はぁい♪ミス・メリーよ♪
後2日で今年も終わり、1年が過ぎるのって早いわね~。
関東地方は天気も回復して、絶好の洗濯日和♪
旧年中の汚れをいっぺんに丸洗いしようと、朝から張り切ってた人も居るでしょうねv
歌いたくなる様な晴れた日に、例えばこんな映画はどうかしら?
クリスマスに観たい映画、今夜紹介するのはクリスマスと特に関係無いけど、劇中の或る歌がプレゼントをイメージさせる為か、クリスマスシーズンに流される事が多いの――1965年にアメリカで公開され、日本でも大ヒットした、キング・オブ・キング・ミュージカル映画、「サウンド・オブ・ミュージック」!
原作はマリア・フォン・トラップの自叙伝、彼女と夫と子供達で結成したトラップ・ファミリー合唱団の物語は、1991年にフジテレビの「ハウス世界名作劇場」枠でアニメ化され放送したから、日本でも名前を知ってる人は多いでしょうね。
アメリカでは彼女の自叙伝を元に1959年、ハワード・リンゼイとラッセル・クラウスが脚本を書いてミュージカル化、何度も上演を重ねる大人気を博したの。
劇中で歌われ広く知られる事になった「エーデルワイス」、「私のお気に入り」、日本の教科書にも載ってる「ドレミの歌」は、このミュージカルの為にオスカー・ハマースタイン2世が作詞、リチャード・ロジャースが作曲したものだそうよ。
メリーが子供の頃は「エーデルワイス」はオーストリアの国家と思ってたけど実は違ったのね。
評判を呼んだミュージカル版「サウンド・オブ・ミュージック」を元に、ロバート・ワイズ監督が作った映画版は、アカデミー賞作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞の5部門を獲得し、今日でも映画史上でミュージカル映画の金字塔に挙げられてるわ。
観た事は無くても大抵の人がタイトルを知ってるんじゃないかしら?
「志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きな自由人。
気立ては良いが規律を守れない彼女を、修道院の皆は持て余していた。
或る日、彼女は修道院長(ペギー・ウッド)の命令で、子供が7人も居るやもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家に、家庭教師として住み込む事になった。
主人であるゲオルク・フォン・トラップの古風で厳格な教育方法にマリアは反発、彼女は彼が婚約者の男爵夫人(エリノア・パーカー)を迎えにウィーンへ旅立ってる間、子供達に音楽の楽しさや歌う事の素晴らしさを教える。
帰宅したゲオルクは家の雰囲気が様変わりしたのに驚き、マリアを責めたが、子供達の美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた歌う事の喜びを思い出す。
数日後、トラップ家で催されたパーティーで、マリアはゲオルクと踊った時、彼を愛している事に気付く。
このままここに居ては信仰心を喪うかもしれない、初恋への戸惑いから修道院へ逃げ帰ってしまうマリア。
だが修道院長に諭され、マリアは再びトラップ家に帰る、しかし待っていたのはゲオルクと男爵夫人の婚約発表だった。
ところがこの決定をゲオルクの子供達は喜ばず、マリアにばかり懐く。
しかもゲオルク本人が本当に愛しているのは、自分ではなくマリアであるのを知った夫人は、婚約の解消を申し出て、独りウィーンへ帰った。
ゲオルクとマリアの結婚は彼女の元同僚である修道女達にも祝福された。
ゲオルクの友人マックス(リチャード・ヘイドン)は彼にトラップ一家合唱団として、家族揃ってザルツブルク音楽祭に出場するよう勧める。
始めは耳を貸さずにいたゲオルクだったが、ハネムーンから帰った彼を待っていたのは、ヒットラーからの召集令状だった。
ドイツ併合を目前に変わり行く祖国オーストリア、ゲオルクは家族を連れて亡命を決意する。」(参考:Wikipedia)
主演ジュリー・アンドリュースの歌声が素晴らしいわ!
彼女の声は歌う喜びに満ち満ちている。
主演が彼女でなければ映画の成功は無かったかもしれない、そう思うほどに彼女の歌声は映画界の宝だわ。
クリストファー・プラマーの甘い歌声、子供達の小さな鈴を震わせる様な合唱、観客は歌声を聴くだけで映画に満足するでしょう。
とはいえドラマの方も手抜きなんてしてないわ、マリアが家庭教師の仕事で来たばかりの頃、ゲオルクに子供達の遊び着をお願いするも断られ、カーテンを生地にして作るエピソードは、ヒロインの逞しさを多くの人に印象付ける名シーンね。
脇も魅力的な人物ばかりで、損な役回りの男爵夫人も引き際を弁えてる潔い人だったし、ゲオルクの友人のマックスもお調子者だけど憎めないわ。
言う言葉全てが名言な修道院長が、メリー1押しのお気に入り!
