ベルばか日誌

ベルばら好き主婦、Kimeの妄想満載「ベルばか日誌」
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初めの一歩

2007-04-30 14:26:07 | ベルばか日誌
世間一般に考えられている「ベルばら」ファンとはどんな人でしょうか。
少なくとも私のイメージでは、男装の麗人オスカル様にキャーキャーと憧れる少女(あるいは元少女)たちでした。

長年隠れファンをやってきて、他人とベルばら話を世間話以上にしたことがなく、「ファンだ」と明言する人と会ったこともない私は、アンドレ好きな自分を異端だと思っていました。

それが前回述べたように「謎と真実」本を読み込むことによってベル熱が徐々に高じてきた私は、どこかで誰かとこの思いを共有したくなってきたのです。

「ひょっっっとしたら、どっかに私みたいにアンドレ好きな人がいるんじゃないかしら???」

もしかしたら、インターネットで、どっかの物好きな誰かが、アンドレの魅力について語ってたりしないだろうか?
少なくとも、ベルファンのホームページとか、あっても不思議じゃないし。
中にはアンドレが好きっ!て人も、いるんじゃないだろうか?

そう考えた私は、仕事が休みのある平日、一大決心の元、パソコンで検索したのでした。

「アンドレグランディエ」

姓と名の間に「・(中黒)」を入れなかったのは、入れないほうがヒット数が少なくて面倒くさくないんじゃないかと思ったからです。

・・・
ええ、もちろんいくつかヒットしました。

先頭にヒットしたのは、なにやら小説の一部のような文章。

内容を見てみると

「何?これ・・・」

アンドレ、オスカルなどの登場人物は明らかにベルばらです。
しかし話の内容は、ベルばらと全く違う。
聞いたこともない侍女とか伯爵夫人とかも出てきます。

「???」

そのページのトップに進み、あちこちクリックして、原作と全く違う内容の小説のようなものを更に沢山見つけました。

「何?これ・・・」

リンクから他のベルばら関係らしきサイトも見つけ、見て回りました。

「ああ、やっぱりベルばらのファンのホームページってあるんだな~」

・・・
そして私はあるサイトで、ウェブ上におけるベルばらファンのホームページ、つまりベルサイトの基本を学びます。

OAというのは、オフィスオートメーションの略ではない。
サイドとサイトは違う。
アンドレ好きな人は、案外多い。それどころか、アラン好きとかジェローデル好きもかなり多い。

・・・

これらの基本を踏まえた上で、私は改めて初めに目にしたサイトで、二次創作の小説、つまりサイドストーリー(SS)を読みました。

お、面白れー・・・。

原作では、愛し合うようになったと思ったら死んでしまった悲しい恋人たちが、早々とくっついていちゃいちゃしてたり。
原作と全く違う設定で、愛し合うようになってたり。
革命後も生き残って、波乱万丈な、あるいは平凡な生活を送ってたり。

子供の頃から、「このふたりがもっと幸せになっていたらよかったのに」と思っていた、私の妄想そのままの世界が繰り広げられていたのです。

・・・
こうして私は、ベルサイトの世界に足を踏み入れたのでした。

(次回の更新は5月9日の予定ですが、連休中時間があれば更新するかもしれません)

「謎と真実」

2007-04-25 14:59:09 | ベルばか日誌
「ベルサイユのばら その謎と真実」
発行日は2003年1月となっています。
 
その頃私は妊娠7ヶ月、妊娠前に通い始めた英会話スクールのチケットを期限内に消費すべく、週1回スクール通いをしつつ、だらだらした毎日を送っていました。
スクールの帰りに立ち寄った本屋で、私はその本を発見しました。

以前に立ち読みしたとんでもねー謎本とは違い、池田理代子先生監修です。
一通り斜め読みし、即お買い上げ。
自宅でじっくりと読みふけりました。

この本が書かれた経緯や、筆者の方々を私は知りませんが、察するにこの本の筆者の方は、前述のとんでもねー謎本をお読みになっていたのではと思います。
(もし違ったら、ごめんなさい)
「謎と真実」では、アンドレのことが褒めちぎられています。
それが私には、とんでもねー謎本でけちょんけちょんにけなされていたアンドレを、まるで弁護するような口調で書かれているように見受けられました。

アンドレがいかに優れた資質を持った男であるか。
アンドレがオスカルの影になるため、どれほどの努力を積み重ねたか。
だからオスカルは、そんなアンドレに惹きつけられていったのだと。

そーよそーよ、その通りよ。
やっぱりアンドレっていい男なのよ。

とんでもねー謎本のお蔭で鬱々としていた私に、「謎と真実」は光を投げかけてくれたのです。

私は何度も「謎と真実」読み返しては「う~ん、やっぱりアンドレって素敵」と、ベルへの思いを深くしていきました。

その後私は順調にさる子を出産、しばらくは育児、家事に専念しておりました。
さる子が1才半になった頃、育児家事だけに明け暮れる専業主婦にストレスが溜まり、てーしゅに相談もせず保育所入所の願書を提出。
保育所が決まる前に、パートの仕事も採用が決まってしまいました。
さる子は託児所に預け、仕事を開始。

