宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

真実への完全ガイド ~ ペトル・ホボット × 浅川嘉富

2011年11月18日 | 注目のスピリチュアリスト
 
ペトル・ホボット氏は、いま最も注目される霊能者のひとりだろう。日本に対する思い入れが強く、日本での活動を強化していたが、残念ながらプロモーターと意見が合わなかったらしく、サイトが閉鎖されてしまった。

ホボット氏は、2010年に出版された浅川嘉富氏との対談本、「真実への完全ガイド」で有名になった。浅川嘉富氏は、船井会長やJ.C.ガブリエル氏(元エハン・デラヴィ)たちと並んで、早くから日本でアセンションを提唱してきた代表格の一人だ。ホボット氏も浅川氏も、世界中を飛び回って各地のパワースポットをフィールドワークする、並外れた行動力が羨ましい限り。
 
ペトル・ホボット氏は、チェコスロバキアに生まれ育ったチェコ人だ。この、かつての社会主義国がチェコとスロバキアに東西分裂してから、もうだいぶ経った。ホボット氏いわく、(精神世界の中心地である)米国カリフォルニア州に生まれるという選択肢もあったそうなのだが、今は「チェコに生まれて良かった」と思っているらしい。というのも、アメリカは、見た目は民主主義国なのだが、実はそうではなく、見えない影のグループによって強権支配されており、言いたいことを自由に言ったら殺される危険があるからだそうな。アメリカも、ずいぶん物騒な国になったものだ。いや、元からそうなのか・・・?
 
そんなチェコ人のホボット氏なのだが、若くしてソビエト連邦(今で言うロシア)に無理やり連れて行かれ、大学で生物学の研究者になった。チェコでは超能力者として有名になったので、ソ連政府に目を付けられたのだ。当時のソ連は、アメリカと並ぶ超大国として、世界で覇を競っていた時代。超能力者を軍事や諜報に活用すべく、真剣に研究していたソ連は、ホボット氏をお抱え超能力者のリストに加えた。そんな理由で始まったロシア暮らしとはいうものの、ここで生物学を学んだことが、後の科学的思考につながっていく。

ホボット氏と浅川氏には、共通点がある。中南米のペルーやメキシコが大好きだということだ。当然のことながら、マヤ文明も研究している。でも、それ以上に盛り上がっていたのは、「ナスカの地上絵」の話題だ。2人ともナスカの地上絵を何度も訪れて実体験しており、それが世界的なフィールドワークの中心をなしている。

さらには、浅川氏のコレクションである「カブレラ・ストーン」が話の焦点になっていた。カブレラ・ストーンというのは、有名なオーパーツ(先史文明が残した謎の遺物)のひとつ。硬い石に精密な彫刻で描かれた、神秘の絵だ。そこには、誰が見ても恐竜としか思えない絵が多数、含まれている。このため、浅川氏は「かつて、ここで人間と恐竜が共存していた時代があったのだ」と主張している。

もっとも、ここでは偽造問題にも言及されていた。実のところ、カブレラ・ストーンは、英国のクロップサークルと同様、少なくとも一部は偽造であることが判明している。カブレラ・ストーンには、古く見せかけるために靴墨を塗ったり、火であぶって細工した跡のあるものがある。クロップサークルの場合は、若手アーティスト集団(?)が、夜中にせっせと穀物畑で作業している姿が動画で流れたりしている(笑)。でも、あまりにも巨大だったり、精巧で芸術性が高く、インチキ発見者が偽造するにしては採算がとても合わないほど膨大な手間ヒマがかかっているものも数多く含まれているので、やはり全部を否定するのは難しい。おそらくは、最初にホンモノがあって、それに追随する形でニセモノが作られ、玉石混交になっていると見るのが自然だろう。ホボット氏は、石やサークルが発するエネルギーの大きさによって、本物と偽物を区別しているという。

それはともかく、恐竜に関して、浅川氏とホボット氏は意見が割れていた。ホボット氏いわく、「ナスカには、恐竜の化石がひとつも見つかっていない。そもそも、数百万年前まで、ここは海底だった。人類と恐竜が共存していたはずがない」と言う。これは、ホボット氏ひとりの考えではなく、地質学者や古生物学者の意見を聞いて調査した結果だという。