ゲオルクを愛してる事に気付き、修道院に逃げ帰ったマリアに向い、「修道院は避難所ではありません」と、きっぱり告げたのには笑ったわv
他の修道女達も最後に良いアシストをしたわね、トラップ一家は彼女達のお蔭で逃げられたんだもの。
この映画はマリアの自叙伝を基にしたミュージカルを下地に作られ、実録映画の様に受け止められがちだけど、マリア本人曰く実際とは大きく異なってる内容だそうなの。
彼女の弁によると夫のゲオルクの性格は、映画とは正反対だったという事で、この映画や同名のミュージカル版を快く思ってなかったらしいわ。
またトラップ家の執事はナチス党員だったけど、実際は一家に同情的で、亡命を手伝ったのは彼だったそうなの。
ところが映画では一家の亡命を、執事の彼がナチスに密告したという描写が有った事にも、マリアは激しく憤ったらしいわ。
また映画ではナチス台頭以前のオーストリアが自由で民主的な国であった様に描写されてるけど、実際のオーストリアは独自のファシズムが蔓延ってた時代で、それが単に権力争いの末ナチスに取って代わっただけの話だそうなの。
つまりオーストリアはナチス以前からファシズム国家だった為、映画冒頭の字幕「オーストリア1930年代、最後の黄金の日々」という表現は真実から外れてるというわけで、地元ザルツブルクを含むドイツ語圏ではこの映画ヒットしなかったんですって。
素晴らしい映画ではあるけれど、あくまで創作品として受け止めた方が良さそうね。
じゃあここで10曲目のクリスマスソングを紹介――劇中でマリアが歌い、有名になった「My Favorite Things(私のお気に入り)」!
クリスマスを背景にした歌ではないけど、クリスマスプレゼントをイメージさせる歌詞の為に、近年ではクリスマスシーズンによく流されるわね。
最近はJR東海の「そうだ 京都へ行こう。」キャンペーンで、CMソングに用いられてる事から、秋の京都のイメージを思い浮かべる人も多いかしら?
クリスマスは1年で最も歌い歓ぶ日、そう!クリスマスには歌うものよ!
英詩)
Raindrops on roses and whiskers on kittens♪
Bright copper kettles and warm woolen mittens♪
Brown paper packages tied un with strings♪
These are a few of my favorite things♪
Cream colored ponies and crisp apple strudles♪
Doorbells and sleighbells and schnitzel with noodls♪
Wild geese that fly with the moon on their wings♪
These are a few of my favorite things♪
Girls in white dresses with blue satin sashes♪
Snowflakes that stay on my nose and eyelaches♪
Silver white winters that melt into springs♪
These are a few of my favorite things♪
When the dog bites♪
When the bee stings♪
When I'm feeling sad♪
I simply remenber my favorite things♪
And then I don't feel so bad♪
訳)
薔薇の花弁の雫 仔猫の髭
ピカピカ光るケトル 暖かいウールのミトン
リボン結びの茶色い紙の包み
みんな私のお気に入り
クリーム色の子馬 パリパリの林檎の焼き菓子
玄関の呼び鈴 そりの鈴 ヌードルを添えた仔牛のカツレツ
月夜に飛ぶ雁の群れ
みんな私のお気に入り
白いドレスに青い繻子帯を締めた少女
睫毛と鼻にチラチラ降り積もった雪
春を迎えて融けて行く白銀の冬
みんな私のお気に入り
犬が噛んだり
蜂が刺したり
悲しい気持ちになった時
私は自分のお気に入りを思い出す
それだけで辛くは無くなるの
…こんばんは、びょりです。
毎度、歌はようつべをご参考にされてください。
「サウンド・オブ・ミュージック」は私も大好きな映画ですが、真実を知って少し複雑な気持ちになったものです。
映画の構成は悪役ナチスVSアメリカの自由主義となっており、実際の歴史と著しく違っても勝てば官軍で、こうして捻じ曲げられ創作品が世に生み出されるのだなと。
それでも何度も言いますが映画は傑作だと思います。
悪役が居ないと自由な創作は不可能、ハリウッドはナチスに感謝しないとね。(笑)
写真は後楽園に遊びに行った時撮影したもの。
駅に少年合唱団が来ていました、皆歌が上手かったです♪
後2日で今年も終わり、1年が過ぎるのって早いわね~。
関東地方は天気も回復して、絶好の洗濯日和♪
旧年中の汚れをいっぺんに丸洗いしようと、朝から張り切ってた人も居るでしょうねv
歌いたくなる様な晴れた日に、例えばこんな映画はどうかしら?
