HAYASHI-NO-KO

雑草三昧、時々独り言

コセンダングサ2

2011-10-20 | 秋 白色系

コセンダングサは舌状花がない。
コシロノセンダングサは、はっきりとした舌状花がある。
その中間型は、アイノコセンダングサと名付けられている。

センダングサを見かけたのは九月の森林だけ
アメリカセンダングサは孤高を守って畦道に咲いている。
野原にはこのコセンダングサ三種のいずれかが咲き始める。

コセンダングサの基本種は舌状花を欠く。
 
(2011.10.16 玉津



 


コセンダングサ


アイノコセンダングサ



 

 

 

 




(2011.10.17 大道町・貴崎町
今年のコセンダングサ1 去年のコセンダングサたち

【コセンダングサ三種の区別】
舌状花の有無をどの程度で区別するかがかなり面倒になる。
この程度の白は、アイノコセンダングサには含めないのだろう…と思いつつ、
以前から、面倒な区別をするよりも舌状花の有無程度で済ませたい…、
その思いが最近は強くなっている。
ただ、コセンダングサとコシロノセンダングサの交雑と認知されている
アイノコセンダングサはやはり区別すべきなのだろう。

以前、木場のハイアワユキセンダングサ、タチアワユキセンダングサの区別で書いた思いとは少し状況は違う。
次々と別称・新称が登場するのは雑草・帰化植物の世界の奥の深さだと思うし、
的確な目を持ち、根拠を明確に示された説には従うべきだと思っている。
しかし、幾つもの説や書き込みをそのまま信ずるには余りに情報が錯綜しすぎている。
いつも感じてしまうネットの功罪が余計な混乱に輪をかけ続けている。
調べた結果自信が無いのだけれど…という断りがあればまだ救われる。
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2 コメント

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ありがとうございました (とんちゃん)
2011-10-22 09:10:26
何年経っても相変わらず難解なセンダングサです!
木場で見ているだけでもややこしかったです。
実際に目で見ても分かりにくい上にまして名前はどうなのかということになるとまったく処置なし
葉はどうなのかとよく見てきました。
舌状花のあるなしでもほとんどが3~5枚でした。
上では3枚 茎の下のほうでは5枚
上のほうでも5枚というのもありました。と素人ではこの程度です。
はっきりした区別は「こうです」ということになっても自分で見たものとの区別ができるかどうか・・・永遠に分からないような気がします。
それでも少しずつ理解能力が備わりますようにと願うことにします。
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専門家のご意見さえ諸説… (林の子)
2011-10-22 10:33:46
とんちゃん、おはようございます。

ブログページに追加で書かせて頂きました。
専門家の間での議論や、幾つかのブログ情報は多くの実物を検証した結果報告…と思います。
ただ、その検証結果が混乱しているようでは、それを参考にする人間にはどうしようも無い、
いつもネット上で展開されている諸説と本来の学問レベルとの乖離が気になりますね。
植物の世界でもDNAレベルでの分類体系への移行が進みつつあるようですから、
いずれは現行の図鑑類が殆ど書き換えられる時代になる気がします。
ですから「趣味、或いは好きでやっている範囲」からは余りはみ出さないようにして、
私はこうだと思います…程度にしていようと思いますね。
よく、根生葉だの茎葉だのを持ち出す方もいるのですが、植物の成長過程での最終形が花、それも結局は葉の変じたもの…と理解すると、
花の違い以上に葉の違いは変化が大きいものです。
まして、形態的な分類手法は植物界では薄れつつある時代、
一部分の事だけで余り深入りしないように心掛けたいと思いますが、いががでしょう?
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