『サンシュユは、明るい黄色で枝いっぱい広がるので、
ハルコガネバナと呼ばれています』
他にも枝いっぱい広がる黄色はあるけれど、みんなそう呼ぶと大変だから
サンシュユだけがそう呼ばれている。
民謡『稗搗節』に歌われる…、その花ではないけれど
今でも当たり前の様にこの樹の下では歌われる。
☆
サンシュユ(山茱萸) ミズキ科ミズキ属 Cornus officinalis
(2017.03.18 船上・明石公園)
【サンシュウとサンシュユ】
毎度お馴染み、サンシュユが咲き始めると決まってその黄色の花の下では、
♪ にわのさんしゅうのぉきぃ~いぃ…♪ が始まる。
お一人で口ずさんでいらっしゃるのは微笑ましいけれど
何人かが声を揃えていると吹きだしてしまう。
民謡『稗搗節』の出だしは「さんしゅう」であって、決して「さんしゅゆ」とは歌っていない。
語呂が似ていてややこしすぎる…と、最近では歌詞カードにはわざわざ「山椒」と漢字で書いたりもされる。
そうかも知れないけれど、昔からそう歌われているのだから…と、山茱萸が咲くとやはりこの歌が出て来る。
花の名前と同じで、いちいちそんなことにまで口を挟まなくても、そう思うし
ちょっと調べればわかる事を、そのままにしているのは、誰にも害が及ばないからだ。
ただ植物に関心を持つ人は、民謡が歌われ始めた時代にはまだ山茱萸は日本には無かった…
その程度のことは覚えておかないといけない。
--------------------------------------------------------------
今年の蕾の頃・冬芽 去年、京都のサンシュユ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます