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夏の伊吹以来のメンバーと、阿瀬渓谷を三時間ほど歩いた。
回遊路をぐるりと一周する予定だったけれど、
昼食のうどん作りや滑りやすい枯葉道で、かなりの時間ロスがあったために、
途中で同じ道を戻ることになった。
幾つかの滝には、水不足の夏の影響は余りなかったけれど、
少し紅葉の季節には早すぎたようだ。
足下には、思いがけず夏の名残の花たちと、秋の花が混在していた。
花を撮りに出掛けた訳では無かったし、渓谷歩きで陽射しは無かったから、
休憩した場所の周辺で撮ったものしかない。
セツブンソウの青垣より少し北、
花を撮るだけの目的で出掛けても充分に堪能出来る場所だ。
京都では何度も撮ったけれど、自生のこの花は初めて撮った。
やはり野に置け…だ、と思える風情で咲いていた。
クロバナヒキオコシ シソ科ヤマハッカ属 Plectranthus trichocarpus(=Rabdosia trichocarpa)
サンインヒキオコシ シソ科ヤマハッカ属 Rabdosia shikokiana var. occidentalis ヤマハッカにも似ているけれど、上唇の紋様が見えない。
今回のメンバーの内、五人が一緒だった三年前の岡山・粟倉で撮ったものは、かなり薄い紫だった。
アキチョウジ シソ科ヤマハッカ属 Plectranthus longitubs
セキヤノアキチョウジと比べると、花柄は短く違った雰囲気になる。
㊧ ミゾソバ タデ科タデ属 (イヌタデ属) Polygonum thunbergii(= Persicaria thunbergii)
㊨ ヒカゲミゾソバ Polygonum thunbergii var. coreana
(=Persicaria thunbergii var. coreana)
㊧ オオユウガギク キク科ヨメナ属 Kalimeris incisa
㊨ シロヨメナ キク科シオン属 Aster leiophyllus(=Aster ageratoides var. harae form. leucanthus)
㊧ コバノフユイチゴ(マルバフユイチゴ) バラ科キイチゴ属 Rubus pectinellus
フユイチゴより早く果実が出来ている。
㊨ ヘビイチゴも多く出来ていた。そのせいでは無いけれど、このジムグリの幼蛇を何度も見かけた。
ヒヨドリジョウコ ナス科ナス属 Solanum lyratum
今年は花を見ていないから、撮ってもいない。
ゲンノショウコとミコシグサ
同じものだけれど、見事に変身しているので名前を変えて呼びたくなる。
㊧ ウシハコベ ナデシコ科ウシハコベ属 Myosoton aquaticum
久し振りに撮った気がする。雌しべの花柱は五裂。葉もかなりの大きさ。
㊨ イヌトウバナ シソ科 トウバナ属 Clinopodium micranthum
ヤマトウバナとは違って、茎頂以外にも花はついている。トウバナとは似ているが、下唇裂片がかなり大きい。
ミズタビラコ(水田平子) ムラサキ科キュウリグサ属
Trigonotis brevipes
水辺に咲くタビラコ、タビラコは、キュウリグサの別名。
まさしく!!、水辺に咲くキュウリグサ。
(2010.10.23 豊岡・阿瀬渓谷)
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見たいと思っていた花が色々アップされているのでうれしくなりました。
今日は出かけるので午後からゆっくり見ることにします。
阿瀬渓谷は、歩く目的で出掛けたので花は休憩した折にその近辺で撮っただけです。
山を歩くときは、やはり歩くことに専念しないといけない…と、
今でもそう思っています。
花を撮りながら、同行の方たちを待たせたり、一人遅れて歩く…と言うのは、
事故が起こった時の単独行動が議論されるときに、いつも問題になる点です。
この程度の場所で、そんな危険は無い…と言う方が最近は多すぎます。
花を撮るのなら、その目的だけのしておかないといけないと…。
ですから、花を楽しみにされる方には不満足なものになっていると思います。