舞子では早くも果実。
(2017.05.02 舞子)
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暮れに冬芽を撮った場所のエノキ。
今度はしっかりと葉の広がりと両性花を撮った。
雄花だけの枝に見えるが、手前のボケている部分が両性花で先端になる。
三個の両性花が密集した状態の枝先。
めしべは1個、柱頭は2裂、おしべ4個で開ききっていない葯も見える。
おしべ4個、めしべ1個からなる両性花。
めしべの花柱は2裂、花粉を受けやすいように白毛に覆われている。
受粉完了した両性花の子房部分、茶色く萎びためしべの花柱だけが残り
直ぐ下にあった花弁、おしべは脱落し始めている。
本年枝の先端部分の両性花、めしべの柱頭は萎びて子房が膨らんでいる。
おしべ、花弁も萎びている。
雄花は本年枝の下の方に咲く。
本年枝、花柄同様に、葉柄も柔らかい毛に包まれている。
若い葉の上部分には鋸歯、生長すると全縁になる。
幼木では鋸歯のある葉が残る。
(2017.04.22 玉津町)
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里桜が咲き始めている公園、旧明石西公園の名称はなくなって
今はがんセンター付属の緑地になっている。
枝先には新しい葉が展開し始めている。
画像左は散ってしまった雄花の花殻。
本年枝の先端部分には両性花、枝の基部には雄花と説明されている。
既に受粉して子房が膨らんだものも混じる。
ところが先端部分の葉腋にも雄花。
ムクエノキの別名を持つ程にエノキと良く似たムクノキとの違いは、
この葉脈で区別するのが手っ取り早い。
エノキの葉脈はハッキリした三脈が特徴で、葉も先端部分が急に尖る形。
展開した本年枝の先端部分には両性花だが、葉腋には雄花も咲いている。
前年枝から伸びた薄緑色の本年枝、冬芽があった場所。
伸びた枝の下部には雄花、先端部に両性花が咲き、果実が出来る。
花粉が残っている雄花が幾つも見える枝先には両性花、葉は展開していない。
雄花は目立たない花被片が4、目立つおしべが4、既に多くは花粉を飛ばしきっている。
エノキ(榎) アサ(←ニレ)科エノキ属 Celtis sinensis var. japonica
APG植物分類体系ではアサ科に移されている。
(2017.04.19 明石西公園)
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エノキの果実 少し甘味はあるが水気が少ないので多くは食べられない。
エノキの冬芽
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秋のエノキ
それを今年は初めて見ることができしかも花が咲いている状態から見てきました。
なんの花?って始めは分からなかったのですが・・・
こちらでも探ってみた結果エノキだとわかりました!
面白いですね 花の付き方も造りも!
冬芽の頃から見ればもっと関心が深まりそうです
森のこびとがいっぱいついて可愛いですね
結局エノキと分かってからもう一度足を運んで細かなところを見てきました。
そんなのんきがたまらない凡人になりきっています。
時間があれば二日続けて同じ場所で同じモノを見ていたりしますから、似たような画像ばかりです。
それでもはいパチリ、はいお次…と言うのが嫌なのでどうしても同じモノばかり。
一度気になるとトコトン…と言う時間は無くなりましたが、足を運べる範囲で走りまわる良さだと思っています。
追い回されることなく暢気が一番身体には良いようです。
二度も三度も・・・なんでもそれ以上に足を運ばれてせっせと観察されているのでしょうね
「再び」なんてまだまだ及びもつかないことでした。
エノキの限ってはどうしてももう一度確かめなくては!そんな思いが強かったです。
ムクノキもよく似ているのですね
新芽の特に葉先の美しさは格別!
表側をよく見る余裕はなかったので次の宿題にします。
水元公園にもエノキは高木であるのですがとても細かなことまでは見えません。
川辺にあって見やすい目の届く範囲ということが幸いでした。
ありがとうございました
どこそこの何々が…などと、競って美しいモノを撮り歩くと言う事には殆ど興味がないので出来るのだと思っています。
限られた時間に自分の好きな事をヤルには、やはり的が幾つものあると中途半端にになります。
浅く広くも良かった時代もあったのですがもうそんなに余裕以て自分の時間を使い切るものでもないな…と感じています。
だから近場に限っておけば天気の良い日に出直せば何度でも確認出来ると。
自分の目線にあるものに限る…と言うのも一つの選択肢だと感じますね。