瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

あにめぞん感想、ざっくばらん23

2012年02月18日 11時01分17秒 | 漫画&アニメ
月の後半に入って仕事がきつくなると、やはり更新が疎かになって行く…。
でも来週水曜はお休み♪週の真ん中が休みだと少しは気が休まる。
ウキウキ気分で今週も前回に引き続き、あにめぞん感想を始めたいと思います。

・第23回「響子さん危機一髪!恐るべき母の陰謀!!」 脚本:武上純希 コンテ:やまざきかずお 演出:向後知一 作画監督:中嶋敦子

…前回響子さんの母親が一刻館にやって来て、「音無響子は一刻館の管理人を引退します!!」と宣言した所で〆たのは、原作とは違えどかなり盛り上がった。
が、その事で後編は前半の10分弱にクライマックスを迎えてしまってる。
CM後の残り10分弱は後日談的なおまけに感じられ、1本の話として観るにはバランスが非常に悪い。
なんか「いきなり最終回!!」ってタイトルが脳裏に浮んでしまったよ。(笑)
原作数話を圧縮合体したツケで、時間が足りなくなった為か、前半のオチを削ってるのも勿体無い。
原作では響子さんが実家から戻り、住人の歓迎を受けてるそこへ、母親から電話が来るんですよ。
「今回は退いてやるけど、これで終ったと思うなよ!!!!」みたいな。(笑)
それを受話器口で聴いた響子さんは、泣き疲れて膝に縋り付いてる五代の髪を毟るという…。(笑)
このオチ在ってこそ、響子さんの声が嗄れてる原因が判明するというものなのに。
まぁアニメの響子さんの声は嗄れてなかったけどな。(笑)
後半は特に駆け足だった印象、響子さんとお父さんの会話シーン等、もっと間を置いて欲しかった。

「惣一郎さんが亡くなった時労わってくれなかったとか、惣一郎さんの命日に墓参りに来てくれなかったとか、まだまだ有るけど、そんな事私、ちっとも拘ってないのよ」

響子さんの内心が覗ける重要な台詞なだけに(笑)、一拍一拍間を開けるよう言って欲しかった。
響子さんの母親が企みに利用した父親の激痩せ写真も、視聴者にしっかり観せてこそ、比較出来て面白味が生れるというのに。

スタッフも本当はもっとじっくりこのエピソードを描きたかったんじゃなかろうか?
スタッフ変更の時期が迫っていた為に、それが叶わなかったんでないかなと。
いっその事このエピソードを最終に持って来る積りで、3~4回に分けて作れば良かったのに。
後編のラストシーンはアニメオリジナルの取って付けた様なもの。
リニューアルした物置台で住人達が宴会、時計坂の街を見下ろし、響子さんが五代にニッコリ微笑む。
ぶっちゃけ無くてもいいシーンだが、最終回なら納得行ったかも。

やまざきさんのコンテには、高所から見下ろす構図が必ず出て来るので、氏が担当してるのだと直ぐ知れる。
それとやまざきさんは「めぞん」の登場人物中で、五代に最も共感してたのではないだろうか?
響子さんが一刻館を去ると知らされた五代君の悲壮感は原作以上に表現されてる。
放心し犬の惣一郎さんの上に崩れ落ちるとこなんか、痛々しさに同情せずにはいられない。
主人公に感情移入させるという点では、「めぞん」の監督に向いてたと思うのだ。

絵は中嶋さん作監という事で、とても可愛い。
響子さんのアップなんか、まるで映画マクロス作監の平野氏が描いてるみたいに、唇が艶々として色っぽかった。(笑)
ただ動画は雑で人物に影が付いてたり付いてなかったり、監督変更が決まって現場は相当混乱してたそうで、そのせいかななんて勘繰ってしまう。

(個人的評価) 脚本△ 演出△ 作画○ …一の瀬さん「管理人さんの事、実の妹みたいに思ってたのに…!」、四谷「実の孫では?」、一の瀬さん「実の妹だよ!!!」→原作では「実の娘では?」だったっけ?さり気に四谷さんのツッコミがレベルアップしており笑った。



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