明日死ぬかも

あなた自身が、この世で見たいと思う変化とならなければならない。byガンジー

悪かったを信じられなくなったわけ~父編<パート5>~

2009年07月29日 19時06分28秒 | 私の家族を紹介します<父編>



「ごめんなさい」
とか
「すみません」
とか
世にはいくつか謝罪のときに発せられると思われる言葉が存在する。

「悪かった」
も、たぶんそれなんだと思う。
てゆーか、フツーそうだろ。


私も、クソ親父の口から数回、人生でこの言葉を聞いた記憶がある。
よくあるよね、なんてゆーか漫画とか、ドラマとか
すんげーギクシャクしてたり、折り合いの悪かった親子がクライマックスで
このひとことでこう、なんてゆーの?
和解?
みたいな、そういうの。

あの親父が頭下げて謝ったんだよ、みたいな。
でも、これってまだまだ全然甘いんではないかと思うわけ。

この言葉で和解っていうのが感動的だったり、印象的だったりすんのは
それがきちんとした謝罪になった場合のみであって
そうじゃない場合っていうのは、ただのその場しのぎだったってことで
なんの感動も、なんの感慨もない。
てゆーか、逆に、ムカつく。


「そうじゃないっていう場合」っていうのがどういうことかっていうと
「すまん」だの「悪かった」だのと謝った翌日には、翌週には、翌月には、翌年には
また再発
ってことだ。

再発って、意味通じなさそうだな。

謝って直しますと言ったことが、全然直ってないってこと。
謝ったのと同じ過ちをまた繰り返すってこと。

まぁ、簡単に言うとそういうことだ。

私のクソ親父はまるっきりこれであった。
改心しますと頭下げて子供に謝りはするが
その次の日にはもうコロっと忘れて同じように振舞う男だった。


謝るだけまだマシなのかもしれないが
なんの改善にも繋がらない謝罪に、どんな意味があろうか…。
これを思い出すたびに、なんとも言えない怒りがこみ上げてくる。

一度こういう男と付き合ったことがあるが
「別れる」
と言ったときだけ男のクセにみっともなく泣きじゃくり
「オレ、変わるから」
「だから、別れないでくれ」と、嘆願する。
受け入れるが、もう数時間後には
“別れたかった男そのもの”に戻っている。
(ほんとに、なんでこんなクソ親父そっくりな男と付き合えていたのか
数年経った今でも自分で自分がわからない)

こういう奴が、一番厄介だ。

いったい、お前はなんなんだ?
と、心から思う。

なんのために謝るんだ? なにを謝っているんだ?
なにが悪かったと思っていたんだ?


意味不明なんだよっ

こっちは改心したもんだと思って毎回許すのに、一向によくならねえ!!

お前の「ごめんなさい」にはどのくらいの重さがあるんだ!?
ええ? お前の「すまなかった」には
いったいどのくらい「すまない気持ち」が入ってんだ?

ポースだけならやめてくれよ。

いや、マジで。
そういう気持ちマックスだから。
で、他人の「ごめんなさい」とかも、もうなんだかわかんなくなってくるから。
どれが本当の謝罪で、どれがその場しのぎなのかって、正直判断つかないし。

まだ、付き合ってるだけの男なら、別れて切っちゃえばいいだけだけど
生活の援助受けてる立場で父親となるとそうはいかなかったから
ほんと、もういったいなにがどうなってんのか
ああ、思い出すと腹が立つっ!!


なんでこういう人種がいるんだ。
なぜにこういう奴が親になるんだ。
なぜにこういう親のもとに生まれてきてしまったんだ。
あああああああ、口惜しい!


謝ったら、ちゃんと誠意を見せろ。
言ったことが本当だってことを、証明しろ。
(せめて証明しようと努力しているところを見せろ)

「ごめん」って言えば済むことばっかじゃねーんだ。

謝って直すと約束したことのひとつも守れない大人の言うことをきく
バカな子供がいると思うか!?

この愚か者めっ!
カーッ(゜Д゜≡゜д゜)、ペッ



次回はこれに関連する話をひとつ…。