耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

親の力

2012-11-26 19:32:15 | 日記
高校時代、おっとりして頼りなげな友人が、
40年以上経った今、自己主張をしテキパキ行動する女性になりました。

小学生の頃、6年生になっても、かけ算もわり算もできない、
ほとんどの漢字も読めない、乱暴だった同級生が
50年以上経った今、事業を成功させ
自信あふれる立派な人間になりました。

人は、変わります。

無理に変えることは難しいけど、
さまざまな出来事を経験することによって
知らず知らずの間に変化をとげていきます。

おっとり頼りなげな友人も
かけ算わり算もできなかった同級生も
苦労を乗り越える過程で
必要に迫られて成長していったのです。

親は、わが子に、しっかりしたデキルおとなになってほしい、と願う。

それでいて、わが子可愛さに、できるだけつらい思いをさせまいとする。

少々の犠牲をはらっても、望むものを与えようとする。

子どもが安全に順調に前に進めるように
すべて人生のレールを敷く親もいます。

子どもが「つらい」といえば、
そこから逃れるためにすぐさま助け舟を出し
その後も温かく保護する親もいます。

そうした子どもは、苦労を避けられるかもしれないけど、
成長はできません。

自力で山を越えたという達成感を得ることは永遠にできません。

自分の人生を歩んでいる、という実感もないかもしれません。

残念ながら、その人は、子どもの頃と変わらぬまま年を重ねるのです。

親は、子どもの未来に対しては、何も心配することはない、と思います。

わが子の人生にどんな苦難が待っていようが、
わが子は、必ずそれを乗り越えることができることを
そして、それを糧とし大きく成長し、
親の望むような「立派なおとな」に変わっていくことを
心から信じることが、
本当の親の力というものではないか、と思います。











忙しさ幻想

2012-11-07 12:26:11 | 日記
母は、「忙しい」が口癖の人でした。

実際、世話好きな母は、自らやるべきことを増やして、
だから、年中忙しそうに動き回っていました。

忙しい日々を生きる中で、母はイキイキとし、
生きていることを実感していたようです。

そんな母が、晩年、ひまな時間がたっぷりできるようになっても、
やはり、「忙しい」と言い続けました。

一日3度の食事を作ること
週2、3回の掃除と洗濯、その他少しの雑用・・・
それだけなのに、いつも、電話で言う言葉は「忙しくてねぇ」。

決して、嘘を言っているのではなく、
母は本当に「忙しい」と感じているのです。

朝食の片付け(といっても父と自分の二人分)が終わるとすぐに、
「さて、お昼は何にしよう?」と考え、
10時過ぎると、「そろそろ取り掛からなければ~」と思う。

ずぅーっと、思う。

そう、いつもいつも、次にやることに対しての
「やらねば~」という思いが頭から離れないと休んだ感じがなく、

結果、

「私は、忙しい」になるのです。

「忙しい感覚」が身に付いてしまうと、
暇であっても、その感覚だけが残ってしまうのでしょう。

でも、これって、私たちにも思い当たりませんか?

「忙し過ぎる」とパニックになりそうな時でも、
やるべきことを紙に書いてみると、
意外に嘆く程の忙しさはない、と気づくことがあります。

私たちの思いは、事実を大いにゆがめます。

取り掛かかってしまえば半日もあれば済むことも、
取り掛かる前に「やらねば」と思うことにより、
そのプレッシャーが貴重な暇な時間を奪ってしまうのです。

私たちが「忙しい」と感じているのは、

「実際の忙しさ」ではなく、

「頭の中で思い続ける忙しさ」なのです。

乳幼児を抱えたママや極端に仕事が立て込んでいる方は別として、

多くの方は、忙しさ幻想に悩まされているような気がします。

その対策としては、

先ほどのように、まずは、

やるべきことを紙に書いてみる

そう、タスクリストを作ることをおススメします。

できるなら、それぞれのことをいつ取り掛かるか、いつまでに終えるかも書き込み、そのスケジュールに沿って淡々とこなしていけばいいのです。

やってない時の「やらねば~」は手放し、

空いた時間は、自分のために心ゆくまで使いましょう。

人生には限りがあります。

意味のない煩いで貴重な時間を無駄にしたくないものです。









忙しい自分が好きな人

2012-11-05 16:21:23 | 日記
このところ、やたら忙しかったため、すっかりご無沙汰しておりました。

人には、忙しい人と暇な人との二通りあるようです。

暇な人は、「暇なのよ。」とわざわざ口に出して言わないけど、
忙しい人は、「このところ、バタバタしていて・・・。」「なんか忙しくて・・・。」と挨拶代わりに言います。

私もまさに、「忙しくて~」と言っちゃってますね。

で、自分の心に

「ひょっとして、あなたは、忙しいことが好きなんじゃない?」

と訊いてみると、

「そうね。嫌いではないかもね。」

という声が返ってきます。

「嫌いではない」という消極的な発言は、ウソです。

でも、「じゃあ、忙しいの好き?」

と訊かれると、

NO!です。

正しくは、

「好きではないけど、忙しい自分でいなければ。」

という義務感に近いものかもしれません。

コーチングのセッションをしていて、
よく、同じ質問をクライアントさんに投げかけることがあります。

「時間がなくて、目標がクリアできない。」と言い訳されることが多いからです。

クライアントさんのほとんどは、忙しい方ばかり。
だのに、さらに、目標を掲げ、頑張ろうとする努力家でもあります。

「私、暇なのよ」という方は、時間がたっぷりあっても、わざわざセッションを受けに来ません。

受ける必要がないのかもしれません。

そういう方は、

「私、今、ひま。そして、これで、OKよ。」

だからです。

のんびり緩やかに流れる自分の時間に
今さら、目標や努力なんぞのベタなものを持ち込みたくない方々なのです。

もともと、そういう方には、やるべきことが押しかけてきません。

忙しい人、
正確には、「忙しい」と言う人は、

自ら進んで忙しさの中に身を置いてしまう人、

忙しさが、安心な人なのかもしれません。

求めよ

さらば、与えられん


忙しさを心のどこかで求めているから、
「忙しさ」がやって来るのです。

そして、「忙しさ」を不満に感じている人は、
自らが欲していないことに時間を使っているのです。

本当に、やりたいことで忙しい人は、忙しいとは感じません。

「忙しい、忙しい。」と嘆く前に、

一度、じっくり自分の心と向き合い、整理をしてみましょう。

はい。私も整理してみます








『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

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