南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

長くて短い物語③

2009-09-02 14:15:11 | 政治

ところが自民党戦略は2転3転、なかなか解散しないまま麻生内閣の支持率はどんどん低下していきます。
そうこうしているうちに静岡県では大変なトラブルが発生しました。
11月1日の開港を目前とした静岡空港の“立ち木”問題です。
08年10月末の事件です。
日本中に静岡県の恥をさらしてしまいました。

暮れになると米国発の金融危機は一気に広がり、日本の輸出産業をどん底に陥れました。
静岡県にもその不況色は色濃く及んできました。
麻生内閣は打つ手なしで、定額給付金なる愚策をもって“まずは景気対策”と解散総選挙をまたまた先送りします。

連合静岡としても選挙どころの話ではありません。
仲間内にも雇用問題が発生し、労働相談ダイヤルも大忙しの日々が続きます。
年末には東京の「年越し派遣村」が大賑わいで、暗い暗い2008年は暮れていきました。

2009年のキーワードは“change”に間違いありません。
全世界の人々が米国のオバマ新大統領の就任演説に耳を傾けました。
そして“yes we can”、やればできるんだと人々の心は動かされました。

国の“政権交代”を果たす前に、私たちには大きな仕事がひとつできてしまいました。
石川知事辞職にともなう静岡県知事選挙です。
闘う相手は、石川前知事の後継者であり自公推薦の「坂本由紀子」氏と元民主党参議院議員「海野徹」氏です。
我が方は擁立に手間取ってしまい、告示1ヶ月前にようやく「川勝平太」氏を擁立し立ち上がりました。
誰が見ても無謀、誰が見ても勝てない、と言われた県知事選挙でしたが、連合静岡・民主党県連・平成21の一体化した戦いで薄氷を踏む思いでしたが、見事に当選しました。

静岡県知事選挙の勝利は物凄い“change”エネルギーを、連合や民主党の仲間たちに与えました。
そして東京都都議選、衆議院選挙の大勝利へと繋がっていきました。
大きな世界潮流はまだまだ、間違いなく“change”“変革”“転換”の方向へ流れています。

(終わる)