HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

カラスノエンドウの白花種

2014-04-14 | 春 白色系

三年前、別ブログに突然の思いつきで
「今日の一枚」なるタイトルの記事を書き始めたことがある。

結局は、シリキレトンボで終わってしまったから
突然の思いつきと言うのはやはり良くない。
その時の記事の幾つかを再掲する。

今日の一枚 カラスノエンドウ白花種
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カラスノエンドウの白花、三年前に撮った場所。
去年は撮らなかった。
時期が違っていたのだろう。
何ヶ所にも広がっている。
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2011.04.16

今日の一枚 森林のアケビ

 アケビ
いつの間にか新緑の季節。
山には桜が残り、緑が微妙なグラデーション。
ツツジも彩りを添える。
何度となく繰り返される天変地異や災害にも人はそれぞれの場所で生きている。
自然の中では小さい存在だし、
その自然に向き合って生きるしかないものだと思う。
人災が重なることもあるのだろうけれど、それさえもさだめなのだと…。

今日は久し振りの爽やかな風に誘われて、森林に上がった。
この季節には初めてのことではないのだけれど、
アケビが三種類ともに花をつけているのを撮ったのは初めてのことだ。
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ミツバアケビ
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ゴヨウアケビ
2011.04.30

今日の一枚 ノミノツヅリ
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ノミノツヅリとノミノフスマ、蚤の綴りと蚤の衾。
小さな…の意味で、蚤。
ツヅリは質素な着物、フスマは夜具。
ヒナツヅリとヒナフスマでも良かったかもしれない。
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2011.04.28

今日の一枚 カスマグサ
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良いんじゃないかなぁ~、
雑草と言う名の植物はない…と誰かが言った。
けれど、誰もが雑草と一括りにして、庭に広がると抜き取るし、
公園などでも花壇の周りはきれいに整備される。
草刈りの対象になるし、嫌われるから雑草と呼ぶ。
それで良いんじゃないかなぁ~。
きれいな花なのに雑草と呼ぶのはかわいそう、
花壇の草を抜き取る時は心を痛める…なんて言うのは止しにしようよ。
雑草はそのまま野原で自然に群れているのだし、
もともとそこに広がっていた筈だから、庭にも広がる。
それぞれに名前もついているし、ただの草と見えても花も咲かせる。
だから、雑草という名の植物はない…のだと思う。

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2011.04.26

今日の一枚 ノヂシャ
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ノヂシャは、野萵苣。
畑に植えられていた…そうだけれど、
今は野の花。
少し湿り気のある場所に群れている。
稲荷廓の石垣の下、ヒメオドリコソウと一緒に群れている。
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2011.04.22

今日の一枚 スミレ畑
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撮った花の名前を調べている時に、幾つかのブログを拝見する事がある。
撮影した場所を仔細に書かれたサイトが多いのだけれど、
時には、撮影場所を秘しておきます…と言う記述にも出会う。
その多くの理由は、「盗掘被害を恐れる為」「自宅の所在を知られたくない為」だ。
稀少植物は厳重に保護された場所と、自然に育つ場所があるように、
野の花、雑草類は囲いまでされた場所と、無造作に踏みつけられるような場所の、
いずれにも同じように咲いている。
どこまで保護すべきなのか、人間のモラルに訴える限界は、とうに越えている。

