ムカゴの確認と、受粉の確認。
ムカゴは長く伸びた葉の基部に出来る…ことは知っているから根元をかき分ける。
ところが伸びた葉の部分にも見える。
別に珍しいことでは無く、小葉の基部と
地面から伸び上がっている葉柄の基部に出来る…と言う事だ。
いつもそうなのだけれど、一つの思い込みだけではいけない。
知らずば見えず。
カラスビシャクの別名はハンゲ。
ハンゲは半夏、この植物が地上に出る頃、ハンゲが生まれる、「半夏生」。
オオハンゲにはムカゴは出来ない。
オニユリ、コオニユリとは逆である。
葉柄の基部に近い部分に出来るムカゴ
長い葉柄を持つ葉、三深裂した小葉の基部に出来たムカゴ
白丸部分の二ヶ所にムカゴがついている。
カラスビシャク(烏柄杓) サトイモ科カラスビシャク属 Pinellia ternata
(2015.05.19 明石公園)
☆
花期の終盤、仏炎苞、付属体は萎れ始めている。
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カラスビシャクのムカゴ
ムカゴのことなんて全然気にもせずにいました。
葉のそばに!!!これを見て更にびっくりです!
そうだったのですね
根元近くの茎ばかりでなくこんなところにも!
まだカラスビシャクで確認はできないのですがそのうちに・・・と思っています。
この間は近縁のもので下のほうを見てみたのですが分かりませんでした。
こういう発見をすると意気が上がります~
前提知識があれば見逃さない…と言う事もあるのでしょうが、やはり自分の目で観ることが大事だと最近思うようになりました。
ブログなどの記述もそれぞれの見方で書かれていることも多いので、参考程度にしながら自分で見ている事を整理することは楽しみを長続きさせる気がします。
まだまだ気がついていないことの方が多いことにも少しずつ気付かされています。
ハンゲの生まれる頃のハンゲショウ・・・
ハンゲとはカラスビシャク…なのですね。
カラスビシャクはまだ見ぬお花です。
ムカゴですか・・・
画像を見ながら「ウンウン」見てみた~い
首を縦に何度もふっている自分がいます。
ありがとうございます。
一度出て来ると、ムカゴで増えるので退治が厄介だと言われます。
マムシグサの小型…と覚えるのですが、全草緑なので草むらでは目立たないし、いつの間にか消えています。
これの別名がハンゲ、だからこの「カラスビシャクが出て来る頃が半夏生」、俳句を読まれる方でさえ、最近ではこの事をご存じない方も増えているそうです。
まぁ、時代と共に幾つかの古事は新しいモノに置き換えられてゆくのだと思いますが寂しいものです。