クンダリニー・ヨーガの指導者として日本でビッグネームと言えるのは、故・ダンテス=ダイジを別にすれば、本山博だろう。
本山博氏といえば、大著「チャクラの覚醒と解脱」を初めとする、ぶあついヨーガやチャクラ関連の本が、大手書店の精神世界コーナーに並んでいる。もちろん、読むのが大変な本も多い。そんな中で、読みやすい上にインパクトが強いのは、「自分でできる超能力ヨガ」(1992年)という本。
この本の書名にも端的に表れているように、「超能力」とか「霊がかり」といったものを、少しも避けて通ろうとしないのが、この人の際立った特徴だろう。つまり、ヨーガの域にとどまらず、オカルトや宗教の領域に入っており、“IARP”(国際宗教・超心理学会)という団体も主宰している。もう90歳近い高齢・・・だと思っていたけど、数年前に亡くなったようだ。
お弟子さんによると、本山氏はヨーガの修行を通じて超能力を身につけたというより、もともと幼少の頃から霊能者で、「さまざまな体験を重ねてこられた」だそうな。その生まれつきの霊能力を、ヨーガによってチャクラでコントロールする技術を身につけた・・・ということらしい。
この本を読んだからといって、本気で「超能力開発」を目指す人は少数派だろうし、筆者も別に目指していないけど(笑)、本山氏の本の中では、読みやすい入門書として間違いなく有用だ。
「はじめに」から引用すると
>日本に超能力ブームが起こってから久しくなります。ひと頃は“科学的に”説明できないものはインチキだ、と白眼視する向きもあったようですが、科学万能が行き詰っている現代において、超能力の不思議な力は、多くの人たちによって見直され始めています。
>超能力を「信じる」「信じない」はすでに次元の低い論争で、現にアメリカやソ連をはじめ世界各国でも、宇宙時代に見直されてきた超能力に国家をあげて取り組んでいるのが現状です。(中略)
>・・・しかし、本書を開いてトレーニングを始める前に、しっかりと心に留めておいていただきたいことがあります。それは、この超能力トレーニングは基本的には心のトレーニングであり、人間の精神を、より高い次元に引き上げて進化させるのが究極の目的であるということです。
この本は、実践的なトレーニング書としての体裁を取っており、第1週から第4週に分かれている。
第1週は「超能力の世界」で、世の中にはどういう超能力があるのかを解説している。
ここで超能力として挙がっているのは、オナジミのテレパシーや、透視・千里眼。注目すべきことに、「霊視・霊聴」も、開発可能な超能力の中に挙げられている。
念力の代表者としては、ユリ・ゲラーが登場する。ユリ・ゲラーといえば、昔、テレビに出て、スプーンを折ったり曲げたり、「壊れた時計を動かしてみせる」と豪語していた人だ。本物の超能力者だったのかどうかは知らないが、本山博氏によると、「本物だということが証明されている」のだという。
それから、インドのヨギがやる「空中浮揚」。病気を治す心霊治療や、心霊手術。
さらには、透視力や念力のテストもついている。「ミディアム」や「ゴースト・ウィスパラー」といった海外ドラマの霊能者モノなどでよく見かける、当てモノのテストだ。
こんな超能力が、人間にあったとは。それなのに発現している人がめったにいないのは、心のカラによって閉ざされているからのようだ。第2週「超能力開発のトレーニング」の冒頭には、
>・・・超能力は、大昔から、人々によって語り継がれてきた人間の心の神秘な力を、解き放つことによって得られるのです。
>つまり、これから説明する超能力トレーニングは、基本的には、あなたの「心のトレーニング」なのです。生まれてから現在まで、何十年かをかけて固めてきた心ノカラを破り、心を自由にすることが本来の目的です。
いよいよ、トレーニングが始まったようだ。ここで、最も重要なポイントが示される。それは、何か?
