麻生内閣の世論調査＆戦略

麻生内閣誕生後の世論調査を見てみよう。

【首相にふさわしいのは？】
　　　　　読売　　　共同　　　日経　　　毎日　　　　朝日
麻生　　　５４　　　　５４　　　　３５　　　　４２　　　　５４
小沢　　　２６　　　　２９　　　　２２　　　　１９　　　　２６

【比例区で投票する政党は？】
　　　　　読売　　　共同　　　日経　　　毎日　　　　朝日
自民　　　３７　　　　３５　　　　３６　　　　　　　　　　３６
民主　　　３０　　　　３５　　　　３３　　　　　　　　　　３２

【望ましい政権は？】
　　　　　読売　　　共同　　　日経　　　毎日　　　　朝日
自民　　　４７　　　　３８　　　　１９　　　　４１　　　　３９
民主　　　３６　　　　４４　　　　１９　　　　３７　　　　４０

【麻生内閣を支持しますか？】
　　　　　読売　　　共同　　　日経　　　毎日　　　　朝日
する　　　５０　　　　４９　　　　５３　　　　４５　　　　４８
しない　　３３　　　　３３　　　　４０　　　　２６　　　　３６

２６日日経新聞４０面の全面広告は“麻生がやりぬく”。
自民党の衆議院選挙大戦略がスタートを切った。
自公政権に風当たりが強いことを意識して、「麻生か、小沢か」「太郎か、一郎か」の土俵に引きずり込む考えは明々白々である。
世論調査でも次期首相に望ましいのはと聞くと必ず「麻生」が「小沢」を上回る。
しかし望ましい政権はと聞くと「民主党」が「自民党」を上回るか互角の回答。
ここに自民党と民主党の選挙戦略の違いが現れる。

民主党は有権者にこう呼びかけるべきだ。
“あなたは政権交代を是としますか、否としますか？”
“あなたは古いしがらみやを利権構造をこれからも良しとしますか？”
“あなたは自公政権を続けさせますか？”
“あなたは民主党を選択しますか？”

それにしてもホッとした。
もし全面広告のキャッチフレーズが“太郎がやりぬく”だったら、ちょっとやりにくかったかもしれない。