Kengoの将棋 実戦・研究ノート

私、Kengoが普段指している将棋や研究したことなどを書いていきます。

横歩取り△4五角戦法狙い?

2022-12-05 00:05:26 | 日記
みなさん こんにちは
またもすっかり間が空いてしましました
教室や81道場リーグはやっていたのですが自分のための将棋は全然やってなくて…
たまたま数日前に81道場でやったのが面白い将棋だったので紹介します

こちらが後手で横歩取らせにしようと思ったらお相手が▲1六歩と突いた形になった

ここですぐにこちらが横歩を取れば先手が▲6五角戦法にしてくるのが主流で、
するとある変化でこちらが△2五飛と打った手に対して▲1六歩と突いた手を生かして
▲1七桂と跳ねる手があります(これだけでああ、あの変化かとわかった方は定跡通)

なので自分は△5二玉と立ちました

この手は先手が研究通りの横歩取りを避けるのにたまに使われる指し方で
それを後手で指せたら精神的にかなり優位になるのではと(笑)
そしたらお相手も▲5八玉と歩調を合わせてそれならとこちらが横歩を取るとなんと
お相手は▲6五角戦法をやってきた。
ん?それはこちらの玉が4三の地点を守ってるので無効だぞとなり
お相手もそれに気づいたがそこはお相手もさるもので下図になった

わかりやすく飛車の素抜きを狙ってるがここではかなり迷った
AIによると△5四歩がふんわりとした好手のようです(見えねー)

自分は気前よく△8八歩と攻め合い


この局面でかなり考えたが4筋に歩が切れているのにようやく気付き(おい!)
この△4六歩が味のいい手になった


横歩取りは短手数になりますが、いろいろ考えられて楽しいですね

伊勢リーグの一局から

2022-10-22 18:42:32 | 日記
今、81道場を使って月次リーグ戦をしています。
昔、将棋センター歩でやっていた手合い割(駒落ち)のリーグ戦をネット版にしたもので
だいたい毎月10名前後ですが手合い割だけあって実力伯仲の面白い戦いが多いです。

今日は昨日やった対局から
相手は駈(かける)君という小学3年生の子と
手合いは右五枚落ち

明確な攻略法で来ずじりじりとした展開
それでも上手の戦力不足は否めず下手優勢で迎えた下図
ここで下手を持ってどう指しますか?





本譜は自然に▲6二ととしたんですがこれは実は待ち受けたとこで、
△6七歩と叩かれて紛れた



自分なりの正解は歩を取らない▲5三とかと
叩きがないので飛車を成れそうです

でもよく考えたら△5五歩が少し嫌らしいかな…

この記事を読んだ方でリーグ戦やってみたいという方がいればぜひコメント等で
お知らせください

久々に現役奨励会員に勝利

2022-10-08 23:32:35 | 日記
みなさん こんばんは

先日の赤旗名人戦三重県大会は予選二連敗落ち
いやはや何とも情けない結果でしたが、ちょっと集中力がなかったですね
予選の一回戦からトップギアで行くくらいの仕上がりでないといけなかったです

その前日に行われた桑名レーティングでの一局
この日はなぜか調子がよくそれが錯覚になったかもですが…(笑)

ちなみに桑名レーティングには現役奨励会員もよく来てくれているので
こちらとしても励みになります。レベルの高い研究会に来ているような
もんですからね。

相手はK君(奨励会5級)で初対局
レーティングもかなり上位で力は誰もが認めているところだった

後手が私、横歩取り△3三角の立ち上がりから角換えて角打ち直した局面
これは先手としては損だろうと思っていたが…

数手進んで上図、ちょっといろいろフェイントかけて△5四角打たせてから
▲3三角成~▲2一飛成としてきたがさすがにこの強襲は無理と思っていたものの
この局面でどう対処するのかが難しい

そこでソフトの出番
本譜は△3一歩と打ったのだが△4四歩というように△3一歩を打たずに金を守るのが
いいらしい。ちなみに△5四角を打たされてなかったら△1四角がいいらしい。
何もしなければ△2二銀~△3一金がある
なるほどー これは一つ賢くなった

