相談スキル養成研修

連合静岡の労働相談はしっかりと定着しましたが、最近は心の悩みを訴える電話相談も増えてきました。
専門外と言えども無下に断ったり無視するわけにはいきません。
そこで１２日の事務局会議では、そんな相談への対応スキルを磨く研修を実施しました。

午前中は、自殺対策として内閣府が進めている「ゲートキーパー」の養成研修です。
「ゲートキーパー」とは、悩みを抱える人に気づき、声をかけ、話を聞いて見守る家族や仲間のことです。
孤立を防ぎ、医療機関や法律の専門家などの適切な支援につなげる役割を担います。
まずは自殺やうつ病などの基礎知識を学び、その後全員で相談の実技演習を行いました。

午後は、相談者に欠かすことのできない「傾聴」についての研修です。
この研修でも中心となったのは、座学よりもたっぷりと時間をかけた実技演習でした。
参加者は、役職や性別を超えて同じ立場で、お互いに素直な気持ちで向き合います。

今回の研修を受講して思ったことは、業務としての労働相談にも役立ちますが、日常の組織運営にもずい分とためになるということです。
どんな小さな組織でも、コミュニケーションをうまくとることに心がければ、現状を倍するようなパワーが産まれるかもしれません。
みなさんの組織でもぜひこんな研修を計画してみませんか？