ヘリオプシス・ヘリアンソイデス、単にヘリオプシス。
ヘリアンサス、ヘリクリサムなど、類似の学名をもつ種類と混同される。
ヘリアンサスがヒマワリ属の学名、ヘリオプシスはヒマワリモドキ属。
擬きでは売れないから、やはりヘリオプシス。
幾つもの園芸品種が作り出され、売りに出されている。
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去年、キクイモモドキの画像を調べていた折に見つかった。
撮ったままお蔵入りになっている画像は何枚もある。
似た花だったりするのだが、区別出来る肝心の部分がなかったりもしている。
だから、時折この花のように、ひょんなことから見つかる方が多い。
場所が記憶にあれば撮り直しにも足を運べる。
シュッコンヒマワリ ヘリオプシス・ヘリアンソイデス
一年草タイプのヒマワリ(ヘリアンサス)と一緒にされることもあるようだけれど、別種。
ヒメヒマワリ、キクイモモドキなどの別名で呼ばれているから混同されても仕方ない。
シュッコンヒメヒマワリ Heliopsis helianthoides
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【ヘリアンサスとヘリオプシス】
単にヒメヒマワリ、ヘリオプシスなど幾つもの名前が、幾つもの類似の花に付けられている。
宿根ヒメヒマワリと呼ぶのもその類いだと感じる。
和名のヒメヒマワリは、ヘリアンサス・デビリス(Helianthus cucumerifolius =H.debilis)を指す…
という記述もある。
へリアンサス(Helianthus)は、ヒマワリ属と訳されているし、一年草扱いだからなるほどと思う。
この宿根ヒマワリはヘリオプシス、ヒマワリモドキ属と訳されている。
園芸種の場合には、改良された元の名前に園芸種名をつけることが多い。
だから宿根ヒメヒマワリでは、園芸種の一つを特定する事は出来ない。
花卉販売業者のネット販売カタログなどで調べると幾つかがヒットする。
そこで見つけたのは「旭」という名前だった。
キクイモモドキでは売り物にはならないし、こんな姿が野辺に広がる筈もない。
販売されているものには「ヘリオプシス 旭」のタグが下げられているのだろう。
Heliopsis helianthoides var.scabra 'Asahi'
(2014.07.21 貴崎町)
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イヌキクイモ キクイモモドキ 畑のキクイモ
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