ベルばか日誌

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ミュージカル鑑賞

2007-04-14 14:17:12 | ベルばか日誌
昨日13日の金曜日に帝国劇場でミュージカル「マリー・アントワネット」見てきました。
ミュージカルは決して嫌いじゃないですし、今まで人に誘われて何回か見たことはありますが、自分でチケットを買って見に行ったのは初めてです。
去年の秋に、生協のチケットコープのカタログに載ってたので、「随分先だな~」と思いつつ買ってみました。

以下、感想など

・長い
1時開演で、3時半位までかな~と思ってたら第一部が終わったのが2時半近く。終演は4時15分でした。さる子のお迎えが6時まで、しかも金曜日だからお昼寝布団のシーツを替えなきゃいけない。洗濯機の修理の人が6時から6時半の間に来ることになっている。・・・しょうがないんで自宅最寄り駅からバスではなくタクシー乗って帰宅しました。普段はケチだからタクシーなんて乗らないんですがね。

・プログラムが高い
2000円もした。悩んだけど、記念だしキャストの人のことも知りたいからかいました。分厚くていろんな人のインタビューとかコラムが載ってるけど、めんどくさくて全然読んでいない。

・役者さんが上手
プロに向かって上手なんて失礼かとも思いますが。マルグリット役は新妻聖子さんでした。全く期待していなかったのですが、歌が上手くてびっくり。すばらしい歌唱力でした。脇の役者さん方も上手い方が揃っていて、安心して聞いていられました。
何でこんなことに感動してるかというと、以前帝劇で某元ジェンヌさん主役のミュージカルコメディを見たときに、踊りも歌も「・・・」、脇役も元アイドルとかバラエティー系で「・・・」、ボケや突っ込みの間合いはいいんですけどね。

・涼風真世さん
前半の贅沢に明け暮れる場面はちょいおバカっぽすぎ。後半の、革命に立ち向かう王妃とのコントラストを出したかったんでしょうけどね。
同じくルイ16世陛下も最初の頃は情けなさすぎ。アントワネット様の尻に敷かれコケにされてました。

・フェルゼン伯爵
役名は「アクセル・フェルゼン」。アメリカに行くんで王妃様と最後の逢瀬をした時に、一度だけ王妃様が「アクセル…」と呼びかけてました。
・・・そうか、ハンス君じゃないのね。

・山口祐一郎
怪人カリオストロ役。カリオストロは他の役者との絡みは無くて、時々出てきてすばらしい歌を披露してくれたのですが、ええ、歌はすばらしいんですが、ノリノリだったのがちょっと可笑しかったです。間奏のときに曲に合わせて微妙に身体を揺すってたり。

・と思ってたら
ふと、オケピットを見たら、後頭部だけ見えてた指揮者のおじさん。祐一郎に負けず劣らずちょーノリノリで指揮棒を振ってました。「ああ、こういうスポットライトを浴びない人たちの努力が結集して、すばらしい芸術が完成するのね」としみじみ感動しました。

・カーテンコール
ネタバレになりますがラストはアントワネット様の処刑で終わります。ですからカーテンコールはアントワネット様、囚人なので質素な白い衣装でした。「え~これじゃつまんない」と思ってたら何回目かのカーテンコールは衣装も鬘も立派な王妃様で出てきてくださいました。
コメディーじゃないし、派手なフィナーレは無かったです。その他大勢のダンサーの方は、処刑シーンの群集の衣装のまま。皆さんも派手な貴族の衣装だったら素敵なんですけど、話の内容からいってそういうわけにも行かないでしょう。


以上、つまらない感想を書きましたが、ミュージカル全体としては非常に質が高く、すばらしいものを見せていただいたと思います。