最近、私の若い友人から聞いた話にハッとさせられたことがありました。
友人には小学6年生の娘さんがおります。
お勉強も歌も英語も得意なその娘さんは、中高一貫校への受験のために塾に通い、ミュージカルやバレエのレッスンに励み、英語の教室にも行っていたそうです。
ところが、先日、彼女が幼い頃から仲良くしていた友だちが、とつぜん脳腫瘍で亡くなるというショッキングな出来事に遭遇したのです。
彼女は、友だちの葬儀の後、2,3日、何やら考え込んでいたといいます。
そして、次のように、お母さんに訴えたそうです。
「私はこの3日間、自分にとって、何がいちばん大切なのか? 自分が今本当に楽しいことは何だろう?と考えた。
真剣に考えた結果、今、私が心から楽しいと思えるのは、同じクラスの○○ちゃんと小説を書いていること。
私が、本当に大切に思えるのは、この小説を書き続けることだ。
人は、いつ死ぬかわからない。それならば、悔いのないように、いちばんやりたいことを優先にしたい。
だから・・・」
友人は次の言葉をドキドキしながら待ちました。
やがて、娘さんから衝撃的な言葉が出てきたのです。
「私がいちばん大切にしたいこと。それは、○○ちゃんと小説を書く時間を増やすこと。
さらに、中学に行っても○○ちゃんと小説を書き続けること。
だから・・・
中学受験はしないことに決めた。塾にも行かない。ミュージカルもバレエのレッスンも英語の塾もやめる。」
「自分」をしっかり持っている娘さんが、一度言い出したら、意思を曲げることはないのは、友人はよくわかっていたので、素直にわが子の申し出を受け入れたといいます。
もちろん、親としては、苦しい決断だったに違いないと思います。
友人は、娘さんを信頼しているからこそ、わが子の意思を尊重したのでしょうね。
単に、勉強したくない、レッスンに飽きたからやめる、と言い出したのではないことは、日頃のわが子を見ていればわかったからです。
「大丈夫!地元の中学でしっかり勉強するから、安心してね、お母さん。」
というわが子の力強い意思表明を信頼するしかなかったのです。
友人から聞かされたこの話は、最近、将来に対する迷いや不安で弱気になっていた私の心を打ちのめしたのです。
12歳の女の子に
「人生は一度しかないんだよ。そして、それは、いつ終わりを迎えるかわからないんだよ。
今さら、何を迷い、何におびえているのよ!?
おばさん、しっかりしてよね!!!」
と喝を入れられたのです。
はい!おっしゃる通りです。
貴重な人生のこの時間をくよくよ悩むなんてもったいない。
一瞬一瞬をいつくしみ楽しみ大切に過ごそう。
近頃、日々の出来事に流され、周囲に振り回され、自分を見失っていた私を目覚めさせてくれた12歳のお嬢ちゃんに感謝!
まさに、日頃、セミナーでみなさんに私が言っていること
『我以外,みな、師と思いなさい』
を実感した出来事でした。
友人には小学6年生の娘さんがおります。
お勉強も歌も英語も得意なその娘さんは、中高一貫校への受験のために塾に通い、ミュージカルやバレエのレッスンに励み、英語の教室にも行っていたそうです。
ところが、先日、彼女が幼い頃から仲良くしていた友だちが、とつぜん脳腫瘍で亡くなるというショッキングな出来事に遭遇したのです。
彼女は、友だちの葬儀の後、2,3日、何やら考え込んでいたといいます。
そして、次のように、お母さんに訴えたそうです。
「私はこの3日間、自分にとって、何がいちばん大切なのか? 自分が今本当に楽しいことは何だろう?と考えた。
真剣に考えた結果、今、私が心から楽しいと思えるのは、同じクラスの○○ちゃんと小説を書いていること。
私が、本当に大切に思えるのは、この小説を書き続けることだ。
人は、いつ死ぬかわからない。それならば、悔いのないように、いちばんやりたいことを優先にしたい。
だから・・・」
友人は次の言葉をドキドキしながら待ちました。
やがて、娘さんから衝撃的な言葉が出てきたのです。
「私がいちばん大切にしたいこと。それは、○○ちゃんと小説を書く時間を増やすこと。
さらに、中学に行っても○○ちゃんと小説を書き続けること。
だから・・・
中学受験はしないことに決めた。塾にも行かない。ミュージカルもバレエのレッスンも英語の塾もやめる。」
「自分」をしっかり持っている娘さんが、一度言い出したら、意思を曲げることはないのは、友人はよくわかっていたので、素直にわが子の申し出を受け入れたといいます。
もちろん、親としては、苦しい決断だったに違いないと思います。
友人は、娘さんを信頼しているからこそ、わが子の意思を尊重したのでしょうね。
単に、勉強したくない、レッスンに飽きたからやめる、と言い出したのではないことは、日頃のわが子を見ていればわかったからです。
「大丈夫!地元の中学でしっかり勉強するから、安心してね、お母さん。」
というわが子の力強い意思表明を信頼するしかなかったのです。
友人から聞かされたこの話は、最近、将来に対する迷いや不安で弱気になっていた私の心を打ちのめしたのです。
12歳の女の子に
「人生は一度しかないんだよ。そして、それは、いつ終わりを迎えるかわからないんだよ。
今さら、何を迷い、何におびえているのよ!?
おばさん、しっかりしてよね!!!」
と喝を入れられたのです。
はい!おっしゃる通りです。
貴重な人生のこの時間をくよくよ悩むなんてもったいない。
一瞬一瞬をいつくしみ楽しみ大切に過ごそう。
近頃、日々の出来事に流され、周囲に振り回され、自分を見失っていた私を目覚めさせてくれた12歳のお嬢ちゃんに感謝!
まさに、日頃、セミナーでみなさんに私が言っていること
『我以外,みな、師と思いなさい』
を実感した出来事でした。