ANOTHER PLANET

与太話とマンガ。ホームページへのリンクはBOOKMARKにあります。

常套句

2007年01月31日 23時21分36秒 | 俳画・・・のようなもの

 一見疑問文のようですが、実は短歌です。
 (「根岸の里の侘び住まい」は、昔は小学生でも知っていた「ヘボ俳句のための万能の下二句」。湯豆腐はもちろん、「節分や・・・」「名月や・・・」どんな上の句にもつけられます。)

 今話題の柳沢さんの発言は「disgusting」(ディスガスティング。「ガ」に思いっきり力を入れてください。)という単語の「用例」に最適ですね。
 それについての安倍総理の答弁は、「ignorant」の用例かな~。「ナントカカントカは不適切だったが、職責を果たすことによって」云々云々・・・という常套句。柳沢さん他数名は、その不適切だった行為(言葉)によって、当人が職責を果たせる器ではない事が分かってしまったという事を批判されているのに、全く「批判そのものを理解していない」答弁ですね。

 この件については、追求している野党議員の中にも柳沢さんと50歩100歩の意識の持ち主がたくさんいそうですが、公言するかしないかというのはやはり大きな違いですね。公言して「はばからない」ところが「disgusting」の素なのだと思います。

マナーと人情

2007年01月27日 21時18分41秒 | いろいろ

 ユーリャさんのブログの記事与文明同行做可愛的上海人」について、私の考えをillustratorで折れ線グラフにしてみました。
 (illustratorのグラフ作成機能って、要するに「ミニ・エクセル」が組み込まれているような感じで、数値を入力するとグラフが出来てきます。私はオリジナルのにこにこマーク・マーカーの大きさを調節するのに手間取ってしまいましたが、グラフ作成自体はすごく簡単で面白いです。)
 

 すご~く大雑把な分析ですけど、私は、昔の日本人のマナーの悪さの中身には「古き良きニッポンの下町的人情の絆が生暖かくてヌクヌクしていたために、公共の場にいる時でもあたかも自宅の居間にいるかのような行動をとってしまった」・・・という部分もあったと思います。(A:暖か味)
 でもだんだんと、下町的つながりのない社会になってきて、お互いに利害も違えば好みも違い、しかもどう違っているのかをお互いに知らないという状況になってきました。
 そこへ、輸入品の個人主義とそれに基づいたマナー(基本的に自分さえ良ければいいので、公共の場では配慮のためのルールを守らないことには、トンデモナイ事になってしまう。)が入ってきて、少しずつ世間に採用され始めました。(B:洗練)

 というわけで、人の温かみがドンドン失われてきて、社会がすこしずつ洗練されてきている様子を折れ線グラフにしてみると・・・・・、「今」がサイテーなのがよく分かりますね~。

 (「未来」の「暖か味」がアップしているのは、人口が減るとみんな人恋しくなって、かえって温か味が増すのではないかという予想からです。)

んまい紅茶

2007年01月26日 20時24分57秒 | いろいろ

 今日も、実体験その2です。

 ミネラルウオーターで紅茶をいれるとおいしい!!

 初めて知りました。
 「飲み水にはミネラルウオーター」と決めてから何度か、「これで紅茶をいれてみたら・・・?」と思う事はありましたが、まだ実行してはいませんでした。
 今朝、ふと思い立って実行してみたら・・・・、おいしかった~!
 口に含んだ瞬間に、「まろやか!」
 飲んだ後は、「いつもよりコクがあるような・・・」

 私が使っている紅茶の葉は、トワイニングの「イングリッシュ・ブレックファスト」。(ニュージーランドのスーパーには、「徳用」風の大袋しか置いてなかった銘柄・・・。)愛用のティーカップは100円ショップで買ったものです。(町田ルミネで買った「ワイルド・ブーケ」という柄のものがとても気に入っていたのですが割れてしまい、その後ちょうどいいのを探していろいろ買ってしまった後で、100円ショップでベストのものを見つけました。デザインは洗練されていませんが、形と大きさがバッチリでヘンな絵などがついていないのです。)