本譜はうまく金銀をかわそうとしたのだがそれが仇となってこのふんどしを
喰らってからはどうも非勢

しかしこの△3五飛が粘りのある手ですぐにはやられないと思った
ここでの最善は▲4六銀でそれで先手よしのようだがちょっと指しにくいですよね

以下、3三銀、1八歩、同香!、2六桂、2七金、3八桂成に
2六金が失着で3三飛~2六角と二枚換えになってこちらが優位に立った

K君としてはやや調子の出ない一局だったかもですが
自分にとっては少し自信になった一局でした
奨励会員とやるのも久しぶりでましてや勝つのはさらに久しぶりでした

この東海のいい環境を利してまだこの歳でもレベルアップしてみようかなと
思えた一日でした。

▲5七銀左急戦vs四間飛車

2022-09-04 22:43:09 | 日記
みなさん こんばんは
さっきアクセスカウンターみたら急激に増えててよかったです
少しずつでも書いていきますね

さて、先ほどの将棋ウォーズでの一局
ノーマル振り飛車に持久戦でなかなか勝てないので久々に急戦に戻してみました
下図は▲5七銀左から▲3五歩△同歩▲4六銀と仕掛けた将棋と説明したら
ここの賢明な読者の方はわかるでしょう(笑)

この△3五銀(珍しい手)と出た局面で二択
①強く▲3四銀成
②ふんわり▲2五飛
さてどちらが正解でしょうか?

本譜は①
以下、△2七歩、▲同飛、△2六歩、▲2八飛、△4九角、▲3八歩、
(ここまでが読み筋で受け切りかと思っていた)
に対して△5八角成、▲同金、△2七金で非勢となった。
単に角切って△2七金を見落とした(おそまつ!)

冷静に見たらどう見ても②▲2五飛の一手だった

△4四角とされるのが気になったが、そこで強く▲3四銀成で指せるようだ。

まだ基本的なところがブレているようでダメですね
9/18の赤旗三重県大会までにしっかり調整します

早石田vs△4五角

2022-09-03 00:12:37 | 日記
先週の日曜日は社団戦に参加してきました
その前の回は個人4連勝だったので今回も全部勝てるかな?と甘い気持ちで臨んだら今回は1勝3敗…
やはり勝負事は甘くないですね
その初戦の対局を紹介します
早石田の出だしから△4二玉と警戒したにも関わらず▲7八飛と来たので挑発?に乗って下図

ここからはほぼ一直線で進む
▲5八玉、△2七角成、▲7四歩、△同歩、▲5五角、△3三桂、▲7四飛、△9二飛、
▲3四飛、△3二金、▲3六歩、△5四歩、▲7七角、△5二飛、▲3五飛
で下図。どうもプロでもある進行らしい。対局中は知らなかったが…

ここで△3四歩としたのがまずかったか?代わる手も難しいが…
以下▲8五飛、△7二銀、▲3五歩、△7三桂、▲7五飛、△7四歩、▲同飛、△6五桂、
▲8六角(王手)、△5一玉、▲3八金、△4五馬に▲7七桂が好手
(▲3四歩、△同馬を利かしてからのほうが効果大だったが)でどうも悪いようだ

その後も一手だけチャンスが来たがそれを逃して最後はボロ負け

後からいろいろ記事を読んだりしましたがどうも▲7八飛にすぐ角交換しての△4五角は
後手難局っぽいですね
無難なのは▲7八飛に△6二銀ですか…

ここで▲4八玉には角交換して△4五角がある
なので角道開けたままにしたい時は▲6八金の一手が必要、もしくはそれが不満なら▲6六歩と止める
中途半端な知識のままで飛び込んではいけない変化に入ってしまった一局でした

【参考】suimonの将棋上達ブログ
先手番石田流の戦い【早石田対△4五角】
https://suimon-shogi.com/sente-ishida/