HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩)

2017-11-14 | 草 果実・種子

それからまたひとつきが過ぎた。
河川敷はもう枯れ野に近くなっている。








(2017.11.10 明石川)

それからもうひとつきが過ぎた。












▲ シマスズメノヒエにも果実。



(2017.10.09 茶園場町)


二週間前、ミズタマソウを撮りたくて出掛けた新林で

ヌスビトハギを撮った時には、ポツリポツリだったけれど
河川敷ではもう果実ばかりの枝が幾つも。

毎年探す「綴化」も数本。
まだ果実が衣服にひっつく事はない。




▲ まだまだ花を咲かせいてるハクチョウソウを押しやる勢いで広がり始めた。





▲ 茎の上部には葉は余り付かない。


















【綴化 てっか】帯化(たいか、Fasciation)、
石化とも呼ばれ特に多肉植物栽培では「珍重」される事がある。
農作物で多くの事例が報告されているし、身近な雑草類でも時に見かける。

本来「点」となる生長点が「線」状に変化したもの。
その結果、生長の軌跡である茎は、棒状ではなく幅広の帯状になる現象。
原因は諸説、成長点への刺激は昆虫なども一因だろうし、
病原菌や植物体そのものの異状もあるかも知れない。

いずれにしてもこの河川敷では毎年見られるので一時的なものとも考えにくい。












▲ 途中から正常な茎も出ている。



▲ 幾つもの「茎」が帯状になって育っている為に
幾つもの花序がバラバラに出ている。

アレチヌスビトハギ(荒地盗人萩) マメ科ヌスビトハギ属 Desmodium paniculatum
(2017.09.13 明石川)
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アレチヌスビトハギ  ヌスビトハギ


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2 コメント

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アレチヌスビトハギ (こいも)
2017-10-17 00:04:33
林の子さん
アレチヌスビトハギって見たことなです。
お花の雰囲気がヌスビトハギとは違いますね。
果実にのメガネも三つも四つも繋がってユニークですね。
茎が幅広の帯状になっているのですね~~~
初めて見ました。
いくつもの花序がいっぱい出ていますね。
とても賑やかで豪快な感じがしました。
遊園地やプールのなが~い滑り台がうかんで来ました。
ありがとうございました。
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花も果実も豪勢。 (林の子)
2017-10-17 00:31:30
とにかく河川敷や公園のあちこちにこの花が咲くと、後がとにかく厄介。
犬の散歩をさせている方など、そばに近寄らないように歩いていても
いつの間にかひっついているようで困り顔です。
「綴化」はさほど珍しいものではなく普通に出て来るようです。
ご覧になっていないそうですが、こちらでは嫌になるほどの広がりなのに
と不思議な思いがします。
全国区ではないのでしょうか。
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