年々貧相になる一方の明石公園のサルココッカ。
何株かが植えられていたのだけれど、全く目立たなくなってしまっている。
それでも残った僅かばかりの枝に健気に花を咲かせている。
毎年、この花が咲くと花との関わりのきっかけになった田住を思い出し、
そこから繋がるこの10年の幾つもの出来事を思う。
雄花の蕾、花弁は無いが外側が薄緑、内側は少し薄桃色がかっている。
時折、柱頭が3裂した雌しべも見える。 (下に参考画像あり)
サルココッカは雌雄同株だが、雌雄異花。
雄花には太目の花糸が4個、その下に雌花、柱頭は普通2裂する。
サルココッカ ツゲ科サルココッカ属 Sarcococca confusa
スイートボックス(sweet box)の別名。
開花の頃にはかなり強く甘く香る。
(2015.02.14 明石公園)
☆
雌雄異花、雌花は雌しべ、雄花は雄しべだけで花弁は無い。
雌しべの柱頭は普通2裂だが、時に3裂のものも混じる。
2裂が普通だけれど、柱頭が3裂した雌花の果実には
痕がはっきりと3つ残っている。
-------------------------------------------------------------
秋の果実
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます