アケビの花は、新しい枝に雄花と雌花がセットで咲く。
いつも不思議に思うのは、かなりの数の雄花・雌花が咲いているのを見かけるのに、
この場所で果実を見たことがない。
花数は多いし、普通の家の二階に匹敵するくらいの高さまで蔓は伸びている。
にもかかわらず…である。
(2011.04.17 林)
アケビもムベも蔓性果樹、アケビは落葉性、雌雄同株だが自家不結合性があり
1株だと結実しないか、完熟前に落果する。
だから別株が必要だし、アケビ(5葉)とミツバアケビ(3葉)だとよく結実する。
ムベは常緑、自家結実性。
☆
こちらは、須磨のハーブコーナーに広がっていたアケビ。
他の植栽に邪魔にならないように移植したが、しっかりと花をつけた。
別株もあるから、時に結実している。
(2011.04.19 須磨)
アケビの小葉は五枚、ゴヨウアケビも五枚。
葉の違いで区別する。
だから、上の画像はゴヨウアケビではなく、アケビ。
(2011.04.20 林)
アケビ(木通、通草) アケビ科 Akebia quinata
アケビの小葉は五枚、シロバナアケビも同じ五枚。
ミツバアケビ(Akebia trifoliata)は三枚、
両者の雑種と言われるゴヨウアケビは五枚。
ゴヨウアケビの葉にはミツバアケビと同じように波状鋸歯があり、全縁のアケビとは区別される。
(2011.04.30 森林)
森林植物園のアケビ
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おはようございます
アケビの花が、こんなに形をしているとは、思いもよりませんでした。
以前、アケビと葉が似ているムベという木があったのですが・・・・花も咲く事もあったのですが、こんなかわいい形をしていたのでしょうか。
実がならなくてツルばかり伸びてるし、始末がつかず切られてしまいました。
アップの写真をみて初めてかわいい形がわかるとは、残念です。たぶん同じような花だったかとおもうのです。
道ばたに咲いている雑草と呼ばれる植物をマクロの写真で見せて貰うようになって、少しすつ植物の見方が、変わってきました。
今、ムベの木ももったいないことをしたと思いました。
アケビの花はまるで、つまみ細工で作ったかんざしのような花ですね。
雑草と呼ばれるものは、特殊な環境には咲かないので、関東でも関西でも見つけられるのですが、
幾つかの種類は生育地域が極端に狭かったりして、見つからないものもありますね。
それでも、遠出した折などに出会うと、旧知に会ったようで感動(?)します。
アケビやムベを庭で育てるには、少し覚悟が必要でしょうね。
毎年伸びる古い蔓の部分を剪定して他の木などに絡みつかないようにしないと、
絡みつかれた樹が弱ってしまうでしょうから。
剪定を繰り返しても強い生命力なのでその部分から次の蔓を伸ばして、
新しい葉腋に花をつけるので、藤棚風につしらえて楽しまれている古い家が、
鎌倉には幾つもありました。
山を背負った町には似合っていたように思います。
果実はアケビに似ているのですが、ムベの花は雄花も雌花も似ていますね。
こんな花がさいていました。↓
http://blog.goo.ne.jp/ken328_1946/e/c1e5d3b42c60ea286b31e4349683ffea