耳をすませば~ ♪

      心の声が聞こえる

      『傾聴習慣』のススメ by MAKIE

あなたのお子さんが好きですか?

2013-07-23 17:44:17 | 日記

若いママから次のような悩みを聞かされることがよくあります。

「子どもを厳しく叱ってしまうことが多いんですが、子どもの成長に取り返しの付かないようなダメージを与えのでは?と心配になってしまう。」

「理想的な親になりたいと子育て本を読めば読むほど、そこに書かれている望ましい母親像とのギャップを自覚し落ち込んでしまう。」

そんなママたちには次のような質問をします。

「あなたは、あなたのお子さんが好きですか?」

その質問には、例外なく、みなさんは、

「もちろん、好きです。わが子ですから。」と答えます。

「だったら、問題ないはずですよ。」と私は、彼女たちに伝えます。

ママだって、感情の生き物。思い通りにならない子育てにイライラして、わが子を怒鳴ったり、時には、うっかり手を上げてしまうこともあるでしょう。

親の言うことをまったく聞かず勝手な行動をしたり、
こちらの思いを無視するような反抗的な態度をとったりしても、

聖母のような慈悲深い微笑みを浮かべ、やさしく応じるなどというF難度かG難度の言動は命がけで練習しても不可能です、じっさい。

理想のママにならなければ、と焦ることが、ストレスになってしまいます。

キホン、「この子が好き」という気持ちがあれば、汗が出るほどヒステリックに怒ろうが叫ぼうが、子どもの心に取り返しの付かない傷を残すようなことはないでしょう。(そのときは、「好き」とは思えないとしても~。)

子どもは、親の気持ちに敏感です。

親の気持ちを正確に感じ取っているものです。

だから、今、ママはこんなに鬼みたいな形相で怒り狂っていても、「ふだんは、自分のことは好き」なんだ、とわかっているから、泣いたり暴れたりのてんやわんやの大騒動の後も、仲直りをして、ママがギュッと抱きしめてくれれば、うそのように上機嫌になるのです。

問題は、どこかでわが子を「好き」と思えないママです。

あるいは、今、目の前にいる「ありのままのわが子」を否定しているママです。
そんなママが好きなのは、自分が思い描く理想のわが子なのです。

子どもは、心の奥で自分が否定されていることがわかります。

どんなにママがやさしくニッコリ微笑みかけてくれても、愛が感じられなければ、底なしの不安が生まれます。

ましてや、そんなママから、ひどい言葉を浴びせられたら、一生消えない傷となります。

子どもにとって、この世に生まれた自分の存在を否定されるほど、つらいことはありません。

その子は、社会的に成功したしたとしても、一生重い十字架を背負うことになりかねないのです。

自己否定感に苦しめられ続けるのです。

自分の居場所を求めてさまよい続けることになるかもしれないのです。

なんとなく生きづらさを感じて生きていくことになるのです。

でも、あなたが、お子さんを「好き」であれば、そのような悲しい人を作ることはないはずです。

とはいえ、どんなにカッカと頭に血が上っても、子どもの人格を傷つけるような言動は控えましょうね。

叱るときは、その行為についてピンポイントで叱るように。

感情が心にわき上がってきた、と感じたら、深呼吸をしてみましょう。

鏡がそばにあったら、自分の鬼の形相を見てみましょう。

「叱る」が「怒る」に化学変化する前に、気持ちを鎮められたら合格!

理想のママを目指す必要はないけど、
ガミガミヒステリックママからは、少しずつ卒業していきましょうね。
むだに疲れますもん・・・






自分の居場所がない人

2013-07-15 23:01:31 | 日記
職場が居心地が悪い。

趣味のお稽古の場も心地よくない。

友人と会っていても心から楽しめない。

ひとり家にいても不安になり落ち着かない。

私の居場所って、どこなの?

という人がいます。

その人は、いつ、どこで、誰といても、ひとりであったとしても
リラックスして過ごすことができないのです。

いつも、緊張感から解放されず疲労してしまうのです。

自分の居場所がない。  

こんな寂しいことってないですよね。

こんな悲しいことってないですよね。

この世に生まれ出でてきたのに、居場所がないなんて、不幸なことです。

住む所がある・ないの話ではありません。

心理的に、自分がここにいていい、と思える場所がないということです。

その疎外感は、どこからくるのでしょう?

それは、自己肯定感の低さがもたらす悲しい心理です。

自己肯定感とは、

自分は、「ただ、ここにいていい」と思う、自分の存在への確かな信念です。

優秀だから、素敵だから、役に立つから、面白いから・・・
といった条件付きの「~だから、いていい」とは、まったく違うものです。

無能でも、ださくても、役立たずでも、つまらない人間でも・・・

生きて「ある」ことに何の引け目も感じず、

しっかりはまって日々過ごせることです。

もちろん、時には、自分が情けなく思えたり自信を失うことがあったとしても、自分が心底リラックスできたり楽しめたりできる居場所を持てることです。

友人のAさんと何時間でも楽しくおしゃべりできたり、

ひとりでボーっとしながら、風のそよぎに心地よさを感じたり、

お笑い番組に大笑いしていやなことが忘れられたり

そんなことが当たり前にできるってことです。

自己肯定感が低い人は、自分を自分できらっているので、
きらいな自分と向き合うひとりの時間も楽しめないのです。

集団の中にいても、自信がないので、
嫌われ恐怖か承認欲求にさいなまれ不安で仕方ないのです。

あの時、あんなことを言った自分が嫌われたのでは?

あの場で、自分の存在価値を示せただろうか?

などと、その場から離れた後まで、毎回毎回くよくよと考え続け苦しくなります。

職場などの評価も大事な場でなくても、
いつもいつも、そうした思いにとらわれるので、心が休まらないのです。

自分はこの人に嫌われてはいないだろうか?
よけいなことをしゃべって機嫌を損ねるのではないか?
これ以上いっしょにいたら、つい、ボロが出てしまうのでは?

と、親しい人と会っていても、緊張感が先行し疲れるので、
長い時間を過ごせないのです。

自己肯定感が持てないのは、親子関係に起因することは否定できないと思います。

子どもの頃、親(または、親に代わる人)から

「あなたは、ただ、いるだけでいい」

と子どものありのままを認めて育ててもらえれば、

確実に、自己肯定感は根付くはずです。

自己肯定感を持てなければ、人生を楽しめないし、困難に打ち勝つ忍耐力も弱いでしょう。

もし、あなたが、自分に居場所がない、と感じるなら、

まずは、自分の弱さや悲しさを受け止めてみましょう。

そして、自分の気持ちを大事にしてみましょう。

他の誰よりも、自分を大切にしてみましょう。

役に立たなくても、目立たなくても、そこにいる楽しさを感じてみましょう。

そんな時間を増やしていきましょう。

きっと、あなたがただ「いられる」場所が見つかるはずです。




『傾聴習慣』のススメ    ハッピーイヤー

多くの人は、自分の話を聞いてもらいたいのです。 だから、コミュニケーション最強ツールは「聞く技術」! 相手の話に耳を傾けることは、「相手を大切にするあり方」です。 それだけで、人間関係が変わります。 あなたに幸せをもたらします。 だけど、「聞く」ことは、「話す」ことより、数倍難しい。 だから、「聞く技術」は、学ぶ必要があります。 そして、学びを通して、心の深さ、神秘、愛を知ります。