 その程度のKobantoですので、「おいしい」と言ってもタカが知れています。

 でも、本当に味が違うことは確かですよ~。


*********************

「内藤明美/山崎春奈デュオ・リサイタル」

*********************


ピッカピカ

2007年01月24日 21時14分36秒 | いろいろ

 このところ何かと文句ばっかりの記事が続いてしまいましたので、ちょっと気分を変えて・・・・「お掃除に重曹が重宝」というお話です。

 きっかけは、新しく買ったアイボリーの石油ストーブでした。色合いが昔からあるあの「アラジンの石油ストーブ」のような感じで、点火するとオレンジ色に熱せられた芯が反射板に映えて、すごくきれいなのです。
 でも買ってきた翌朝、ストーブが点いている時に、ホコリ取り用の化学繊維の綿毛状ハタキで天板をサアーッとひとなで・・・・。アッと思う間もなく、科学繊維の綿毛が溶けて天板に焦げ付いてしまいました。
 アイボリーの天板にセピア色の焦げ目・・・・。
 今までオイルヒーターに慣れすぎて、「暖房器具の表面が80度以上かも」という気持をすっかり無くしていました。
 「せっかくきれいなストーブだったのにィ~」と残念がって、友人の大番頭さんに話したら、「重曹を使ってみたら?」というアドバイス。「じゅうそうゥ~???」と思いながらも、賞味期限切れ(3年ぐらい前に)のベーキングパウダーがありましたので、それをクレンザーのように使ってこすってみました。
 落ちたんですね~、これが。

 その後は薬局で本当の重曹を買って来て、シンクだの水道の蛇口だのをピッカピカにして楽しんでいます。薬局で「重曹をください」と言ったら「お掃除用ですか?」と言われましたので、「お掃除に重曹を使うと良い」というのはかなり一般的に知られている事のようです。みなさまももうご存知だったかもしれませんが、一応「Kobantoの実体験」ということで・・・。


 例の納豆を意識したわけではなくて、ホントにたまたまこういう事がありましたというお話です。


*********************

「内藤明美/山崎春奈デュオ・リサイタル」については、こちらをクリックしてください。

*********************

遊び心

2007年01月21日 22時58分17秒 | スケッチブック

 今日は日曜日なので、厚手の紙を使ったパンフレット状の付録が朝刊と一緒に配達されていました。写真が多くて文字が少なく、行間もタップリとってあるので、必然的に内容が少ない(「ない」とは言いませんが)・・・。
 こういうのを「オシャレ」と言うんですよね。

 その中の記事に「パノラマ消費考現学」という題名の記事がありました。(題名が意味不明だとかそういう事は、もういちいち言ってられないので、やめておきます。)
 東京都内のある幼稚園が、「当代一の売れっ子アートディレクター」のデザインで、非常に個性的な建物なのだそうです。

 ケヤキの大木が屋根を突き抜けて伸び、その屋根から中庭に降りる滑り台があり、教室の仕切りは木箱で「ゆるく区切ってあるだけ」。子ども達は「冒険心をくすぐられて」ケヤキの木の間をふさいでいる安全ネットに「わざと身を投じる」。それは「斯界の第一人者らの計算を軽々と越える」子どもらしい行為であり、彼等は「大人の意図を裏切り、飛び越していく子供」である。「意図通りに動く子供」と比べて・・・
 
 ・・・「真の勝ち組がどちらから生まれるか、言うまでもない。」

 ・・・のだそうです。

 子供の冒険心さえも、「勝ち組になるために役立つ」という理由で評価する。
 そして、そういう「役立つ冒険心」を育むために、自然の大木を取り入れる等の「遊び心のある」デザインをする・・・・。
 これじゃ、普通より「遊び心」がないような・・・・。

 こういうのが日経のイヤなところだな~と、しみじみ思った日曜日・・・でした。


*今日の絵は、その付録の裏表紙のスケッチです。
 ルイ・ヴィトンの広告。素晴らしいファッションですね~。
 こういう人、一度見て見たいですね、ミーティングの席で。