HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

イチョウ

2014-11-24 | 春 樹木 果実・葉

銀杏を拾って雄・雌を確認する。
もう殆ど種子は落ちていない。








(2014.11.21 須磨離宮公園


イチョウの葉は、緑から黄色にはなるけれど、

橙色にも赤にもならない。
「紅葉」のメカニズム解説には、幾つものむずかしい専門用語が登場する。
クロロフィル、カロチノイド、アントシアニン、フロバフェン…。

元は緑色と黄色の色素しか持たない葉が、落葉前に基部に離層が出来ることで
光合成で出来た糖が茎に移れなくなった結果、葉に糖が溜まって、
クロロフィルの分解で緑が失せる事によってアントシアニンやフロバフェンなどの色素が目立つようになる。

そんな説明は、公孫樹には必要ない。
単純に、元々葉に含まれていた緑の色素・クロロフィルが崩れて、
元々葉に含まれていた黄色の色素・カロチノイドが目立ってきただけだから。










イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹) イチョウ科イチョウ属 Ginkgo biloba
(2014.11.18 森林植物園

【イチョウの実は種である】
イチョウは裸子植物、と言うことは種子が心皮に覆われていないと言うこと。
固い殻の部分は中種皮、薄い渋皮は内種皮、食べている部分は胚乳と胚に当たる訳で
「銀杏」は胚珠が大きくなったもの、つまりは種子ということになる。
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緑葉の頃



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