クリスマスに観たい映画、今夜紹介するのはクリスマスと特に関係無いけど、劇中の或る歌がプレゼントをイメージさせる為か、クリスマスシーズンに流される事が多いの――1965年にアメリカで公開され、日本でも大ヒットした、キング・オブ・キング・ミュージカル映画、「サウンド・オブ・ミュージック」!
原作はマリア・フォン・トラップの自叙伝、彼女と夫と子供達で結成したトラップ・ファミリー合唱団の物語は、1991年にフジテレビの「ハウス世界名作劇場」枠でアニメ化され放送したから、日本でも名前を知ってる人は多いでしょうね。
アメリカでは彼女の自叙伝を元に1959年、ハワード・リンゼイとラッセル・クラウスが脚本を書いてミュージカル化、何度も上演を重ねる大人気を博したの。
劇中で歌われ広く知られる事になった「エーデルワイス」、「私のお気に入り」、日本の教科書にも載ってる「ドレミの歌」は、このミュージカルの為にオスカー・ハマースタイン2世が作詞、リチャード・ロジャースが作曲したものだそうよ。
メリーが子供の頃は「エーデルワイス」はオーストリアの国家と思ってたけど実は違ったのね。
評判を呼んだミュージカル版「サウンド・オブ・ミュージック」を元に、ロバート・ワイズ監督が作った映画版は、アカデミー賞作品賞、監督賞、編集賞、音楽賞、録音賞の5部門を獲得し、今日でも映画史上でミュージカル映画の金字塔に挙げられてるわ。
観た事は無くても大抵の人がタイトルを知ってるんじゃないかしら?
「志願修道女のマリア(ジュリー・アンドリュース)は歌が大好きな自由人。
気立ては良いが規律を守れない彼女を、修道院の皆は持て余していた。
或る日、彼女は修道院長(ペギー・ウッド)の命令で、子供が7人も居るやもめの退役海軍大佐トラップ(クリストファー・プラマー)家に、家庭教師として住み込む事になった。
主人であるゲオルク・フォン・トラップの古風で厳格な教育方法にマリアは反発、彼女は彼が婚約者の男爵夫人(エリノア・パーカー)を迎えにウィーンへ旅立ってる間、子供達に音楽の楽しさや歌う事の素晴らしさを教える。
帰宅したゲオルクは家の雰囲気が様変わりしたのに驚き、マリアを責めたが、子供達の美しいコーラスを聞いた時、心ならずも忘れていた歌う事の喜びを思い出す。
数日後、トラップ家で催されたパーティーで、マリアはゲオルクと踊った時、彼を愛している事に気付く。
このままここに居ては信仰心を喪うかもしれない、初恋への戸惑いから修道院へ逃げ帰ってしまうマリア。
だが修道院長に諭され、マリアは再びトラップ家に帰る、しかし待っていたのはゲオルクと男爵夫人の婚約発表だった。
ところがこの決定をゲオルクの子供達は喜ばず、マリアにばかり懐く。
しかもゲオルク本人が本当に愛しているのは、自分ではなくマリアであるのを知った夫人は、婚約の解消を申し出て、独りウィーンへ帰った。
ゲオルクとマリアの結婚は彼女の元同僚である修道女達にも祝福された。
ゲオルクの友人マックス(リチャード・ヘイドン)は彼にトラップ一家合唱団として、家族揃ってザルツブルク音楽祭に出場するよう勧める。
始めは耳を貸さずにいたゲオルクだったが、ハネムーンから帰った彼を待っていたのは、ヒットラーからの召集令状だった。
ドイツ併合を目前に変わり行く祖国オーストリア、ゲオルクは家族を連れて亡命を決意する。」(参考:Wikipedia)
主演ジュリー・アンドリュースの歌声が素晴らしいわ!
彼女の声は歌う喜びに満ち満ちている。
主演が彼女でなければ映画の成功は無かったかもしれない、そう思うほどに彼女の歌声は映画界の宝だわ。
クリストファー・プラマーの甘い歌声、子供達の小さな鈴を震わせる様な合唱、観客は歌声を聴くだけで映画に満足するでしょう。
とはいえドラマの方も手抜きなんてしてないわ、マリアが家庭教師の仕事で来たばかりの頃、ゲオルクに子供達の遊び着をお願いするも断られ、カーテンを生地にして作るエピソードは、ヒロインの逞しさを多くの人に印象付ける名シーンね。
脇も魅力的な人物ばかりで、損な役回りの男爵夫人も引き際を弁えてる潔い人だったし、ゲオルクの友人のマックスもお調子者だけど憎めないわ。
言う言葉全てが名言な修道院長が、メリー1押しのお気に入り!