最初のうちこそ、家事育児仕事の両立だの、毎月のようにさる子が発熱したりだので、ばたばたと日々が過ぎていきましたが、時折空いた時間に私は「謎と真実」をパラパラと拾い読みするということを続けていました。

仕事を始めて半年もすると、生活のペースも落ち着いてきました。
少し時間に余裕ができたところで、私の気持ちはまた「ベル」の方へ傾いていったのです。

う~ん、ベルって素敵。
アンドレってかっこいい~・・・


つづく(次回更新は4月30日の予定)

本のタイトルは忘れた

2007-04-17 15:32:34 | ベルばか日誌
10年ほど前のことだったと思います。
当時「磯野家の謎」という本が流行りました。漫画/アニメ「サザエさん」について面白おかしく突っ込んで真面目くさって研究した本です。
面白いもの好きの私は買ってしまいました。
その後、流行に便乗して他の人気アニメや漫画などについてもさまざまな「謎本」が出版されました。
当時ベル熱は低めだった私ですが、「そのうちベルばらも出るんじゃないかな~」と、軽く期待しておりました。

そして私はある日、忘れもしない東京駅八重洲地下街の本屋で「ベルばら謎本」を見つけたのです。
本のタイトルは忘れました。
出版社もわかりません。
ビジネスマンで混んでいたその店で私は本を手に取り、コソコソと(誰もあんたのことなんて見てないよって思うんだけど、何だか恥ずかしいんだよね)立ち読みいたしました。

・・・

それがもう、ヒドイのなんの。
著者については全く記載がありませんでしたが、ベルファンでもなんでもないライターが、原稿を書くためだけにベル原作を読み、勝手なツッコミを入れているといった感じでした。

特に、アンドレについて。

おりぼん時代やらかしたマヌケな事件とか、オスカルと一緒に育ったのに、剣は弱いし銃の扱いも知らないとか、左目失明した後屋敷の階段の数覚えようとしてたけど、20年も住んでいた家の間取りもおぼえてないのかとか。
とにかくアンドレのことを馬鹿だ×××だとこき下ろした挙句、
「なぜ優れた才能を持ったオスカルがこんなどーしよーもない男を好きになったのか理解に苦しむ」
とまで書かれていました。
(正確な文章は忘れましたが、とにかくそうゆう内容でした。)

・・・

私は根はひねくれ者ですが、他人に文章で意見を表明されると
「ふ~ん、そーかぁ、そーなんだー」
と、割合素直に納得してしまう人間です。
しかしこの本を読み、さすがの私も
「え~?そーなの~?ちょっと何か違うんじゃな~い~?」
とムカムカと怒りを感じました。

勿論、本は買いませんでしたよ。
そしてその後、どこの本屋でもその本を見かけることはありませんでした。

私はその怒りを吐き出す相手もおらず、自分で理論的に反証することもできず、もやもやを胸のうちにしまいこんだまま、ベル微熱のまま、数年を過ごすことになります。

そんな私を救ったのが
「ベルサイユのばら その謎と真実」
だったのです。


つづく


ミュージカル鑑賞

2007-04-14 14:17:12 | ベルばか日誌
昨日13日の金曜日に帝国劇場でミュージカル「マリー・アントワネット」見てきました。
ミュージカルは決して嫌いじゃないですし、今まで人に誘われて何回か見たことはありますが、自分でチケットを買って見に行ったのは初めてです。
去年の秋に、生協のチケットコープのカタログに載ってたので、「随分先だな~」と思いつつ買ってみました。

以下、感想など

・長い
1時開演で、3時半位までかな~と思ってたら第一部が終わったのが2時半近く。終演は4時15分でした。さる子のお迎えが6時まで、しかも金曜日だからお昼寝布団のシーツを替えなきゃいけない。洗濯機の修理の人が6時から6時半の間に来ることになっている。・・・しょうがないんで自宅最寄り駅からバスではなくタクシー乗って帰宅しました。普段はケチだからタクシーなんて乗らないんですがね。

・プログラムが高い
2000円もした。悩んだけど、記念だしキャストの人のことも知りたいからかいました。分厚くていろんな人のインタビューとかコラムが載ってるけど、めんどくさくて全然読んでいない。

・役者さんが上手
プロに向かって上手なんて失礼かとも思いますが。マルグリット役は新妻聖子さんでした。全く期待していなかったのですが、歌が上手くてびっくり。すばらしい歌唱力でした。脇の役者さん方も上手い方が揃っていて、安心して聞いていられました。
何でこんなことに感動してるかというと、以前帝劇で某元ジェンヌさん主役のミュージカルコメディを見たときに、踊りも歌も「・・・」、脇役も元アイドルとかバラエティー系で「・・・」、ボケや突っ込みの間合いはいいんですけどね。

・涼風真世さん
前半の贅沢に明け暮れる場面はちょいおバカっぽすぎ。後半の、革命に立ち向かう王妃とのコントラストを出したかったんでしょうけどね。
同じくルイ16世陛下も最初の頃は情けなさすぎ。アントワネット様の尻に敷かれコケにされてました。

