメント(10/1 コメント投稿終了予定)
 
 
 
Unknown (川越)
2009-11-05 22:05:01
財布無くした瞬間の血の気が引いていく様……良く分かります。
見つかったことを祈りつつ、次回を楽しみにしておきます。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-11-05 22:30:05
寸劇入れてる時点で
終わらす気無いですよねw

おねがしますもっと続けてください!
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-11-05 22:56:15
ナ、ナンダッテー!
ざんねん!あにきのたびはここでおわってしまった!?
じゃあこれを書いている兄貴は幽霊?
朝ってお見合いをする兄貴に足はついているのだろうか!?
 
 
 
Unknown (かずっぺ)
2009-11-05 23:33:26
兄貴のデカさはモンモンさんの記憶に残るわけですね…
 
 
 
Unknown (アユ)
2009-11-06 00:37:26
財布どこに行ったんですかね。


無事に出てくればいいのですが。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2009-11-06 00:47:07
素晴らしいバックストーリーですねwww
剛志兄ぃの文章力には感服いたしますorz
 
 
 
Unknown (Zzz)
2009-11-06 01:30:23
差し迫った危機に瀕しても珍妙な寸劇を忘れない
剛志兄さんのパフォーマー気質にニヤニヤがとまりません。
でも財布の行方と続きが気になります・・・
 
 
 
Unknown (弟分一号)
2009-11-06 07:31:37
次に脚本書くときはこの遣り取りが入ってたりしますか?w
 
 
 
ざわ・・・ざわ・・・ (moi)
2009-11-06 10:17:21
なんと言うか最後までサービス精神を忘れないというか・・・
いやいや、そんな場合じゃないですね
巨根でも打ち勝てないドラマがあるとは!
 
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