Kenshunブログ Swingin' Cafe♪

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My One and Only Song #11 JiLL-Decoy association『ゆび伝う声』

2012年03月29日 | Music

「My One and Only Song」

僕が独断と偏見でチョイスした唯一無二の一曲

大好きな曲、思い入れのある曲、泣ける一曲などを心をこめて

一曲入魂でお届けするコーナーです


第11回目に紹介したのは

JiLL-Decoy association『ゆび伝う声』(2007)

もうおなじみ、賢俊史上最もハマっているアーティスト=ジルデコの1stアルバムからの一曲

『ゆび伝う声』は6/8拍子の哀愁漂う泣けるバラード

彼に自分とは別に好きな人が出来てうっすらと気づいていたのだけれど

それを確かめることは終わりを意味するとわかっていたから見ない振りをしていた

でも重い空気や気まずい雰囲気に耐えられなくなって切りだすと

思っていた通り、やっぱり別れ話がはじまってしまう・・・

本当はどこかで自分の方へ気持ちを戻してくれるんじゃないかとか

いざ別れるとなれば彼だって自分を選ぶに決まっているというような淡い期待を抱くものの

彼の気持ちはもう既に決まっていたようで、なりゆくままに話しは進んでしまう

「じゃあ行くよ」と部屋を出る前にもしかしたら引き止めてくれるかも知れない

手をつなぎ駅まで歩いて行く途中でも、やっぱり別れるのはやめようと言ってくれるかも知れない

彼だって自分を嫌いになったわけじゃないはず・・・

でも、別れなきゃいけない

もどかしいよねすごく

本当は「愛してる」と言いたい、「愛してるよ」と言いたいのに・・・

誰だって一度や二度こんな経験したことってありますよね

駅のホームまで行くまでの情景が目に浮かぶのと同時に

自分の若い頃にもこんな事があったなとモノクロのような景色がオーバーラップします

まるで一遍の映画でも見たかのようなストーリー性のある歌詞が本当に見事で泣けます



JiLL-Decoy association『ゆび伝う声』(2007)


 「じゃあ行くよ」と切り出したら
 済まなそうな顔でうなずく
 このコートのボタンを全部留めてしまう前に
 引き止めて下さいと祈った
 「でも駅までは一緒に行くよ」
 ただそれだけの事が 希望にさえ思えた

 手を繋いで さする指 君はごめんと言えず
 いつもの駅 改札を通ったらもう 本当に終わってしまう
 今ここで帰らないと泣きたい
 こらえきれず 子供のように声あげて泣いた うずくまって

 不安だから 君を責めた
 怖くてずっと見ない振りしていた事を認めて 
 今 全ての事が合致したの
 君なりの優しさ ずるいけど好きだった

 しゃがみ込んで 髪なでる 君は何も言えず
 抱えた膝 はじく涙 枯れたらもう 本当に終わってしまう

 人の波 ふと緩み この二人 よけて行く
 この手を今離したら 君はどこへ行くの?

 手を繋いで さする指 君はごめんと伝えようとしてる
 改札を通ったらもう 本当に終わってしまう

 愛してる 愛してるよと言いたい
 でも行かなきゃ もう行かなきゃ 君を困らせるだけ

 もう行かなきゃ


作詞:ChihiRo 歌: JiLL-Decoy association


ジルデコ
JiLL-Decoy association
ポニーキャニオン

06年に放った「like ameba」「Jolly Jolly / アイロニー」の2枚のシングル、そして07年第1弾シングル「輪」で巷に溢れる“Club Jazz”というカテゴリーには収まらない幅広い音楽性とポピュラリティでシーンに現れたJiLL-Decoy association。
Debut Single「like ameba」ではchihiRoの独創的な世界観と現在のシーンにはないアグレッシヴなJazzサウンドで専門誌や好事家のリスナーを虜にした。続く2nd Single「Jolly Jolly」では各FM局でのパワープレイを獲得するなどジルデコが持つ、ポップアーティストとしての実力を証明。
アメリカで培われたリーダーでドラムのtowadaとギターのkubota、彼らの持つプレイヤーとしての実力と、そのキャラクターとヴォーカルで存在感を魅せつけるchihiRo。この3人が生み出す音は、Jazz,Soul, Rock, Pops全てを高次元で融合したJ-Popのニュースタンダードと言える。
2007年、3枚のシングルを経てリリースされた待望の1stフルアルバムがこれ!

【JiLL-Decoy association】

02年結成。chihiRo(ヴォーカル) kubota(ギター) towada(ドラム)の三人が生み出す、JAZZ/FUNK/R&BをベースにしたオリジナリティあふれるPOPSがクロスオーバー・シーンで話題となる。渋谷を中心に精力的にライブを行っていき、確かな演奏力によって中毒者を増やしていく。

07年4月、待望の1stアルバム『ジルデコ』を発表し、高い評価を得た。08年7月に2ndアルバム『ジルデコ2』を発表。その翌年からは、渋谷JZ BratでのプレミアLIVE「ジルデコ・ラウンジ」と代官山LOOPでのPARTYイベント「ジルデコ・フェスタ」(共演:akiko/JABBERLOOP/dorlis等)という2つのレギュラー・イベントをスタートし、より一層LIVEアーティストとして可能性を広げていく。

10年2月に3rdアルバム『ジルデコⅢ』を発表。セッション仲間であるSOIL&”PIMP”SESSIONSやquasimodeのメンバー、島裕介や45 a.k.a. SWING-Oなどクラブジャズ・シーンを代表するミュージシャンが多数参加。ジルデコ史上最もクールで濃厚な作品となり、渋谷HMVの邦楽インディーズ・チャートで3週に渡り1位を獲得。続けて5月6月と連続でリリースしたiTunes配信限定ミニアルバム2作も、いずれもJAZZチャートで1位を獲得。

そして、何と前作アルバムから8ヶ月という短い期間で4thアルバム『ジルデコ4 ~ugly beauty~』を発売。渋谷クアトロでのワンマンLIVEも11/12成功させ、今その勢いは留まることを知らない。


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