アカメガシワ、赤芽槲。
果実を食べた鳥が、種子をあちこちに落とす。
だからアカメガシワは、鳥が集まるどんな場所にでも増え続ける。
落とされた種子が水に運ばれて、またそこでも根を下ろす。
葉にある蜜腺に蟻が集まってくるので、愉快なのだけれど、
時には増えすぎて、大きくなりすぎて嫌われる。
雌雄別株、違った形の花が咲く。
雄花序
雌花序
(2010.06.14 鳥羽)
柱頭が色づくと、子房部分もぷっくりと膨らんでいる。
雌花画像3枚追加 (2010.07.19 須磨)
果実画像3枚追加 (2010.08.17 伊川谷町)
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【2010.08 明石周辺1】 【2010.08 明石周辺2】 【2010.08 明石周辺3】 【2010.07 栂池】
今年は雌花をとうとう見逃してしまいました。
昨日臨海公園へ行ったら黒い実ができていたんです。
ずーっと雌木を探していたのにこんなところにあったのかともうすでに来年を目指しています。
雄花はちょこっとだけ写してありました。
目玉模様の葉のことをこちらで知ってからとっても興味を持つようになりました。
木場公園の四ツ目通りから入ってすぐの所に赤い若葉が広がっていました。
背丈は20センチ程度でしたが、葉は以上に赤かったので立ち止まりました。
蟻が葉の上を行ったり来たりしていたのを覚えています。
大樹になるとは知らなかったのですが、明石に戻ってから見つけた時は嬉しかったですね。
どこにでも種子が運ばれて行って、時には側溝の下からも伸びています。
最後に、真っ黒な種子が出来ていると、安心(?)しますね。
畑の脇では増えすぎて、クズ同様「害草」扱いです。
花もついていました。
それで雌花はどんなだったかとこちらを検索しました。
私が見てきたもので間違いなかったです。
柱頭はまだ赤くなっていなかったのでたしか赤い色があったはずと心もとなくなっていたところこちらではっきりしました。
もう少し日数がかかるみたいです。
雄花は雄しべがふさふさ状態
雌花はまだ全体が黄色でした。
目が慣れてくるとあっちこっちにいっぱいあるんですね。
見慣れる、それが一番早道ですね。
図鑑やネット情報だけで花や木を覚えたところで、所詮机の上だけのこと。
実物を見て覚える事で、その何倍もの情報を覚える事になる…と言われました。
だから時にはカメラを構える前に、しっかりと見ておきなさい…と。
カメラを向けるとどうしても「邪念」が出てしまう。
きれいに撮ろうとか、うまく撮ろうとかの気持ちが先立つと、肝心の部分が覚えきれない。
写真として良いか悪いかは、写真撮る人たちに任せば良い…とも言われました。
花や木の特徴を見覚えてから撮ったものは、それなりの撮り方でも、十分にきれいですよ、
絵を描く人たちの感想です。
やはり思い入れを持って撮るのと、ただ写真に残すのとでは、見え方も違うようです。
たぶん、一年前のアカメガシワと違った印象の画像になっていると思います。