瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

なぜ?なに?ハウステンボスその6

2007年04月20日 20時56分54秒 | ハウステンボス雑感
記事の前にブクマ変更した事の御報告~。
さやさんが源義経最愛サイト『96組』を開設したという事で、新たにブクマに入れさせて戴きました。

義経最愛ブログ『判官びいきな僕たち』も、サイト内コンテンツの1つです。

優しく可愛いイラストも素敵ですが(個人的には『平泉の青春』が良いなとv背景の桜と若かりし頃の義経が絶妙にマッチしておられる)、小説・漫画・ゲーム等から義経探してレビューを書く企画、その名も『義経生活』が面白く!(主人公ではないが、高橋克彦氏作『炎立つ』の義経もお薦めだぞ、さやさん)

他に義経を巡る旅の紀行文等々、義経大好きな方には楽しい企画いっぱい♪
是非御訪問下さいませ!

さやさん、改めまして、宜しくお願い致します!(礼)


…それでは以下よりハウステンボスの話です。




「今回はハウステンボスに有る、海水を真水に変える『海水淡水化装置』についての話じゃよ、ハウス君!」

「海水を真水に変える装置?
 そんな凄い装置がハウステンボスに有るの?
 どうやって海水を真水に変えるの?
 テンボス博士?」

 
「海水を淡水化するには、『蒸発法』と『膜法』、2つの方法が有る。
 この街が採用しているのは『膜法』じゃ。
 半透膜を境に、濃度の低い溶液から濃度の高い溶液に溶媒が移動するよう働く圧力…これを『浸透圧』と呼ぶじゃろう?
 この逆の作用を機械的に作り出し、海水から真水だけを取り出す仕組を、此処では採用しておる。
 濃度の濃い海水に浸透圧以上の強い圧力をかけて、水分子を浸透膜から滲み出させる…通常の浸透膜の動きとは逆向きの作用を起させるのじゃ。
 言わば『逆浸透法』じゃよ。」

「ふーん…『逆浸透法』かぁ。
 それって『蒸発法』と較べて、どんなメリットが有るんだろう?」


「『逆浸透法』は『蒸発法』と較べると、構造がシンプルでメンテナンスに手間が掛らない上に、サイズもコンパクトなのじゃ。
 エネルギーも電気だけを使い、他に余分なエネルギーの必要が無いんじゃな。
 大村湾の海水から、この街の『逆浸透膜装置』を通し、飲料水として使用出来る真水の可能造水量は、最大1日1,000tにも上るんじゃぞ。
 『逆浸透膜法』の飲料水用プラントとしては、国内最大の規模なのじゃよ。

「凄い!
 それなら何時渇水の為給水制限が行われたとしても、此処では安心して過す事が出来るね!」


「ハウステンボスの在る長崎県は、丁度すり鉢状の地形になっていてのう。
 その為雨が降っても直ぐに下へと流れて行ってしまい、元来水資源が余り豊かでは無い所なのじゃよ。
 これは全くの余談じゃが、この地形の為か、長崎県の住民の半分近くの人は、自転車に乗れないそうなのじゃ。
 長崎のあの急な坂道では、自転車は頗る不向きじゃろうからなぁ。」

「そうか…山と海に囲まれた長崎県にとって、『水の確保』は重要なんだね。」


「水は人が生きて行く上で、欠かせない要素の1つじゃ。
 水が満足に手に入らないのでは、社会全体に不安が生まれてしまう。
 ハウステンボスの在る佐世保市では、海水を真水に変える『海水淡水化プラント』がフル稼働し、水の完全自給体制を続けておるのじゃよ。」




逆浸透膜法で作った真水は無臭で、しかも砒素や硝酸といった有害物質をほぼ除去する事が可能だそうな。

ちなみに「長崎県の人の半分近くが自転車に乗れない」という話は、長崎市街観光ツアー時に、ガイドのお姉さんに聞いた話で御座います。


写真は話に出した海水淡水化装置ではなく(汗)、『フレキシブルマウンド』と言う名の防波堤を、ミニモデル使って説明するコーナー。
これもニュースタッド地区『Kirara』館のテーマリウム内に展示されてます。
ボタンを押すと波動装置がONになる。(偶には水を替えた方が良いと思うのだが…)

見た目ゴム製の氷枕、大村湾にはこれを巨大にした物が2個沈められてるそうな。
台風等で海が荒れた際には大きく膨らみ、波の高さを1m以下に押え込む事が可能だそう。
津波避けは海に囲まれた県には必須品…国内での導入はハウステンボスが初めてだとか。




【ハウステンボスと私の馴れ初め話その6】

前回の続きです。

皆から「行かない方が良い」と言われると却って行きたくなるもので。(笑)
オープンから5年位経った頃でしたか…その頃にはハウステンボス旅行パックも段々お安いものが売られるようなって来ましてな。

