新池の「長花柱花」が少しだけ咲いている。
中辻さんにミソハギ解説。
ついでに東門まで下りて二種類。
そうして説明したところで興味が無ければどれもミソハギ。
興味のある人だけが三種類を覚えていれば良い。
自慢話が出来るのは、本物を見て覚えているからですよね…と中辻さん。
▲ 二種類あるおしべ、その長さよりもめしべは長い。 → 長花柱花
▲ 萼片は平開しているから、ヒメミソハギとも違っている。
(2017.08.14 須磨離宮公園)
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いつもは今頃が最盛期のミソハギ。
今年は早々に刈り取られてしまったからかなりお叱りがある。
ハンゲショウだけを刈り取ればよかったのだろうけれど
何故か咲きはじめていたミソハギも半分は刈り取られた。
▲ 青紫の葯を持つ長いおしべの花糸は濃い赤紫、黄色い葯を持つ短いおしべの花糸は薄桃色、
その更に奥にめしべの柱頭がのぞく。→ 短花柱花
▲ 以上が「短花柱花」、めしべは長短二種類あるおしべより短い。
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▲ 長短二種類あるおしべの中間あたりにめしべ。→ 中花柱花
▲ 長いおしべと短いおしべの間にめしべが見えている。
ミソハギ(禊萩) ミソハギ科ミソハギ属 Lythrum anceps
(2017.08.09 須磨離宮公園)
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以下は再掲画像
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▲ エゾミソハギ 葉は茎を抱くように付き、萼片の付属体は直立する。
茎や萼、付属体には毛が多いので区別出来る。
▲ メミソハギ(Lythrum anceps × salicaria)ミソハギとエゾミソハギの交雑種。
葉は茎を抱かないが、エゾミソハギ同様に萼の付属体は直立する。(鯉が窪湿原で撮ったモノ)
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今年のミソハギ
ミソハギのこと・・・
短花柱花のおしべの花糸の素敵なこと~
めしべは長短二種類あるおしべより短い…
中花柱花のめしべは長短二種類あるおしべの中間あたり…
長花柱花のめしべは長短二種類ある雄しべよりも長い…
画像を見ながらうなづいています。
そして文字を見ないで音にすると
中華料理屋さんにいるような気分~~~(*´▽`*)
明日は実家に行ってこの盆花をもらってきます。
間もなくお盆さまですから・・・
早速ですが実家のものはなが~いおしべの長花柱花です。
今日は拙宅の近くにある寺で、この一年に無くなった人たちの施餓鬼会、五月に大往生の母の初盆がすぐそこです。
信心は無いのですが、やはり寺には昔からの記憶が残っています。
ミソハギも余り見ることは無くなってしまった花ですが、お盆の頃には畑の脇などに咲いていた…記憶だけが残っています。
めしべの位置など気にして見るようになった事はごく最近の事ですが。