南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

ヘルプ機能の強化

2006-10-13 23:33:50 | Weblog

「連合ユニオン東京」の白川書記長にお願いし、事務局の学習会をおこなった。
テーマは「労働相談の法的対応に関する学習会」。
10月からスタートする「連合静岡ユニオン」のために、大先輩にご教授願って「ヘルプ機能」を高めた。
白川さんには遅くまでお付き合い願い恐縮。
でも大変な財産をいただいた。

学習内容の中心は、①労働相談の入り口と出口②いくつかある法的手段の特徴点と具体的対応方法③労働審判制度の申し立てについて、等々。
今年から始まった「労働審判制度」、静岡県では代理人として弁護士をつけるように定められているが、かなりの費用がかかる。
東京でもまだ連合が代理人にはなれないが、申立書の作成や証拠整理などに協力・助言を与えて、弁護士なしで労働審判が行われるようになっているという。

ユニオン活動をスタートするにあたり大いに参考になった。
お金の返済に苦しむ多重債務者に対する「ヘルプ機能」も今後は高めていきたい。
基本的には労働相談と同じである。
大切なことは、「ヘルプ機能」を高めた後のことだ。

日本人は基本的には、助け合うという気持を持っている民族だ。
一方で、人の迷惑になることを嫌う民族でもある。
だからせっかく「ヘルプ機能」を高めても、「人を助けたい」という心持で臨むと、かえって相手に敬遠される。
どうすればいいか。
困った人が周囲の人に「助けて」といえるようになればいい。
「助けて!」と気軽にいえる人を育てていけばいい。

私たちは「ヘルプ機能」を高めて、どんな相談にも応じられるように努力しよう。
だからみなさんは、「助けて!」といえる人を育ててね。

学習会と反省会を終わり、駅南のスタンドバーで会長と電車の時間待ちで飲む。
「ヘルプ・・・・。」