何となくJ○Bから送られたパンフ観てたら、「全日空ホテル1泊2日で3万円台」なんてのが出ていた。
これは当時としてかなりお安かったのだ。
早速友人誘って予約…しかしその友人が直前に行けなくなってしまった。

仕方なく(と言っちゃアレだが)家族で行く事に。
行った季節は1月下旬…そう、寒くてイベントも何もやってない時期に行ったんですな~。(1番安かったから)

ちなみに泊った部屋は全日空ホテルの駐車場側。(安かったから…)
ドア開けるじゃないですか、したら直ぐベッド。
玄関開けたら2秒でベッド、いや考えようによっちゃ楽だけど。(笑)
窓から観えるのは山と駐車場、それとJRハウステンボス駅を通過する列車。

…実に鄙びた景色が広がっていました。(笑)

しかしテーマパークに来た訳だし~、どうせ場内遊んでばっかだろうから、別に部屋なんてどうだって構わないよね~と考えた訳ですよ。
到着して直ぐにアミューズメント施設中心に廻りました。
1泊2日しか居ないのだから、急いで廻らんと元が取れんじゃないかとばかりに、廻って廻って廻って廻~る~うう~♪

景色観る間も勿体無いと、パスポート片手に、ひたすら駆け足で遊び捲ったのです。
勿論御飯なんかも安くて直ぐに食べられる軽食中心。
その甲斐有って、1日目には殆どアミューズメント制覇しちゃいました。

んで結論――テーマパークとしちゃ刺激が少なく詰らん。(汗)

最も楽しみにしていたエッシャー館も、過剰な期待が仇となったか今一に感じた。(この辺り、あくまで個人的見解です。好きだ~って方も多い事を御了承下さいませ。ちなみに自分、プレショールームの展示物はかなり好みです…)(汗)

夜になって…あまりに広大なパークを駆け回った事で足に来た。(汗)
雨も降って来たし…何かもう帰りたくなって来たり。
どうせこの雨じゃ、花火は中止だろうと、家族揃ってホテルに帰ってしまったのでした。

実はこの日、花火を行った事を、後で知った訳ですが。

ハウステンボスの花火はそうそう中止にならない…実にタフなイベントなのです。
しかしそんな事、初めて行った人間に解る訳ないじゃないかっつう。

真冬の寒い日に雨に当った事で風邪を引き、はっきり言って泣きっ面に蜂。
ホテルスタッフにかけ布団の追加お願いしたら、何だか物凄く渋られたし…寒いんだって、悪寒がしたんだって。(汗)
「かけ布団の追加を頼む事はそんなにも迷惑な事なのか~~~!?」と、何かもう泣きたくなった…。(拝み倒した末、一応貸して貰えたが)

この件かなり根に持った自分は(苦笑)、全日空ホテルに対し、あまし良いイメージ持てなかったのですが…それは自分だけじゃなかったらしく、旅雑誌にまで「サービス悪し」と書かれる始末だったし。
しかしだからこそ、後年サービスが上ったんじゃないかな~と。
今は場外ホテルで最も人気が高く、むしろ「場内ホテルよりこっちのが良いと思う」っつう方も居られる。
何でも悪いままっつうのは有得ない(と思う)、自分も何時かまた久し振りに泊りに行こうかなと考えてます。
何よりあそこのホテルの朝食ブッフェは品数豊富で楽しいのだ。

閑話休題、話をハウステンボスに戻して。

2日目、自分が具合を悪くした事で、予定より早く帰る事に。
不幸は重なるもので、この時往復とも福岡空港利用だったのですが…渋滞に巻込まれて到着時間1時間以上もオーバーしたのでした。
その間具合がどんどん悪くなって…いやぁ、あの時は本当にきつかった。(汗)

結果としてアミューズメントは全館廻ったが、美術館については観ないで終った所も結構多く。
思い切り心残りに感じられた。

帰って来て直ぐに、皆から「ハウステンボスどうだった?詰んなかったでしょう?」なぞと訊かれる。
しかし私は……答えられなかった。
だって全部観た訳じゃなかったし。

…とこれが自分の初ハウステンボス旅行の思い出。
はっきり言って散々、良い思い出殆ど無し。(汗)
しかしだからこそ、「もう1度やり直したい」気持ちが残ったのでした。


【続】

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6 コメント

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ハウステンボス (ふくちゃん)
2007-04-20 22:41:15
散散な初ハウステンボスでしたね。
私は、アミューズメントを回るということはしなかったような気がします。最初から、ゆっくりとしていましたね。というか、最初からホテルを堪能するつもりで、ホテルにこもっていたかも。。。(笑)
家族連れでしたからね、、みんなでワイワイと園内を歩いていました。
それでも、楽しかったですよ。園内広くて花が咲き乱れていて、、両親も花が好きですが、私も大好き。
そういう意味では、私は、好きになるべくしてなったのかも。。

