Kengoの将棋 実戦・研究ノート

私、Kengoが普段指している将棋や研究したことなどを書いていきます。

少しがんばります

2012-06-30 20:57:25 | 日記
いきなり題名についてですが、将棋そのものをがんばるのではなくて...

以前はこのブログのアクセス順位が非表示だったので特に気にはして
いなかったのですが、今日よく見てみたら

順位: 18,247位 / 1,733,980ブログ中

となっていました。これだけたくさんあるブログから毎日ほぼ100人ほどの
訪問者があることに感謝します。

というわけで前回よりは更新間隔を詰めて前から自分自身が気になっている
手を公開します。

今、流行りの石田流の出だしから

ここで相振り志向なら△5四歩や△4四歩、△3五歩、△1四歩なんて手まで最近
出てきましたが、自分はここで△3二飛を連採しています。

意味は戸辺本に出ているような相高美濃を目指すなら後手だけ△3五歩の一手を
省略できるので逆に先攻しやすい展開になるのではと。
極端な例ですが下図がその一例。

ちなみに4手目△3二飛に対し▲2二角成△同銀▲6五角なら△5四角と打ち返します。
以下、角を成りあった局面は後手ばかり何手も指している勘定になるので先手として
はとても指す気がしないと思います。

ずっと前に確か斎田晴子女流プロが4手目△3二飛と指したのを覚えていてその将棋は
途中で△3五歩と突いたためよくある相三間飛車になったのですが、△3五歩保留を
生かす戦い方もあるのではと思ったのがきっかけです。

実はこの4手目△3二飛は負けた覚えがありません。
でもこういうのに限って痛いところで負けるんだよな。

まあ3手目▲7五歩に悩まされている人の参考になれば幸いです。

この将棋、2回目

2012-06-25 23:29:08 | 日記
ちょっと前に倶楽部24で指してたら下の局面になりました。

これは横歩模様の出だしから後手が△3二金と上がらずに△8六歩と先に突き、
先手が同様に▲2四歩と行って起こる局面。
どんな本にも書いていないいわばハメ手レベルだが、この手に出くわしたのが自分自身
これが2回目だった。

1回目はここで▲2一飛成と指し以下△8八飛成▲同金△同角成以下、こちらの対応が
悪いこともあり詰みまで研究しているような意気揚々としたオッチャンの指し回しに
完敗した。

尚、これは2010月5月号将棋世界、続・イメージと読みの将棋観に載っていて△8八同角成以下
▲8二歩△2二馬▲同竜△同銀▲8一歩成

でさすがに先手よしと谷川九段は解説している。

渡辺竜王はここからさらに△8八飛▲7七角△8九飛成▲6九桂△7八金▲2二角成△6九竜
▲4八玉

で先手勝ちと詳しく解説している。

さて、実戦。自分もほんのりと▲8二歩の攻め合いで行けるかなと読んでたが
激しい変化は相手の領域ととっさに判断。実は1回目の時もおとなしく指すべき
だったと反省していたので1枚目の図から▲2八飛と引いた。
以下、△2七歩▲5八飛△7六飛▲7七銀△7四飛▲5六歩

この5筋を突いていく構想が好きなのでこの順を選んだ。
以下、長~い将棋を181手で制した。
この出だしでこんな長い将棋を指したのは僕くらいかも(笑)

尚、▲7七銀に対して△2六飛なら▲6五角で先手よしと森内九段(当時)は解説。


また▲7七銀とせずに▲8七角で先手よしと藤井九段は解説している。


なんか忘備録のような日記になりましたが、せっかくここまでしっかり復習したんだから
もう1回この局面にならないかなあ。

ところでみなさんは即決▲2一飛成派ですか?
じっくり▲2八飛派ですか?
コメに記していただければ幸いです。

シーズン前半を終えて

2012-06-18 09:26:56 | 日記
先週のアマ名人戦三重県大会で今年の前半戦が終了しました。

支部名人戦とアマ竜王戦では両方、仲野君に終盤の大逆転負け。
前のアマ名人戦は新鋭・高木君にヒネリ潰されるとどうもまだ
大会で「勝てる!」という気がしません。

序盤から終盤にいたるまでとにかく安定感が以前に比べてなくなって
きていますねえ。

勉強方法も詰将棋の比率が高まってきていますが、もう一度見直すという
ことで週刊将棋や将棋世界の次の一手問題をやってみました。

そしたら級位者用の問題でも手こずることしきり...
例えば下の問題(将棋世界2011年11月号級位コース第3問)


正解は▲7五歩で自分もこの一手と思っていたが△同飛のあとも△同角のあとも
はっきりしないと思ってしまう。

解答を見ると△同飛なら▲7六桂!が好手で角が死ぬ。
△同角なら▲7六飛と寄っておいて(紐つき!)次に▲8六桂を楽しみにする。
後手としてはそこで△5四歩くらいだが▲同馬!△同飛▲7五飛で捌け形。

自分は▲7六桂も▲8六桂も▲5四同馬も全く見えてなかったです。

問題のレベルが上がっているのか自分のレベルが下がっているのか
恐らく両方だと思いますが、やはり定期購読している以上、この手の
問題は毎月ちゃんと解かないといけませんね。