HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ワレモコウ(吾亦紅 吾木香)

2017-09-16 | 秋 赤・桃色系

道路と明石川浄水場との間の法面に幾つかの花壇が作られていたけれど
その幾つかは手入れされないままに放置されて雑草が生い茂っている。
それでもワレモコウとオミナエシが咲き続けている。
キキョウもナデシコも咲いている。

手入れされていない場所だから野辺の風景なのだけれど
いくら群れていたとしても
この花を見ても秋の風情など全く感じない。


▲ ワレモコウ、名前に惹かれる…、秋を感じる…、人それぞれ。
一つ一つの花は上から順に咲き、花殻が残って穂が揺れる。
トンボが止まっていると、秋ですねぇ~となる。


▲ 渋好みの方には和風の花に見えるそうだ。
花びらは退化して、暗紫紅色に見える部分は萼、開き始めの萼は白っぽい。


▲ 上から下へ咲いてゆく「有限花序」、あと数個でお終い。





▲ 一つ一つが花、開くまでの間は苞葉が目立つ。

▲ 4枚の萼片、中央に目立つ稜があり開き初めは白、やがて赤紫。
おしべの葯は黒、開くと黄橙。中央にめしべ、柱頭は赤紫。


ワレモコウ(吾亦紅 吾木香)
 バラ科ワレモコウ属 Sanguisorba officinalis
(2017.09.15 大道町)
--------------------------------------------------------------
  ワレモコウ カライトソウ ハッポウワレモコウ ナガボノシロワレモコウ オランダワレモコウ 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素敵ですね。 (こいも)
2017-09-17 00:28:12
林の子さん
と~っても素敵なワレモコウですね。
このように撮れたらどんなに良いかといつも思っています。
上から下に咲くのですね。
白っぽい開きはじめの萼…初めて見ました。
4枚の萼片、雄しべの葯、中央に雌しべ、柱頭は赤紫。。。
いっぺん手に取ってみたくなりました。
小さくて細かくて・・・
でもハッキリクッキリ~良くわかります。
ありがとうございます・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・



返信する
遠目に秋。 (林の子)
2017-09-17 11:34:51
幾つもの「秋」がある様です。
近寄って一つの花だけを見るよりも、広々とした草原で見る秋の方が良いですよね…と言われました。
そうだと思うのですが、花の中を見たいときにはこんな画像になってしまいます。
だから秋の花…にはならないですね。

近視眼的な見方ばかりしていないで広い場所で思いっきり…と言われたりもします。
カメラ持たなければたぶん、こんな画像など撮らずに、草原の先に見える山を歩きたくなるのが秋なのでしょう。
返信する

コメントを投稿