薬樹園の中にはまだ梅が咲いている。
このシナミザクラもチラホラだけれど咲いていた。
(2017.03.27 森林植物園)
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国内で生産されるさくらんぼは、セイヨウミザクラ(Prunus avium)が基本種。
花弁の先端が丸く、殆どの園芸種は結実の為に他花が必要と言われている。
シナミザクラは、カラミザクラ(Prunus pseudocerasus)の別名。
雄しべの長さが特徴的だ。
京都植物園では、カラミザクラ(Prunus pauciflora)表記になっている。
葉の展開前に花が咲き、花弁の先端が凹んでいる。
おしべは長い、めしべの花柱はかなり太さが目立つ。
蕾の頃には薄桃色が目立つけれど、開花すると白。
作り物の桜とは違って、鑑賞用としては物足りない色合い、一斉には咲かず花期は長い。
シナミザクラ(支那実桜)バラ科サクラ属 Cerasus pseudocerasus(=Prunus pauciflora)
カラミザクラ(唐実桜)、チュウゴクミザクラ(中国実桜)、ダンチサクランボ(暖地桜桃)
「実桜」、つまりはサクランボが出来るけれど立派な実は出来ないし、酸味が強い。
(2017.03.16 田町)
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京都のシナミザクラ 去年のシナミザクラ
玉津のシナミザクラ
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