センター試験地理B2009年 

センター試験2006~2009年地理Bの解答解説。上のタイトルをクリックすると目次ページになります。

第4問 地球的課題

2007-02-08 | 07地理A
第4問 地球的課題と国際協力に関し、各問いに答えよ。

問1.次の表は、イタリア、ブルネイ、モザンビーク、それに日本の出生率と死亡率を示す。(ア)(イ)(ウ)は、どの国か。正しい組合せを選べ。統計は2000年である。
【 23 】






問2 次の表の(カ)(キ)(ク)は、アジア、北アメリカ、ヨーロッパの各地域の、生産量、輸出量、輸入量のいずれを示しているか。
【 24 】





問3 次の図は、岩手県、グアム島、南極において、二酸化炭素濃度を観測した結果の一部である。この図に関連し、あとの①~④の説明のうち、どれが正しいか。
【 25 】



① 岩手県の季節変化は、日本や中国の産業活動の影響であり、グアム島より大きい。
② グアム島の季節変化は、発展途上国の焼畑農業の影響が強い。
③ 南極大陸では植生がほとんどないので、季節変化が小さい。
④ 各地での長期的な濃度の上昇は、人間による森林破壊が、最大の原因である。


問4 スカンディナヴィア半島の一部では、環境破壊対策として、写真のように、石灰が大量に散布されている。どのような環境破壊への対策か。
【 26 】



① 化石燃料の大量消費
② 原子力発電所の事故
③ 産業廃棄物の不法投棄
④ フロンガスの放出



問5 次の(サ)(シ)(ス)は、どのようなエネルギー資源の説明か。あとの組合せから選べ。
【 27 】
(サ)中国とアメリカ合衆国の2国で世界の6割を生産する。埋蔵量は豊富であり、今後も発電用・製鉄用に、需要の増大が見込まれている。
(シ)ロシアとアメリカ合衆国の2国で世界の4割を生産する。クリーンエネルギーではあるが、利用には新たな施設の整備が必要である。
(ス)カナダとオーストラリアの2国で世界の5割を生産する。発電用原料として重要だが、特殊な加工が必要である。世界でこの資源による発電量は総発電量の17%を占める。




問6 次の図①~④は、アジア、アフリカ、オセアニア、ラテンアメリカの、ODA受取額である(2001年)。そのグラフには、援助資金拠出国(開発援助委員会DAC)の出資割合を示している。ラテンアメリカに該当するのは①~④のどれか。
【 28 】




問7 次の地図のWXYZは、日本がユネスコを通して、保存修復事業を行った分化遺産である。Xに該当するものは、①~④のどの説明か。



① 4千年前に栄えた、碁盤目状街路や排水施設を備えた都市の遺跡の修復のために、人材養成や研究施設の設備改善などの協力が行われた。
② 6~7世紀の仏教文化の繁栄を示す壁画や大仏は、その後、何度も破壊されて多くが失われたが、残された遺物の保存修復作業が進められた。
③ 16世紀に建設されて宗教施設では、1989年から政治的混乱があったが、混乱の収拾後、壁画修復や建物の耐震補強などが本格的に行われた。
④ 19世紀に築かれた王宮は、1950年代から始まった戦争により多くの被害を受けたが、その修復と保存が進められた。
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