耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

孤独の正体

2014-01-28 16:23:31 | 日記
一人でいるからって、孤独とは限りません。

大勢でいるから、孤独じゃないとは言えません。

言い換えると、こんなぐあいでしょうか。

一人でいると、気楽で楽しい。

大勢でいるから、寂しさを感じる。

そんな人は、

人とうまくやっていくのが難しいと感じたり、

何人かの中にいると、疎外感でつらくなったりします。

でも、そんな人にかぎって、人を求めます。

そんな人にかぎって、「私は、人が好きだ」と言います。

本当に人が好きなら、相手がどんな様子でどんな話をするか、に
もっともっと関心をもってもいいはずなのに、

そんな人は、自分が相手にどのように見られどのように思われるか、
だけが気になります。

その気持ちを脇に置いて、
一生懸命相手の話に耳を傾けると、
けっこう、面白かったり楽しくなったりするもんです。

「へぇ?」

「そうなんだぁ!」

「うっそー!?」

などの相づちも自然に口から出てくるので、
相手の方も反応のよさにうれしくなります。

それが、コミュニケーションというものです。

何のスキルもいりません。

ただ、熱心に相手の話に耳を傾けること。

ただ、相手をよく見ること。

気がつくと、自分も話の輪の中に入っているかもしれません。

自分が気の利いたことを話さなくても、

相手の話に自然に反応するだけで、輪の一員なのです。

その場と自分が一体になったような気持ちには、
疎外感が入り込む余地はありません。

ところが、自分がどう思われるかのみを気にする人の意識には、
自分しかいないのです。

大勢いても、自分しかいないのです。

それが、「孤独の正体」です。

自分自身というものから、意識が離れず、
他者に心を向けなければ、自分と周囲に壁が作られるだけです。

自分がどう思われているか?

自分をどのように見ているか?

ふつう、人は、いちいち相手をジャッジすることはしません。

ジャッジしているのは、あなた自身なのです。

そして、そのジャッジをあなたは恐れているのです。

夢を持て、って言われても・・・ね

2014-01-13 17:03:58 | 日記
大変遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
昨年は、ご訪問ありがとうございました。
どうぞ、今年もよろしくお願いします。

そして、本日は「成人の日」。
成人になられたみなさん、おめでとうございます。

ちなみに、「成人の日」とは、「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」ことを趣旨として1948年に制定された祝日なそうです。

入試に合格した時や結婚した時に「おめでとう」と祝福されることは、うれしいに違いないでしょうが、
「みずから生き抜く」ことを課せられた時に「おめでとう」と祝福されるって、どんな気分なんでしょうね?

「さぁ、これから、堂々と酒が飲めるぞ!」と思うぐらいで、あと、得なことって何かあります?

こんな生きづらい世の中を、これまでの甘えが許されず、
みずからの力で生き抜かなければならないなんて、よく考えると不安でいっぱいになりませんか?

そして、こういう日に付きものの、
「若者よ、夢を持て!」という激励のことば。

本田圭佑みたいに、幼い頃から、明確な目標に向かって、類まれな才能と強固な意志と弛まざる努力によって着実に歩んで来た若者は、ごく少数派。

ほとんどの若者は
自分は、どこに向かってどのように歩んでいったらいいのか、もわからず、成人の日を迎えたのではないでしょうか。

夢? 大きな夢?

でも、どんな夢を持てばいいのか、がわからない。

自分は、本当は何をしたいのか? どうしたいのか?

それすらわからない。

夢を持てたらどんなにいいだろう?

目標を持てたらどんなに気が楽だろう?

といつも思う。

ときどき、もしかしたら、これかも・・・、と小さな希望を抱くが、

時間が経つと、淡雪のように消えていく。

そして、焦る。悲しむ。空しくなる。

夢も「みずからの力で生き抜く」覚悟を持てぬまま、
なんとなく友と語らい、親に甘え、読書や音楽に癒しを求めて、
その日を過ごす・・・

甘えを手放せないと、心は右に左にとたゆたうばかり。

「みずからの力」という自覚がないと、目標も持てない。

目標がないと、軸がぶれまくる。

軸がぶれると、迷いが生まれる。

迷いの蟻地獄・・・。


成人の日というオメデタイ日に、こんな希望のないことを伝えるのは、

若い方からのこんな悩みの相談を受けることが少なからずあるからです。

そして、私自身の青春の悩みでもあったからです。

・・・で、

その蟻地獄から私を救い出したものは、

アンパンマンでも白馬に乗った王子さまでもなく、

ただ普通の日々をまじめに生きてきたという事実、それだけです。

気がついたら、蟻地獄から抜け出し、充実した時間を楽しんでいる幸せな私がいた、ということです。

今、夢を見つけられず、先行きが不安で悶々とした気分で過ごしている方がいたら、私は、次のようにお伝えしたいと思います。

夢を持てず、悩み迷いながらも、たどたどしい足取りでも、とりあえず、前に踏み出していってください。

それが、「生きる」ということだと思います。

それが、「生きてる」ってことだと思います。

やがて、ふと立ち止まった時に、自分が確かに「みずから生き抜いてきた」と確信するはずです。

それが、あなたの人生です。

あの頃から目標を定めて努力していたら・・・

と後悔したところで、意味がない。

そうしたからって、今より幸せだったかどうかなんてわかりません。

今意味のないこと、苦しいこと、空しいことと思えることでも、
後でふり返ると、自分にとってはかけがえのない出来事です。

人生無駄なことは一つもないことが、歳を重ねるとわかるもんですね。

はやばやと、夢を見つけられなくても大丈夫よ、ホント!




『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。