このスミレ畑は、たぶん誰にも知られた場所。
ここに入って「盗掘」する人はいないだろうけれど…。
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今日の一枚 ウサギアオイ
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松江の海岸でハマダイコンを撮る。
思いがけず、ウサギアオイが広がっている。
海を見下ろす崖の上を走る道路沿いにも広がっている。
それぞれに別の名前をつけていたりしているけれど、種子の特徴は結局のところ同じもの。
ここで見ているものはウサギアオイで良いのだろう。
種子が出来るまではわからないものが幾つもある。
それがまた、雑草類の複雑さやおもしろさにも繋がっていたりする。
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今日の一枚 ハマダイコン
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今は砂浜がなくなった港の中に、それでも少しは残っている空き地。
殆ど使われることのなくなった船を引き上げるためのウインチが錆び付いたままになってる。
その横でハマダイコンが昔のままに咲いている。
拡張された岸壁に係留されている漁船の先には
昔のままに淡路島が霞んでいる。
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港の外、貴崎の浜には少しずつ砂浜が戻っている。
かつては波が洗っていた場所にも砂浜が広がっている。
砂浜の先には、昔のままに淡路島が霞んでいる。
今日の一枚 アツミゲシ
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今年もしっかり咲いている。
明るい空を見上げて、零れた種子が全部花開いたように…
毎年5月に喧伝される(?)、「植えてはダメなケシ」キャンペーンは
今年も展開されるのだろう。
そうか、これは植えたものではない。
勝手に育っているのだから、誰の責任でもないのだ。
今日の一枚 スズメノエンドウ・カスマグサ
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カラスノエンドウの白花を撮りに出掛けた場所で、
スズメノエンドウとカスマグサが満開。
小さい上に、葉が茂っていて撮りにくいことこの上ない。

それでも、最初に撮った海老名のタンボよりは風も無く…
春の野辺では、周りの草むらに紛れる前に撮らないといけない。P2250758
今日の一枚 ウスベニツメクサ
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神社の鳥居の横にヒメスミレがズラリ。
零れた種子が水に流されて…途中で根付いた。
あちこちに広がっているのではなく、玉垣や塀の僅かな隙間に咲いている。
蟻によって運ばれたもの種子も幾つもあるのだろう。

撮り歩いていたら、思いがけずウスベニツメクサが一輪。
今日の一枚 ヒメウズ
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小さくて茎が細くて風に揺れて撮りにくい花。
そう思うけれど、地面に座り込んで風待ちしていると止まる時もある。
風が無くてもかすかに揺れているように感じる。
高校時代、公園を抜けての下校時にちょうど目の高さにあった石垣の上に咲いていた。
種子を自宅に播いたから、何十年も経っているのに毎年出て来る。

公園を抜けて一緒に帰った友らの多くとは、5月に5年ぶりの再開をすることになっている。
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今日の一枚 ヒメオドリコソウ白花種2099
ヒメウズを撮りに出掛けた。
去年、そこでヒメオドリコソウの白花を見つけた。
やはり今年も同じ場所に咲いていた。
この場所が整備されない限り、この場所に毎年咲くだろう。
フジバカマを植栽している事が気がかりだけれど、
去年より少し広がっている。
赤紫も同じ場所に広がっている。
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今日の一枚 オオツメクサ
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ヒメウズが開いているだろうと、自転車を走らせる。
公園までの経路は幾つもあるのだけれど、
今日は中学校の北を通って行った。
そこで途中下車、オオツメクサを最初に見つけた場所だ。
ひと頃よりは少なくなった気もするけれど、
中学校時代にサクラ並木があった場所は、海からの風が通り抜ける。
そこに点々とオオツメクサ、何年も前から咲いていたのだろう。
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今日の一枚 ヒメスミレ
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道路を隔てて、西側は若宮神社。
地元では、毘沙門さんと呼ぶ。
いつも誰かの声が聞こえるくらいに近い場所に住んでいる。
その神社の玉垣は震災の折のダメージを残しているし、
道路との間は舗装し直されたけれど隙間が残っている。
その隙間にヒメスミレ。
草丈は10センチに満たない。
花も1センチ足らず、玉垣との間の僅かばかりの土に根を下ろし、
今年もしっかりと花を咲かせている。
ど根性なんとか…と、必ず形容される図だけれど、野の花はみんな野生の強さを持っている。
だから、田んぼの中でも同じ姿で咲いている。
みんな普通に咲いている。
今日の一枚 トキワハゼ白花種
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近くの田んぼの畦に咲く、トキワハゼの白花種。
周囲は普通のトキワハゼ。
農薬の影響とは思えない。

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