ゲオルクを愛してる事に気付き、修道院に逃げ帰ったマリアに向い、「修道院は避難所ではありません」と、きっぱり告げたのには笑ったわv
他の修道女達も最後に良いアシストをしたわね、トラップ一家は彼女達のお蔭で逃げられたんだもの。
この映画はマリアの自叙伝を基にしたミュージカルを下地に作られ、実録映画の様に受け止められがちだけど、マリア本人曰く実際とは大きく異なってる内容だそうなの。
彼女の弁によると夫のゲオルクの性格は、映画とは正反対だったという事で、この映画や同名のミュージカル版を快く思ってなかったらしいわ。
またトラップ家の執事はナチス党員だったけど、実際は一家に同情的で、亡命を手伝ったのは彼だったそうなの。
ところが映画では一家の亡命を、執事の彼がナチスに密告したという描写が有った事にも、マリアは激しく憤ったらしいわ。
また映画ではナチス台頭以前のオーストリアが自由で民主的な国であった様に描写されてるけど、実際のオーストリアは独自のファシズムが蔓延ってた時代で、それが単に権力争いの末ナチスに取って代わっただけの話だそうなの。
つまりオーストリアはナチス以前からファシズム国家だった為、映画冒頭の字幕「オーストリア1930年代、最後の黄金の日々」という表現は真実から外れてるというわけで、地元ザルツブルクを含むドイツ語圏ではこの映画ヒットしなかったんですって。
素晴らしい映画ではあるけれど、あくまで創作品として受け止めた方が良さそうね。
じゃあここで10曲目のクリスマスソングを紹介――劇中でマリアが歌い、有名になった「My Favorite Things(私のお気に入り)」!
クリスマスを背景にした歌ではないけど、クリスマスプレゼントをイメージさせる歌詞の為に、近年ではクリスマスシーズンによく流されるわね。
最近はJR東海の「そうだ 京都へ行こう。」キャンペーンで、CMソングに用いられてる事から、秋の京都のイメージを思い浮かべる人も多いかしら?
クリスマスは1年で最も歌い歓ぶ日、そう!クリスマスには歌うものよ!
【My Favorite Things(私のお気に入り)】
英詩)
Raindrops on roses and whiskers on kittens♪
Bright copper kettles and warm woolen mittens♪
Brown paper packages tied un with strings♪
These are a few of my favorite things♪
Cream colored ponies and crisp apple strudles♪
Doorbells and sleighbells and schnitzel with noodls♪
Wild geese that fly with the moon on their wings♪
These are a few of my favorite things♪
Girls in white dresses with blue satin sashes♪
Snowflakes that stay on my nose and eyelaches♪
Silver white winters that melt into springs♪
These are a few of my favorite things♪
When the dog bites♪
When the bee stings♪
When I'm feeling sad♪
I simply remenber my favorite things♪
And then I don't feel so bad♪
訳)
薔薇の花弁の雫 仔猫の髭
ピカピカ光るケトル 暖かいウールのミトン
リボン結びの茶色い紙の包み
みんな私のお気に入り
クリーム色の子馬 パリパリの林檎の焼き菓子
玄関の呼び鈴 そりの鈴 ヌードルを添えた仔牛のカツレツ
月夜に飛ぶ雁の群れ
みんな私のお気に入り
白いドレスに青い繻子帯を締めた少女
睫毛と鼻にチラチラ降り積もった雪
春を迎えて融けて行く白銀の冬
みんな私のお気に入り
犬が噛んだり
蜂が刺したり
悲しい気持ちになった時
私は自分のお気に入りを思い出す
それだけで辛くは無くなるの
…こんばんは、びょりです。
毎度、歌はようつべをご参考にされてください。
「サウンド・オブ・ミュージック」は私も大好きな映画ですが、真実を知って少し複雑な気持ちになったものです。
映画の構成は悪役ナチスVSアメリカの自由主義となっており、実際の歴史と著しく違っても勝てば官軍で、こうして捻じ曲げられ創作品が世に生み出されるのだなと。
それでも何度も言いますが映画は傑作だと思います。
悪役が居ないと自由な創作は不可能、ハリウッドはナチスに感謝しないとね。(笑)
写真は後楽園に遊びに行った時撮影したもの。
駅に少年合唱団が来ていました、皆歌が上手かったです♪