kikyouya blog

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今更、PiTaPaを作ってみる。

2007-03-02 06:15:49 | クレジットカード&電子マネー

あんまり、メリットがないし、ICOCAで用が足りるので
新しもの好きのkikyouyaも見送っていたんですが
何となくピタパを作ってみました。



阪神ファンだし、元CoCoファン(謎)だし、クレカ機能もいらないので
沿線でもないのに「CoCoNetPiTaPa」にしてみました。
交通利用の割引は発行社・協議会が違っても
PiTaPaと名がつけばどれでも一緒です。
違うのは発行元のグループ会社で割引があるとかですが
はっきり言ってショボ過ぎなので気にするレベルでない。
交通利用に限れば、好きな会社のPiTaPa作ればよい。

でも、何で阪神なのに「ココネット」って名前なんでしょうね。
全くもって意味不明。
カード裏面に通し番号らしき刻印がありますが17000番台。。。
発行開始から1年以上経過してますが発行枚数でないことを祈ります。
「トラッキーピタパ」にでもしてタイガースのマーク入れておけば
+10-20万枚くらいでた思うのですが。。。

クレジットカード機能がついていなくても
ピタパにはクレジットカード作るのと同様の審査があります。
それも三井住友カード審査なので平気で落としてくる。
そんなハードルがあるのに
交通利用にはポイントつかない、
クレカの機能付きのショッピングポイントも基本的に還元率0.1%なので
普通のクレジットカードに劣る。
土休日や時差回数券を使える時間の利用が多く定期券未満の頻度だと
それに見合う割引がないので損になる。
磁気券との併用ができない(PiTaPaシステム全体の問題だが)
などなど
よほどのピタパエリアの定期券利用者か、鉄ちゃんか、
電子マネーマニアでもなければ入る気を失せさせるシステムですよ。

ICOCAがサービス開始の2003年11月から5ヶ月余りで100万枚を突破し
2007年1月末現在で273万枚を突破しているのに対し、
PiTaPaは2007年1月末現在57万枚、
本格エリア拡大から1年程しかたってませんがねえ。その差は歴然

そもそも、PiTaPaはクレジットカード前提のポストペイ(後払い)、にしたことが
普及が伸び悩む原因です。
ICOCA、Suica、今度首都圏で始まるPASMOはプリペイド、
無記名式のカードを誰でも買うことができます。
各陣営とも、方法に差はあれ
紐つけクレカにより「オートチャージ」で「疑似ポストペイ」に対応してます。

実は、PiTaPaも「プリペイド」「オートチャージ」にシステム上は対応している。
実際、ICOCAエリア用にピタパエリアの改札機を通ると残額1000円以下だと
2000円チャージするサービスがある。
このチャージ分はICOCAエリアでのみ使用され、
ピタパエリアではチャージ分があってもポストペイになる

じゃ、なぜPiTaPaは可能なのにポストペイにこだわるのか?
それは初期投資にある。
ポストペイならば、改札機と精算機をICカード対応させるだけよいが
プリペイドだと、券売機もICカード対応にして
ICカードの販売や現金チャージできるようにしないといけない。
その投資分をケチったと思われる。

ICOCAとPiTaPaの相互利用が始まって1年と少しになるが
ICOCA好調の背景には
「ICカードは便利だが、申込までしてPiTaPaはいらん」という私鉄利用者が
かなりいるのではないか
外国人旅行者とか短期滞在者にもPiTaPaは背を向けている

鉄道系電子マネーも成熟すれば、「ポストペイ」が主流になるかもしれないが
今の段階では「プリペイド」が主流だし受け入れやすい。
使える路線に差がないとなると、あとは電子マネー取扱店舗の差となるが
発行枚数が多いほど取扱店舗を増えやすい。
今のままで将来的にはICOCAの一人勝ち、
いや、Suicaの一人勝ちの可能性の方がデカいか。

投資を抑えてポストペイにしたのなら、
その分、運賃割引を時差や土休日回数券を駆使したときと同じレベルまで
高められないだろうか。
関西では「汎用性」より「経済性」の高い電子マネーが受けると思われる。
それがPiTaPaの生きる道でしょう。


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