県議会代表質問の傍聴に行きました。
焦点は、石川県知事の5選出馬に向けた質問に対する態度表明です。
一人目は自民党の渥美県議(浜北選挙区)です。
県知事の答弁は「まだまだ県政のお役に立てると思うが、それが許される状況にあるか、今しばらく考えたい」とのことでした。
二人目は平成21の原県議(裾野選挙区)です。
知事の5選については推薦しないことを決定していますので、かなり厳しく政治姿勢について問いかけましたが、答弁は同様でした。
地方分権が今後も進む中で、首長の権限はますます増大していきます。
わずか4時間ほど議場で傍聴しているだけでも、私たち庶民は世間とずれてしまいそうな感覚に陥ります。
外出するときには黒塗りの公用車、しかも会える人間は限られた一握りの人たちだけ、秘書室に厳重にガードされ続けた16年間、それでも公平なバランス感覚を失わなかった石川県知事は充分に評価はさせていただきます。
しかし20年はいかにせよ権力の座に座りすぎだというのが世間の常識。
そのことをきちんと伝える鬼番頭もいるはずですから静かに決断を待つことも必要かもしれません。
傍聴席でそんなことを思いました。