HAYASHI-NO-KO

北岳と甲斐駒ヶ岳

ロウバイ(ロウバイ・ソシンロウバイ)

2016-02-08 | 【独り言】

今年は梅が咲き始めても臘梅は健在だったようだ。

無惨にも叢生した一本が根元から折れていた。
折られていた…と言う方が正しいかも知れない。
折れた枝が一本、折られたと言う推測はこうだ。

花を咲かせたロウバイが何本か、その折れた枝の周囲にある。
貧相な株だけれど、折れていない何本かには蕾も付いている。
たまたま一人が花を撮りながら後ずさりしていた、まさにその時
残っていた木にぶつかった。
あっ、こういう状況で折れたのだなぁ~と推測した。
間違いなくその衝撃で枝は折れたのだろう。
問題はその直後だった。
あろう事か、その蕾が幾つか付いている枝を折ろうとしている現場を目撃した。
「まだ花が咲く前ですよ、望遠だったらこの木を避けて撮れるでしょ」
『ちょっとこの枝が…』と口ごもったようだけれど、首から下げていた名札を見てもうひと言。
『あっ、園の方ですか…』と、バツの悪そうな体。
「いえいえ、あなたと同じ写真ヤですけど」

バラの頃にもこのような御仁には何度も出会す。
そろそろここの梅園も賑わう時期だ。










(2016.02.08 須磨離宮公園)












上の「ロウバイ」の花弁に比べると、明らかな丸みのある花弁。











時にこのような花が混じって咲いている。
ソシンは素心、混じりっけの無いという意味らしいから、看板倒れになるし
花弁が丸みを帯びたものは「マンゲツロウバイ」ですと言う声も聞こえる。

ロウバイ(蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
 ロウバイ科ロウバイ属 Chimonanthus praecox
トウロウバイ Chimonanthus praecox 'Grandiflora'
(=Chimonanthus praecox var. grandiflorus)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) Chimonanthus praecox f. concolor
(=Chimonanthus praecox f. luteus)

(2016.01.15 須磨離宮公園)
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ロウバイ  ソシンロウバイ



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