・フェルゼン伯爵
役名は「アクセル・フェルゼン」。アメリカに行くんで王妃様と最後の逢瀬をした時に、一度だけ王妃様が「アクセル…」と呼びかけてました。
・・・そうか、ハンス君じゃないのね。

・山口祐一郎
怪人カリオストロ役。カリオストロは他の役者との絡みは無くて、時々出てきてすばらしい歌を披露してくれたのですが、ええ、歌はすばらしいんですが、ノリノリだったのがちょっと可笑しかったです。間奏のときに曲に合わせて微妙に身体を揺すってたり。

・と思ってたら
ふと、オケピットを見たら、後頭部だけ見えてた指揮者のおじさん。祐一郎に負けず劣らずちょーノリノリで指揮棒を振ってました。「ああ、こういうスポットライトを浴びない人たちの努力が結集して、すばらしい芸術が完成するのね」としみじみ感動しました。

・カーテンコール
ネタバレになりますがラストはアントワネット様の処刑で終わります。ですからカーテンコールはアントワネット様、囚人なので質素な白い衣装でした。「え~これじゃつまんない」と思ってたら何回目かのカーテンコールは衣装も鬘も立派な王妃様で出てきてくださいました。
コメディーじゃないし、派手なフィナーレは無かったです。その他大勢のダンサーの方は、処刑シーンの群集の衣装のまま。皆さんも派手な貴族の衣装だったら素敵なんですけど、話の内容からいってそういうわけにも行かないでしょう。


以上、つまらない感想を書きましたが、ミュージカル全体としては非常に質が高く、すばらしいものを見せていただいたと思います。

米が無いのならパンを食べればいいのに

2007-04-12 16:55:04 | ベルばか日誌
4月に入ってから私の身にふりかかったこと

仕事が忙しい・・・
3月からなんだけど、忙しい。所詮パートだから定時3時半には終わるんだけど。一時期、何も仕事がなくて一日中黙って座ってるしかない時期があって、それに比べたら忙しい方がまだマシなんだけど。
それにしても毎日ヘトヘトです。

風邪をこじらせた・・・
呼吸器が弱くて、疲れるとすぐ喉にきます。咳だけで熱は出ないので仕事は休んでいません。医者行って薬貰って飲んでるけどなかなか良くならない。

てーしゅの帰りがびみょーに早い・・・
いつもならさる子が寝てからてーしゅが帰るまでの間が私の時間。パソコンやったりゲームやったりパズルやったり。それが最近さる子の就寝前や直後に帰宅することが多い。そーゆー時はてーしゅに夕飯だけ与え、風邪を口実にさる子とさっさと寝ます。自分時間のない日々が続きます。

スカートがきつい・・・
去年の秋に着てたスカート、出産前から着てたのがいよいよ着れなくなってきた。最近食べ過ぎてるような気はしてたのだ。さる子の食べムラがひどく、残された時は私が全て食べてるのが敗因だ。ヤセてるのだけが取り柄だった私。早急に策を講じなければ。

同僚が退職する・・・
ヲタク仲間だった某さんが転職する。何となく同じ匂いのする人だった。2年の間いろんな漫画を貸し借りした。私も一緒にやめたいよ。元気でね、某さん。

洗濯機が壊れた・・・
昨日の朝洗濯を終えてドアを開けようとしたら開かない。ドアオープンボタンがバカになってしまった。ウチの洗濯機は5年ほど前に買った乾燥機と一体型のドラム型の物。力づくでは開かないのだ。中にはびしょびしょの洗濯物が入りっぱなし。修理は明日以降になるという。

米がない・・・
先週生協で注文するのを忘れた。でも、米が無ければパンを食べればいい。
パンと味噌汁と焼き魚。
そう、いざとなったらコンビニで買い弁すりゃいいんだよね。


では、これからさる子をお迎えに行き、コインランドリーに行ってきます。

自己紹介

2007-04-04 15:52:40 | ベルばか日誌
Kime(きめ)
丙午のパート主婦。
小学校4年生の時に漫画「ベルサイユのばら」を知り、以来30年隠れファン。
一昨年ネット上でファンサイト(通称ベルサイト)の存在を知り、ずーずーしくも二次創作を始める。
昨年末、投稿を続けていたサイトが閉鎖され一旦は潜伏するも、うずうずと何かが書きたくなり、じゃブログでも始めてみっか~、という訳でブログ開設の運びとなりました。


Kimeの家族
てーしゅ:某重厚長大企業の企業戦士。過労死の5分前。
妻のベルサイト活動にはかけらも気付いていない(と思う)。
さる子(仮名):年少さんの一人娘。ピンクを偏愛し、将来の夢はプリンセス。
いぬ:血統書付きの駄犬。8歳。さる子が生まれてから、家庭内で影が薄い。


ベル以外で好きなもの
ゲーム・・・反射神経の不要なRPGとか、ルビーパーティー系とか。
パズル・・・数独は20年前からやってる。最近は美術館とか。
プロ野球・・ベルサイトにはまる前はペナントレースの行方が人生最大の関心事だった。