flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

桃介橋

2007-09-15 00:00:49 | STRUCTURE-構造物残影-
(長野県木曽郡南木曽町 国指定重要文化財)
 桃介記念館から天白公園を通り、桃介橋を渡る。
遠目に見るこの吊り橋は、灰色を呈し一面コンクリートのように見えるが、橋脚は石積み、橋桁は木製である。
 大正11年(1922)水力発電を手掛けていた福澤桃介が、木曽川読書発電所の資材運搬のために計画し、架橋されたのが始まりである。
橋脚基礎から主塔部頂までの高さは27.7m、橋長は4径間247mあり、わざわざ広い幅の地点に架橋している。これには秘められた思惑があるようだ。
昭和53年頃から老朽化のために通行止めとなり、橋桁が落下するなど廃橋の危機に瀕したが、平成5年(1993)に修復され、文化財として保護されることとなった。
 この橋は、近づいてみた方が趣きがある。
床面は木造だが、橋脚上には往時のトロッコの痕跡を残し、この橋の当初の目的を表している。
       
橋を渡ると、そこは中山道三留野宿である。

(関連記事:名古屋福澤桃介邸 美濃橋

コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
長野県? (BALTAN(バルタン))
2007-09-16 12:39:40
夕べ親父たちが帰宅した。
シラホネ温泉に行ってきたらしい。
返信する
無色透明? (kourei)
2007-09-16 12:57:33
…で話題になった温泉ですよね。
私はまだ行ったことありませんが、、
返信する

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