続きのお話楽しみにしています。
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楽しんで来て下さい♪ (びょり)
2007-04-21 20:57:43
97年頃は、花咲乱れる季節ったら春位だったのですよ。

97年冬は、未だ光の宮殿も何も無かったですからね~。
アートガーデンも無い、アレキサンダー広場のガーデンも無かった…。
あの頃冬のアレキサンダー広場には、『ライチェ』と言う特設スケートリンクが在るだけでした。
咲いてるのはパンジーと菜の花程度、木は繁って居らず、海は黒い…当時の写真見ると、地味だったな~ってしみじみ感じます。(遠い目)

当初テーマパークとして行ったから、季節はあんま考慮しなかったんですね。(苦笑)
今は何時行っても綺麗な場所ですが、光の宮殿が出来る2000年迄は、1月中旬~2月上旬はあましビギナー向きではないシーズンに思えました。

今でもね…初めてハウステンボス訪れようって方には、「なるたけ1月中旬~2月上旬は避けた方が良いよ」と伝えてます。
これは他パークもそうですが、この期間休業しちゃう施設や店舗も多いし。

ふくちゃんみたく、最初からゆっくり場内廻ってりゃ良かったな~と、今ではつくづく勿体無く思いますよ。(照笑)

コメントどうも有難う御座いました♪
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スケートリンク (March)
2007-04-26 02:27:22
会社の先輩と光の街に行く時にスケートリンクの話をしておりました。
へぇ。。昔はあったんですね~なんて言っておりましたが、本当に(いや、決して嘘を言ったとは思っておりませんが)あったのですね!光の街でスケートなんてロマンチックだなぁ~♪

全日空、去年宿泊しましたがあまり良いイメージが・・。
夜中にお風呂にクモ出てきたし、朝一に隣に泊まっていた修学旅行生にピンポンダッシュされたし・・。
やはり、ヨーロッパと比べると・・って比べちゃダメなのかな?

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確かオランダ「ライチェ広場」 (びょり)
2007-04-26 22:49:44
…では、冬になるとスケートリンクが設置されるんだそうで(ちなみに夏はプール)、そこから想起したイベントなんではと。

ただ自分が見た限り、あんま流行ってなかった…南だし、あんま滑れる人居なかったのかも知れない…。(実は自分も滑れない…スキーなら滑れるけど)(汗)
短命で終ったのは、そゆ理由が有ったり…するかも?

場外ホテルだと場内と比較して安いから、修学旅行生に占領され易いデメリットは有りますね。(しかし部屋が隣とはアンラッキーでしたね…混んでた時季だったのでしょうか?)
場内ホテルでも最近は修学旅行生の姿見掛けるようなったけど、流石にヨーロッパは無理だろう…高いから。(笑)
けど全日空ホテルの朝食ブッフェは自分、好きだな~。
朝焼けに染まるワッセナー観ながら、種類豊富なメニューが戴けるのは楽しい♪

コメントどうも有難う御座いました~♪
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スケートリンク・・・ (すま)
2007-04-27 10:22:25
今なら流行りそうですねぇ。
私も滑ってみたい。(実は初級持ってたり(^◇^;)

全日空ホテルは、他のレストランもハズレがないような気がします。まぁ私好みということですが。
今度母を連れて行くので、和食レストランの選択で悩んで、結局「雲海」にしようかなぁと考えています。(ホントはヨーロッパの和食レストランが間に合えばよかったんですけどね)

2月に久しぶりに宿泊した時も快適に過ごせましたし(マウンテンビューシングルのはずが、パークビューダブルにランクアップ!)、私は全日空ホテル結構好きです。
こればっかりは、その時の運かもしれないですね。
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言われてみれば流行りそう… (びょり)
2007-04-27 20:44:14
空前のフィギュアブーム吹荒れてる今なら。
あの頃はむしろ斜陽で、自分の住んでる街からも唯一のスケートリンクが消えましたから…時が変れば何とやらだなぁ。(遠い目)

正直私は、2000年以降泊った事無いんで、今の全日空ホテルについては詳しく解らないですね。
ただ以前と比較して…以前は洗い場が少なかった大浴場をリニューアルしたりと頑張ってるイメージは持てるかなぁと。
けど修学旅行生とかち合いたくないと言うなら、やはり場内ホテル泊った方が落ち着くかも…。

まぁでもハウステンボスのホテルは、何処も「これ」といった特徴が、必ず1つ挙げられるのは凄いなぁと思います。

迎賓館=VIP御用達
ヨーロッパ=ポンツーン
デンハーグ=本格ワインバー
アムステルダム=騙し絵建築
フォレストヴィラ=白鳥の居る湖
全日空=パークビュー
日航=パティオ
ローレライ=素泊りOK

…取敢えず思い付いた点1ヶづつ挙げてみた。(笑)
個性的なホテルが集合してる事も、ハウステンボスの魅力の1つでしょう。

コメントどうも有難う御座いました~♪
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