関西方面からは、米子道を走って溝口から桝水原経由が一般ルート。
大昔は、国鉄・伯耆溝口駅から歩いた。
今でも、正面登山ルートとしてその桝水からの直登は可能だろう。
三十年前、そのルートを下りに使ったのが、私の大山登山の最後になっていた。
殆どの人は桝水原ではなく、米子からのバスで大山寺まで上がって、
そこからの夏山登山道を辿るのが一般的だ。
今回も、その一般ルートだったから、勝手知ったる山の道。
アプローチは樹林帯、1400辺りからは石屑道になる上、殆ど登り一本。
比較的楽な樹林帯の中だけ、カメラを提げて歩いた。
ヤマニガナの黄色もかなり色が濃い。
ぽつりぽつりとヤマキケマンが目に付く。
ツルカノコソウの綿毛は、殆ど散ってしまって花茎の一部に飛び遅れて
残っているだけだ。
ヤマヨメナ、そう思って歩いていたけれど、園芸種のミヤコワスレにも
見える。
登山道のわき道が幾つも左右に分かれているから、森林散策にはもってこいの場所。
ユキノシタが、苔むした石垣に点々と咲いている。
点々とヤマアジサイが目立つようになる頃、傾斜が付き始めて、
いよいよ弥山からの北稜に取り付く。
今日は、花を撮りに来たのではなく、山を歩きに来たのだ、そう言い聞かせて後を追った。
(2007.06.16 大山)
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