Kengoの将棋 実戦・研究ノート

私、Kengoが普段指している将棋や研究したことなどを書いていきます。

将棋倶楽部24 名人戦エントリー

2009-12-30 22:59:02 | 日記
余談ですが、1/1から行われる将棋倶楽部24の
名人戦60人リーグにエントリーしました。
久々の参加でどんなリーグに入るのかな?と楽しみ
にしてたら...

なんと六段リーグの60位

最高得点の段位が五段なのに...

まあ思い切ってぶつかるだけです。
一次予選くらいは通過したいなあ。

HN名はひねりもなにもなくKengo Kです
大阪対局室で見かけたら遠慮なく声かけてください。

酒宴の後の名(迷)局? Vol.2

2009-12-30 22:47:19 | 日記
 昨日の続きです



第3図からの指し手
△8五歩▲5三角成△8四飛▲6三馬△8六歩▲7八金



第3図からさすがに△7二銀と徹底抗戦する気も起きないから
仕方なく角を成らせて勝負するがこれでこちらはかなり忙しく
なった。△8六歩に▲7八金も冷静。代わって▲8五歩には
△同飛がある。

第4図からの指し手
△7五歩▲8五歩△7六歩!



勢い△7五歩と攻め続けるがまたも▲8五歩が冷静。
最初は△8三飛の予定だったが▲7四馬なら△7三飛と
ぶつけてまだ勝負になるも▲5四馬とされたら手順に
7六の地点が厚くなり勝負所を失う。
で、ややヤケクソ気味に△7六歩と飛車を見捨てて勝負
した。

こちらの攻めはかなり細く見えるが玉型の違いを主張する
にはこれしかないと思った。

さて、激戦は続く...

酒宴の後の名(迷)局? Vol.1

2009-12-29 19:26:34 | 日記
 昨日は榊原温泉「白雲荘」にて三重県内の将棋(酒?麻雀?)
好きが集まり宴席から将棋・麻雀タイムまで楽しいひとときを過ご
してきました。

 三重県の将棋界は大まかに北勢(四日市市中心)中勢(津市中心)
南勢(伊勢市中心)伊賀(伊賀市中心)と分かれており南勢の将棋
好きは意外とグループでの宴席というのはありませんでした。

 今回は中勢地区のメンバーが音頭を取っていただいてその会に
南勢地区のメンバーが参加させていただきました。こういう地区
を越えての交流というのも初めてでした。

 普段、大会では対戦したり顔合わせしているのですが、大会だと
どうしても勝負かかったピリピリしたムードもあるので、こうして
無礼講でお酒交じりのリラックスした会をやっていただき本当に楽
しかったです。幹事の今井さん、ありがとうございました。

 ちなみに僕はその日に車で帰らなくてはならなかったのでお酒は
飲めませんでした(スイマセン)来年はぜひ伊勢で開催してお酒で
リベンジしたいと思います。

 さて、宴席の後ミニ将棋大会を開催。約半数が酒も入りハイテン
ションな空気の中(井口氏はグテングテンでした)堀氏(ほどよい
酒量)との決勝戦。

▲堀 △河村
初手から
▲7六歩 △8四歩 ▲5六歩 △8五歩 ▲7七角 △5四歩 ▲8八飛 △4二玉



 ▲7六歩△8四歩▲5六歩スタートで5筋の位を許さないと
先手向かい飛車の変化も出てくる。少し前に鈴木八段が得意と
している指し方で島ノートにも詳しく載っている。

 ここからの堀氏の指し方にはうならされた。

第1図からの指し手
 ▲6八銀 △3二玉 ▲8六歩



 ▲6八銀と王手飛車の筋を消されたのでこちらも△3二玉と
寄りこれで急戦で潰される変化はなくなったなと思いきや、こ
こで▲8六歩の仕掛けには驚いた。
 こちらとしては飛車にヒモがついているので難なく対応でき
るかと思いきや...これがなかなか容易ではない。

第2図からの指し手
 △8六同歩 ▲同角 △3四歩 ▲7七桂 △7四歩 ▲8四歩



 こちらも△3四歩から△7四歩と妥協なく指す。ちなみに
△7四歩を怠ると▲8三歩から▲7五角で先手の形がよくな
ると判断。最終手では▲8三歩を予想していてそれなら△5二飛
で先手の攻めの継続は難しいだろうと思っていたら...

 そこへ▲8四歩が飛んできた。当然とはいえこれが好手で
再び小考に沈む。飛車の素抜きと単に▲5三角成とされる両
狙いがあってすでに後手不利?

 以降は次回になるが、この将棋でさらに驚いたのがこの手順は
堀氏にとって研究手順でもなんでもなく思いつきで指していたこ
と。ただ、この変化は後で考えても有効な対策は思いつかない。
自分に酒が入っていたら速攻で潰されていただろう。この▲6八銀
~▲8六歩はプロでも盲点の仕掛けかもしれない。

 この将棋、最後は面白い結末となります。お楽しみに~

あゆみリーグ戦から(飛車落ち)

2009-12-21 20:57:36 | 日記
 またまたあゆみリーグ戦から

 相手は初段の橋本さんと。たまにレーティング(平手)でも顔を
合わせるがここのところ苦戦続き。ましてや自分が五段に上がっ
てからは飛車落ちになっており手合いとしてはかなり厳しい。

 ただ、この将棋は仕掛けの段階で橋本さんに誤算があったのか
銀挟みにかかってしまい、銀損。橋本さんが攻勢の再構築をして
いる間にこちらは玉頭に嫌みをつける。



 ここからこちらの一番うまい順になり急転直下の終局となった。

 第1図からの指し手

 ▲5五角△同角▲同金△8七角▲8八玉△6九角成まで
上手の勝ち



 以下は▲同金△8七銀▲9七玉△9五歩まで必至がかかる

 駒落ちの上手としては珍しいトン必至でした。

【後記】最後の△9五歩の局面で▲6一角という最後の突撃も
ある。これを△同玉なら▲4三角から▲7六角成として必至解
除できるが、▲6一角に対して△8二玉と逃げて何事もなし。
 一応ここまで読んで△6九角成を指しました。

あゆみリーグから

2009-12-16 17:50:14 | 日記
 どうも~ またも更新があきました

 さきほど、あゆみリーグを指してきたのでその将棋を紹介します。
相手は小学4年で三段とあゆみ一番の有望株の伊藤蓮矢君。東海研修会
にも在籍しておりプロを目指しています。

 手合いは香落ち。前の月は序盤で非勢になったまま押し切られた
ので今日は慎重に進めた。



 こちらが捌けないかと思われた局面から一手の緩手から飛車が自由に
動く展開となり手ごたえを感じていた。この局面は銀桂交換ながら下手
の金銀がバラバラでここをうまく乗り切ればと思っていたが...

 △3七とか、△2六飛か迷った挙句、選んだのは△3七と。しかし
これが敗着となってしまった。ほぼ一直線の流れで第2図となり一気
に寄せられる。△3七との後、▲2四金△同角▲2二飛に△4六角と
一旦停車しなければならないのが見た目よりつらかった。



 居飛車党の宿命とはいえ、香落ちは振り飛車党よりもハンデが重く
感じる。まあそうも言っていられないので自分らしい振り飛車も模索
することにしよう。