Kengoの将棋 実戦・研究ノート

私、Kengoが普段指している将棋や研究したことなどを書いていきます。

一手損角換わり棒銀対策

2015-10-26 23:09:18 | 日記
またも久々の投稿です。
ようやく自宅でここの投稿ができるように設定ができたのでこれからはボチボチ書き込んでいこうと思います。
(ホントかな?)

さて昨日は東海リーグでした。
仕事がいろいろと忙しく調整不足で不安でしたがなんとか3連勝で個人では開幕6連勝です。
最終日は上位チームと対戦しますがなんとか初の全勝目指してがんばりたいです。

今回はその2局目のS氏との対戦から。
S氏は先後問わず角換わりのスペシャリストでいつも序盤から苦しめられる。
とにかく今回はいい内容でという気持ちだった。

S氏の一手損角換わりは想定内だが、こちらの▲6八玉が早いとみて棒銀にきた。
これは6年前に自分もアマ名人戦で指したことのある構想だがある実戦をみて成算が薄いと感じていた。

相手の攻めを催促する意味で▲4六銀と出たがどうだったか?
後々△4四香とされる味があるのでできれば▲1六歩とでも待ちたいのだが△1四歩とお付き合い
されてもよくわからない。S氏は▲5九玉ではと言っていたがとてもこんな手は指せない。

以下は定跡手順通りにバタバタと進む。この△9八角では△8六飛が定跡だが▲8七銀以下飛車を
5四に追われた時に▲6八玉型があらかじめ飛車成を防いでいる。
実はこの手順が全国大会を観戦している時に見たもので棒銀側を持ったH氏(東大卒のアマ強豪)が
いいところなく敗れている。
しかし本譜も飛車が取れるので互角以上だと思っていた。

手は進んで下図に。この△7九銀は読んでいなくてヒヤっとしたが...

堂々と取って△6七香成に怖いが一旦、▲6九玉と踏ん張ったのが通れば大きい一手で、
ここで△7七桂としなければならないようでは後手の攻めが遠く一手勝ちになったようだ。

局後の感想では△6四香のところで△4四香なら本譜より難しかったようだ。
一見、分が悪そうな戦型でも難しい変化が潜んでいることがわかった一戦だった。

また先手を持ってもっと有効な対策があるよという方はコメントくださいね。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
後手番は苦しいです ()
2015-10-27 07:47:09
早速取り上げていただきありがとうございます。私のブログでもそのうち。
検討しましたが44香では攻め合われて足らないようです。やはり71金が問題で、97香成が最善か。感想戦でやった飛車を取る変化です。それでどうにか互角。一手損角換わりはやはり苦しいです。
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コメありがとうございます (Kengo K)
2015-10-27 08:52:52
関さん、早速コメありがとうございます。
っていうか当ブログをご存知でいてくれて驚き嬉しいです。
自分はいつも検討には激指を使うのですが△9七香成が最善と出ましたね。△4四香に攻め合うのはちょっと怖い気がしますが...
関さんのブログは存じ上げていないので教えてください。
今後ともよろしくお願いします。
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ブログ ()
2015-10-27 19:23:47
ブログの読者登録もしていますし、URL記入しているのですが。
http://blog.goo.ne.jp/sazaemon0
です。
お暇がありましたら名南将棋大会もよろしくお願いします。
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すいません... (Kengo K)
2015-10-27 21:53:45
すいません、読者登録なる機能を全く知らなかったので...
ブログチェックしました。
これからもよろしくお願いします。
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