一言で言って、それは「背骨」だということになる。
>しかし、そのトレーニングを積んでいくうえで、あなたの背骨が果たす役割が非常に大きいのです。とくに背骨が、ゆがんでいるかいないかが大問題で、もしズレてゆがんでいるようならば、なによりも先にこれを、まっすぐに治しておかなければなりません。
背骨をまっすぐに伸ばすこと。これこそ、クンダリニー・ヨーガにおける、基本中の基本といえる。
というのも、背骨、言い換えればセキ髄こそは、生命エネルギーの通る一本道だからだ。
通常、クンダリニーと呼ばれる生命エネルギーは、尾てい骨にあるムーラダーラ・チャクラに眠っていると考えられている。それを呼び覚まして、背骨の中に通っている中心管・スシュムナーを通し、頭頂のサハスラーラ・チャクラまで引き上げよう・・・というのが、クンダリニー・ヨーガをする人の目標。
そのスシュムナーをまっすぐにすることが、クンダリニーを通すための前提条件になる。「背骨をまっすぐに伸ばすこと」が、ヨーガにおいて、これでもか、これでもかと強調されるのは、根本にこれがあるからだ。
そんなスシュムナー管が実在するかどうかについては、人によって見方が分かれるところだろうけど、それを別にしても、背骨が歪んでいれば、何かと健康に良くないのは確か。ヘタをすれば、慢性の内臓の病気につながることもある。
ただし、本山氏によると、「背骨をまっすぐにする」といっても、必ずしも、一本の棒みたいな直線形にするわけではない。「自然に湾曲している、浅いS字型」のままでまっすぐにする・・・という意味。
背骨が左右に傾いているのも良くない。もっとも、セキツイ湾曲症、つまり、もともと病気で背骨が曲がっている人なら、仕方がないと思えるのだが。「神との使者」を書いたゲイリー・レナードも、少年の頃はセキツイ湾曲症に悩まされ、ずいぶん病院に通ったらしく、それが少年時の苦難の思い出となっている。
自分の背骨が歪んでいるかどうかを知る方法としては、自分でチェックしても、大体わかる。ただし、本山氏によれば、
>自分の背骨がゆがんでいるかどうかを知る方法ですが、これは自分で自分の背骨をさわっても、大体のところは分かります。しかし、ここでは正確に知って、それを治していかなければなりませんので、どうしても自分以外の誰かに背骨をさわってもらい、どこが歪んでいるかを教えてもらわなければなりません。
>本当は、そうした専門家に見てもらうと一番良いのですが、そうでなくても、あなたが足を前に投げ出して座り、後ろから背骨を指先でずっと触ってもらうと、スーッとなめらかな部分と、ポコンと飛び出している部分、あるいは異常に引っ込んでいる部分が、指先の感じで分かります。
超能力者・霊能力者といわれるような人なら、「指先でさわることもなく、手のひらを20センチくらい近づけただけで、どこが悪いのか分かる」のだという。ちなみに、本山博氏自身はどうなのかと言うと、
>私は4歳の頃からこのトレーニングに励み、もうかなりの超能力を身につけることができています。私の場合、他人の背中に手のひらを近づけると、健康な部分は、適当に快いぬくもりが伝わってきて良い気持ちなのですが、悪くなりかけている部分は暑く、もう慢性化しているところは逆に冷たく感じて、その違いですぐ分かります。
・・・だという。
その後、実際に背骨を伸ばす体操の実例が絵つきで出ているのだが、これは相当にキツい(笑)。
(つづく)
仙道といえば某氏なんですが、某氏の本では、
あまりに背骨の歪みが酷い人は整体など専門家に治してもらう他ないとか・・・
XPサイエンスの朝比奈センセは知ってたけどね、あの人しか結局まともに能力発揮できなくて…他の連中がやっかみで誹謗中傷だのユーザー成り済ましで、社長代行の女性に邪気が集中して可哀想だったさ(-_-;)
ところで、こっくりさん!巨大生物とかUMAを捕まえに行くのは、もっと暖かくなってから? なんか前にYouTubeで猫の餌をチュパカブラみたいなのが食べに来てる動画見たし… 何か見つけられる筈だ!
あと、こういうのはどう?
2014-01-13 20:07
◎パンツ1枚で乗車=世界各地で今年も実施
【ニューヨークAFP=時事】ズボンやスカートを脱ぎ下半身はパンツ1枚で地下鉄に乗り「笑って盛り上がろう」というイベントが12日、ニューヨークからシドニーまで世界の各都市で行われた。ニューヨークの団体「インプロブ・エブリウェア」が2002年に呼び掛けたのが始まりで、毎年1月に実施されている。
[時事通信社]
もう1月なってるし…
あの世では思っていることが伝わってしまうし、何でも実現出来てしまうから
陰ヨガで世界的に有名なポールグリリー、サラ・パワーズの師匠ということで、ここ最近、また脚光をあびるようになってますよ。
そうなんですか!?
そりゃ良かった。
そういえば、この話は書きかけで、続きを書いてない(笑).
今は息子さんが2代目を継がれていますよ。