浅川氏には悪いが、ここはホボット氏の意見を採るべきだろう。古代人が恐竜の絵を描いていたからといって、恐竜がいたとは限らない。それを言ったら、数千年後の未来人が、「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」の絵を見て、「20世紀の日本では、船や汽車を宇宙空間にまで飛ばしていたようだ」と結論することになりかねない(笑)。人間が描いた絵は、参考資料にはなるけど、証拠にはなり得ないのだ。
 
本当に物的証拠と言えるのは、やっぱり、化石や地層ということになる。世間の一般人ならともかく、「先史文明研究家」ともあろうお方が、化石や地層を無視して「地球の歴史」を語るのは、あまりにも無謀であり、残念なことだ。その点、ホボット氏はさすがに、ロシアの大学で生物学を研究していただけあって、基本をおさえたモノの見方をしている。この点は、生物学者出身のコルマン博士とも通じるものがあり、さすがと思わせる。

実際のところ、恐竜は6550万年前の、中生代の終焉とともに絶滅している。一方、人類はほんの10万年~20万年前に登場した、新しい生物だ。いくらなんでも時代がカケ離れすぎており、「共存」するのは無理がある(笑)。
 
でも、ホボット氏いわく、カブレラ・ストーンに描かれているのは、本物の恐竜だという。というのも、ナスカは、世界的にも屈指の強力なパワースポットだ。現代とは異なり、古代には、こうしたパワースポットが「パラレルワールド」の入口となっていた。現代でも、一部のハイレベルなシャーマンは、パラレルワールドに参入できるそうなのだが、古代においては、誰もが自由に出たり入ったりできたのだという。
 
こうしたパラレルワールドの中には、人間がいない、恐竜時代の地球もあったということだ。そんな恐竜の地球に、古代のナスカ人は入ることができた。入るだけでなく、この地球に連れて帰ってきて、乗り物や兵器としても使っていたらしい。カブレラ・ストーンは、その名残なのだという。

個人的に、筆者は恐竜が大好きだ。もともと、精神世界マニアであるのと同じくらい、歴史マニアでもある。それだけに、「地球の歴史」に対するコダワリは強い。化石も、機会あるごとにたくさん見ている。化石を見たことがない人には、上野の国立科学博物館がオススメだ。そのあと、上野の骨董品屋に行ってみれば、三葉虫やアンモナイトがヒトヤマいくらの価格で売られている。
 
ホボット氏が言うような、恐竜がたくさん住んでいるパラレルワールドがあるのなら、是非とも行ってみたいものだ(笑)。恐竜好きな人の多くは、「本物の恐竜が見れるなら、死んでもいい」と思っている人たち。映画「ジュラシック・パーク」に出てくる古生物学者も、そういう人だった。
 
この、「恐竜のパラレルワールド」の話には、妙に説得力がある。というのも、アステカ人たちが崇拝していた神様のケツァルコアトルは、「羽根の生えた巨大なヘビ」の姿をしているというのだが、これはプテラノドンやケツァルコアトルスを始めとする、中生代の翼竜そのもの。もちろん、「偶然に化石を発見した古代人が、翼竜は実在すると思い込んだ」というのが合理的な解釈なのかもしれないが、やっぱり、古代人はどこかで実物を目にしていたんじゃないか・・・?

またまた、話が脱線してしまった。でも、ホボット氏が言うには、アセンションすれば、パラレルワールドにも出入りできるようになるという。ここはやはり、アセンションするしかない?。
 
そんなこんなで、南米のシャーマンたちの驚くべき実態を、次々に語るホボット氏。これは、「ヒマラヤ聖者の生活探究」に出てくる、ヒマラヤ聖者にも匹敵するオドロキだ。(;゜Д゜)!
  
こんな人たちが実在するのなら、まさしく小説よりも奇なり珍なり、摩訶不思議なり・・・。

(つづく)
 
 ←カブレラストーン

最新の画像もっと見る

コメントを投稿