梅様の教室

独り言

映画「韓半島」

2014-01-05 15:12:41 | Weblog
   またまた話が飛んでしまうのですが・・・・。現在、「韓半島「という韓国映画を見るために、事前にシナリオを読み進めている最中です。超一流俳優を揃えた力作だということは、中身を見るまでもなくわかります。そして一枚一枚のページが厚手でとても上質の紙で出来た、立派な装丁の、255ページからなるこのシナリオブックを眺めているだけで、関係者が相当に気合を入れて制作したものだということも一目瞭然です。何しろ手元にある「大長今」(チャングム)のシナリオなどは1000ページを超す大作ですが、紙質はトイレットペーパー並みなのですから。

   まずはシナリオ作家の前書き、というより能書きが20ページも続きます。自分達がいかに苦労の末このシナリオを書きあげたかが延々書き連ねられています。作家が言うには、これは歴史上の事実に弱冠の手を加えた、「ファクション」(ファクト=「事実」とフィクション=「作り事」の合成語)なのだそうです。ご本人の言葉をそのまま信じるなら、このシナリオは第15稿なのだそうです。現在そのシナリオを40ページほど読み進んだ段階なのですが・・・。読んでいくと、作者の「ファクション」という言い分が、勝手な言い逃れなのではないかという気がしてきます。

   まずは北朝鮮と韓国を貫く鉄道が完成し、その開通式から映画は始まるのですが、開通式直前、各国の賓客も勢ぞろいした段階で、日本政府から、大韓帝国時代の日本との条約により、その鉄道の権利は日本に属するので、勝手な開通は認めないとの連絡が入ります。更にアメリカも日本の立場を支持するというのです。この辺は正にファクションの面目躍如たるものがあります。私たち日本人には絶対にわいて来ない発想であるにもかかわらず、日本人なら必ずやる!といった信念すら感じられます。

   次はかの有名な、日本人による明成皇后殺害事件へと場面は移るのですが、実際には女官の衣服に身をやつして女官たちに紛れて逃走を図った明成皇后が、映画の中では、その時まで寝巻でいたのを大礼服に身を改めて日本人浪人たちの前に姿を現し、その凛とした言動で浪人たちを圧倒したと描写されています。浪人たちの服装がわけがわからん衣装になっているのは御愛嬌としても、この場面はあまりにも現実とかい離しています。

   明成皇后という人は、自主独立の朝鮮を求める日本の願いなど馬耳東風と聞き流し、宮廷内に無数のムーダン(朝鮮の祈祷師)を引きいれて贅沢三昧をさせて国家財政を破たんさせた上、朝鮮半島を我が物にしようと狙っていたロシアに接近を図った無智な人物なのです。映画の中では彼女のそうした愚かさは完全に無視され、朝鮮を愛してやまなかった神々しい烈女として描いてしまっています。     

   韓国という国は、こんな風に事実を捻じ曲げては歴史を改ざんし続けて恥じない国です。「歴史を歪曲し、歴史に学ばない恥知らずな国」とは正に韓国のことです。私たち日本人はそれでも「まあまあ」と受け流す寛大さというか鈍感さが持ち味の国民ではありますが、そろそろいい加減にしないと、韓国は取り返しのつかない道を歩むことになりそうな気がします。

   朴大統領になって以来、中国寄りの姿勢が目立ちます。ご本人は中国を「利用」して日本包囲網を構築して見せようというつもりなのでしょうが、中国がそんなに甘い国ではないということもわからないほど愚かな人物なのでしょうか。利用されているのは朴さん、あなたの方です。