イチョウ
銀杏が今年もたわわ。
公孫樹の実が出来ている…の表現は間違いだそうだ。
外側にある黄橙色の皮部分は樹から落ちると異臭を放つ。
外種皮(ガイシュヒ)と呼ばれ、その中にある白い殻が内種皮。
俗にギンナンと呼ばれている翡翠色とも形容される部分を包んでいる。
銀杏は当然ながら雌株にしかできないのだけれど、種子には雄と雌が存在する。
区別は細長いのが雄、雌は丸みがあって三面体などと説明されている。
銀杏を拾い集めて調べてみると良いのだけれど、あの臭いがねぇ~と二の足を踏む。
(2014.09.23 須磨離宮公園)
☆
冬芽を撮った。
やっと若葉が出て来た。
花はまだ咲かない。
のんびり構えていると、いつの間にか葉が繁って花が見えなくなる。
今年はどうだろうか。
イチョウは、「公孫樹」とも書く。
「公」は祖父の尊称。
祖父がタネをまいても、 実がなるのは 孫の代になるから。
葉の形から「鴨脚樹」とも説明されている。
イチョウ(銀杏、公孫樹、鴨脚樹) イチョウ科イチョウ属 Ginkgo biloba
(2014.04.17 林)
☆
【イチョウの実は種である】
イチョウは裸子植物、と言うことは種子が心皮に覆われていないと言うこと。
固い殻の部分は中種皮、薄い渋皮は内種皮、食べている部分は胚乳と胚に当たる訳で
「銀杏」は胚珠が大きくなったもの、つまりは種子ということになる。
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冬芽 春のイチョウ 秋のイチョウ
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